私は貴方を憎まず、感謝しています
日本のとある仏教宗派に属する、とあるお坊さんが出した本に、
憎しみで体調が悪い人に対して、まず、嫌な相手の前で自分自身が土下座している想像をし、
「私はあなたを憎みません。私はあなたに感謝しています。」という趣旨を心の中で三回以上、毎日唱えると、次第に体調が回復すると書いてあったのですが、
友人にそのことを話したら、「なんか、逆にいらついてこないかな?」という感想もあったのですが、
これは、ちゃんとした意味のある、自己催眠法なんですよね?
どういう理屈や仕組みで、憎しみが減るのか、どなたかわかる方はいらっしゃいますか?
お坊さんからの回答 3件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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我深く汝等を敬う
迷い人 様 ご質問有難うございます。
「私はあなたを憎みません。私はあなたに感謝しています。」という趣旨の事を説くお坊さんはもしかしたら、法華経系の方でしょうか?推測ですが。
であれば、法華経の常不軽菩薩(じょうふきょうぼさつ)の事を言わんとしているのではないでしょうか?
常不軽菩薩は、出会う人ごとに合掌礼拝(がっしょうらいはい)し、「あなたを尊敬いたします。決して軽んずることはいたしません。あなたは菩薩行をして、仏になられる方だからです」と声に出して礼拝行を行なっていたのです。
経文は『我深敬汝等 不敢軽慢 所以者何 汝等皆行菩薩道 當得作仏』(我深く汝等(なんだち)を敬う 敢えて軽慢(きょうまん)せず 所以(ゆえ)は何(いか)ん 汝等皆菩薩の道を行じて 當(まさ)に作仏(さぶつ)することを得べし)です。
常に人を軽んずることはない、ということで常不軽(じょうふきょう)菩薩と呼ばれたのですが、言われた方は驚いて、馬鹿にされたと思って、常不軽菩薩を罵り石を投げつけたりしたそうですが、常不軽菩薩は、その危害から離れて、腹を立てず、怒らず、上記の言葉を唱えながら礼拝行を続けたそうです。そして常不軽菩薩は、清浄なる心を得て、仏となり、広く法華経を説き、危害を加えた人も含めて沢山の人を成仏せしめたという事です。
これは、お釈迦様がご自身の過去の菩薩行であると説かれております。
三回唱えるとか、イラつく内容とか、催眠とかは、関係ありません。法華経の菩薩行により必ず成仏するという信仰の行いなのです。
誰にでも礼拝するという事は、仏性を持ったものどうしが礼拝していることになります。仏性が仏性に礼拝するのですから、それを意識しておこなえばお互いに仏様があらわれた姿として解ってくるという清浄なる信行なのです。
以上参考までに。合掌礼拝
あなたがその状況なら
やってみれば良いでしょう。
ただ理屈を知りたいだけならば、「私には分かりません。分かった所で何の役に立つのですか?」というのが答えです。
ある病状があったとして、「この薬を飲めば治ります」と言われたりします。あなたがその病状ならば、飲んでみれば薬の正邪が分かるでしょう。けれども、それが「ちゃんとした意味ある方法なのか?」は、あなたがその症状でない限り、知っても意味ない事です。
「ちゃんとした意味のある」か否かをお尋ねのようですが、それは、あなたの体で試してこそ「効果のアルナシ」が分かる事です。「今までの治験では効いた」かどうかより、貴方にとって価値ある方法かどうか、というのが大切なのではありませんか?
あなたがその状況なら
やってみれば良いでしょう。
ただ理屈を知りたいだけならば、「私には分かりません。分かった所で何の役に立つのですか?」というのが答えです。
ある病状があったとして、「この薬を飲めば治ります」と言われたりします。あなたがその病状ならば、飲んでみれば薬の正邪が分かるでしょう。けれども、それが「ちゃんとした意味ある方法なのか?」は、あなたがその症状でない限り、知っても意味ない事です。
「ちゃんとした意味のある」か否かをお尋ねのようですが、それは、あなたの体で試してこそ「効果のアルナシ」が分かる事です。「今までの治験では効いた」かどうかより、貴方にとって価値ある方法かどうか、というのが大切なのではありませんか?
質問者からのお礼
飛騨の臨済宗円空庵禅通寺に入山し、
「人たらし術」という本を出しているお坊さんです。この私の質問内容は、人たらし術のとある部分の内容です。
ご回答、ありがとうございます。