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お参りの仕方について

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有り難し有り難し 16

こんばんは、毎日の生活のヒントにいつもハスノハのお話を参考にさせていただいています。

仏教には縁があまりなかったのですが、311の震災で被災し、お坊さんに親切にしていただき心が救われた事があり身近に感じるようになりました。
近所にお不動尊のお寺がありまして、そこは普段は誰もいないお寺ですが、縁日だけは開いていて、滝があってとても美しく大好きなお寺です。

そのお寺に毎日とはいかないまでも2日に1度はお参りしています。最近娘が精神的に不調をきたしてしまい、快復を願ってお参りしています。願いを込めてお酒を絶ったりしてみたりしています。
ですが、そんな事してみても関係ないような気もするし、娘は元気にならないし、お参りをしたところで、時折果てしなく虚しい事をしているような気がして、お参りをしたってなにも変化しないのかなと、単なる困った時の神頼み的な気がして、どうしようもなく涙が出てきます。
なににどう祈ればいいのかわかりません。
身近にはお坊さんも仏教徒もいません。
どのような気持ちで礼拝すればいいのかご教授いただけませんか。
仏壇には朝夕手を合わせていますがお線香を先祖にあげてるだけのような感じです


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

純粋な祈りは必ず届きます

初めまして、今日は。

心からのお悩みを拝見致しました。物があふれお金さえあれば何でも手に入って見た目は裕福かもしれませんが、人との関わりが薄れていたり現在は様々な社会的の要因によって心が想像以上に苦しみやすい世の中です。

心の病には、絆創膏を貼って傷を治す事が出来ません。目に見えない心・・見えない心だからこそ、本人にしか苦しみがわからなく伝わらない、伝えられないもどかしさなどで難儀されている事と思います。結果をすぐに出す事ではなく、焦らずに、頑張って来たのですから”頑張れ”と言う言葉を決して言わないでください。娘さんは、揺れ動く心のはざまで必死に出口を求めているのです。

宗派、宗教、人種、国境・・祈りには壁も何もなく全てが繋がり一緒だと私は思っております。大切なのは、純粋な祈りなのです。仏さまは見返りが嫌いです。

これだけ祈ったのだから、絶対にご利益がある・・と言う心でなく、自分が!の”我”を捨て去り、周りの方の為に手を合わせて下さい。ご先祖様も一緒です。こうだからお願いします!!と言って祈ると・・ご先祖様もお願い事だけでお腹がいっぱいになってしまうのです。見返りのない、純粋な祈りが大切なのです。お仏壇はこの世とあの世の電話と一緒です。純粋に祈れば・・その祈る姿の側にスッと来て、祈る姿を見て微笑んで応えてくれます。

時が留まらないのと一緒です。その苦しみも動き出します。善きことを願い行動すれば・・必ず開けて来ます。人生はたった一度です。昨日でも、明日でもない、この瞬間を生きています。頑張るから疲れます。持続が出来なくなります。物事はほどほどが一番です。辛い時こそ、心を穏やかに。笑顔でほどほどにお過ごして欲しいです。

雪解けの春と同じで、必ず難儀されている出来事も解け心にも春が訪れます。

あなたらしく人生と言う冒険旅行を仕合せに歩めますように心よりお祈り致しております。

合掌

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有り難し
おきもち

永寛
皆様、初めまして。ストレスの多い現代・・お寺とはご葬儀や法事のみではなく、...
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あなたの素直な気持ちを込めて

拝読させて頂きました。
あまり形にとらわれずにあなたのお気持ちを素直に仏様やご先祖様方に手を合わせてお伝えなさって下さいね。
一番大切なことは心を込めてお祈りなさることです。
形ばかりにとらわれて心がこもっていないのならば何の意味もありませんよね。
その近所のお寺様のお不動様にもお仏壇の仏様やご先祖様方にもあなたの素直な気持ちでお向き合いなさりお祈りなさって下さいね。
仏様も神様もあなたのご先祖様方も必ずあなたの思いをありのままに受けとめて受け入れて下さいますし、いつでもどこでもあなたやご家族の皆さんを優しくお見守りなさっていて下さいますからね。

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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

ありがたいお言葉をありがとうございました。
心を込めて祈る事、焦らずに待つ事、心の糧にしていきたいと思います。
いつも生活していてこれからの娘の事や自分の不安でいっぱいになってしまいますが、祈っている時が一番平安をいただける気がしています。
ただ快復を祈っていこうと思います
元気がでました。ありがとうございました。

「お参りの仕方」問答一覧

家で出来るお参りの方法

よろしくお願いします。私(主婦52歳)の実父は約40年前、実母は4年前にそれぞれ他界しました。 私の実家は車で約4〜5時間ほどの距離にあります。父母そして祖父母(父方の)のお骨を実家から車で20分くらいの所にあるお寺(真宗)の納骨堂におさめています。 事情があり私は現在実家には帰る事ができません。母が亡くなったときは私が喪主でお葬式をして納骨をしましたが、初盆も3回忌も私の事情で行いませんでした。それでも親戚が何か言ってくるというわけでもなく、むしろ、そのほうが良かったようです(皆、高齢で面倒だということで)。納骨堂の管理費も私とは全く付き合いのない父方の兄弟がずっと未払いだったようなのですが、母を納骨する時に私が支払う事にして、未払い分は免除していただき引き続き納骨堂にお骨をおさめさせていただけるようになりました。 ただ私がそこにお参りにいくのがちょっと困難で、なかなか行けない事が心苦しくて仕方ないのです。実家に住んでいたときはお彼岸お盆などには必ずお参りをし、県外に出ても実家に帰った時は必ずお参りしていました。心の中では先祖を敬う気持ちはいつも持っているつもりです。けれど今は形で表せてないのでダメなんじゃないかと。。。今住んでいる家に仏壇などなく、また仏壇を置くにはそれなりの儀式が必要なのでは、と思っているのですが、主婦なので金銭的にも状況的にも出来る事が限られます。私の出来る範囲で、例えば時々見かける小さなモダンなお仏壇を購入してきて部屋の一角に置き、お線香とかご飯とか備えるだけなどというのは、意味がない(お坊様にお経とか上げてもらわないといけない)とかあるのでしょうか。出来れば子供にも先祖に手を合わせる事を目に見える形で習慣付けたいというのもあります。お知恵をお貸しいただけましたらありがたく存じます。

有り難し有り難し 8
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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ