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宗派の違うお宅でのお参りの作法について回答受付中

回答数回答 3
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いつも丁寧にご教授頂きありがとうございます。
今回は仏壇のお参り作法について質問させて頂きます。
私の家は日蓮宗で、朝夕のお勤めをしています。
妻の実家は浄土真宗の家で宗派が異なっています。
私の家ではいつも勧請、開経偈、方便品、寿量品、唱題、回向、(一部省略)と、一般的な日蓮宗の流れに沿ってお勤めしておりますが、妻の実家では宗派も違うため仏壇に手を合わせるだけの簡単なものになっています。
皆様は異なる宗派の家などでは、どのようにされているのでしょうか。例えばこの場合、般若心経などをお唱えしているのでしょうか。

2025年2月5日 11:47

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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

いちごいちえ 様

日蓮宗で法華経の信仰を持つものとして、異なる宗派においても、お題目を心に念じながら、その異なる宗派の妨げにならないように、合掌礼拝してお参りするのが宜しいと思います。
とはいえもし、他宗のお経を読むように促されたら、それは声に出して読んでも全く問題はありません。その家の信仰を尊重いたしましょう。さらにもし、あなたご自身がその場所において、その家のご家族の許可を得て法華経による読経供養をされるとしたら、それは構いません。久遠実成本師釈迦牟尼仏の世界は、諸仏の世界に通じていますので、あなたの信心の心が必ず届くでしょう。

2025年2月5日 15:53
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お寺の法務(法事などのご先祖の供養)と 唱題行・写経・法話・カウンセリング、コーチングなどで活動しています。 メールでの相談も受け付けています。hasunohaの回答後のフォローアップはメールで致しておりますので、メールでお問い合わせください。また面接でのカウンセリングセラピーをご希望の方もメールで連絡をお願いします。 honsyoji.sk@ddknet.ne.jp へどうぞ。
昼間は、ほとんど法務に出ておりますので、夜の応対になります。 できれば、事前にメールで相談内容を教えていただければ、スムーズなセッションになるように思います。 プライバシー、相談内容の守秘義務は遵守いたします。

それぞれの信仰を尊重なさって、仏様を敬いましょう。

宗旨が異なるお宅へのお参りは、そちらのお作法を教わり手を合わせられるのも良いと思いますし、あなたが大切になさる作法で参られるのも良いと思いますよ。

浄土真宗の御本尊は阿弥陀如来。南無阿弥陀仏(なもあみだぶつ)とお念仏をお唱えします。日常には「日常勤行聖典」というお経本がありますから、朝夕にお勤めをなさるご門徒さんも多くいらっしゃいますよ。身近なお経本です。

こうでないとならない!ということに拘るよりも、それぞれの信仰を尊重なさって、仏様を敬いましょう。

あなたが、妻さん側のご実家でも、手を合わせてくださること、嬉しいわ。

2025年2月6日 2:07
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個別相談可能
はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として、慌ただしく過ごしております。 ◆ゲートキーパー ご相談 駆け込み寺 (訪問は要予約。まずはメールでお問い合わせください) ◆ビハーラ僧、終末期ターミナルケア、看取り、グリーフケア、希死念慮、自死、産前産後うつ、育児、DV、デートDV、トラウマ、PTSD、傾聴、手話、要約筆記、電話相談員、小学校支援員としても、サポートしています。 ◆一般社団法人『グリーフケアともしび』理事長 【ともしび遺族会】運営 毎月 第1金・昼夜2回開催(大阪駅前第3ビル) 14:00〜,18:00〜 お問い合わせ申込⬇️こちらから griefcare.tomoshibi@icloud.com ◆『ビハーラサロン おしゃべりカフェひだまり』 ビハーラ和歌山代表 居場所運営 問い合わせ申込⬇️こちらから griefcare.tomoshibi@icloud.com ◆GEはしもとサピュイエ 所属 (Gender Equality 誰もが自分らしく生きることができる社会をめざして)DV・女性支援 ◆認定NPO京都自死自殺相談センターSotto 元グリーフサポート委員長(2018〜2024) ◆保育士.幼稚園教諭.小学校教諭. レクリエーションインストラクター 10年間 保育 教育の現場で 総主任として勤めた経験も生かしつつ、お話できることがあれば 幸いです。 いつも あなたとともに。南無阿弥陀仏 ここでは、宗旨を問いません。 まずは、ひとりで抱え込まないで。 来寺お問い合わせは⬇️こちらから miehimeyo@gmail.com ※時間を割いて、あなたに向き合っています。 ですので、過去の質問へのお返事がない方には、応えていません。お礼回答がある方を優先しています。 懇志応援も宜しくお願いします。 ※個別相談は、hasunohaオンライン相談より受け付けています。お寺への いきなりの電話相談は受け付けておりません。また夜中や早朝の電話もご遠慮ください。 法務を優先させてください。
午後から夜の時間帯は都合がつけやすいです。特に21:30以降は、たっぷりとした時間が取れます。 ◆こちらから、無理に聞き出すことは致しません。 言いにくいこと、言えない気持ちも大切にします。あなたのお気持ちのままに、ゆっくり待ちながら、その気持ちを大切に受け止めたいと思っています。 ◆自死で大切な人を亡くされたり、死別により 死が受け入れられなかったり、心の整理がつかない方へ。30分ずつでも、オンラインで定期的に気持ちに向き合っていきませんか。吐露したり泣ける時間も、大事なグリーフケア 。 ◆個別電話ってドキドキして勇気のいることだけれど、声が届くから、聞こえてくるから、ちゃんと繋がっているようで、そばにいるように安心出来ることもあります。 ◆ 終末期ターミナルケア、看取り、希死念慮、自死、グリーフケア、トラウマ、PTSD、子育て、産前産後うつ、不妊、傾聴、手話、要約筆記者 としても、サポート ◆出来るだけ希望時間にお応えしたいと思いますが、午前中は毎日 法務があります。 (相談は、hasunohaオンライン相談より受付下さい。お寺へのいきなりの電話相談は受けていません。法務が優先なので) ◆一人で悩まないで。待っていますね(﹡´◡`﹡ )

合掌し、心を込める

ご質問いただきありがとうございます。

宗派が異なる場合のお勤めについて悩まれるということは、仏法を大切にされているからこそです。そのお心が何よりも尊いものですね。

さて、日蓮宗と浄土真宗は、教えや作法に違いがございます。
日蓮宗では法華経とお題目をお唱えし、浄土真宗では南無阿弥陀仏の念仏をお称えすることが中心だと思います。
どちらも仏の慈悲を信じ、仏道を歩むための尊い実践ですが、細かな作法は異なります。
では、異なる宗派の仏壇に向かう際、どうすればよいのか…
それは 「相手の信仰を尊重しつつ、自らの信仰も大切にすること」 です。

般若心経を唱えるかどうかについてですが、まずはその家の習わしに従うことが望ましいと思います。 
いちごいちえさんが、もし作法や読経の違いが気になるのであれば、「心を込めて静かに合掌」するだけで大丈夫です。
仏教は、「仏を敬い、亡き方を偲び、心静かに手を合わせる」 ことにあると思いませんか? 
そこは、宗派が違っていても、共通する部分ではないかなと思います。

もしどうしても気になるようであれば、お仏壇に合掌した後、心の中でご自身の信仰に沿ったお勤めをされるのも一つの方法ですし、ご自宅に戻られた際に改めて回向をされるというのもよろしいかと思います。

大切なのは、「仏に向かう心」 だと思っております。
お経の違いを超えて、敬いの心を持ち、お互いの信仰を尊重することが何よりの供養となるのではないでしょうか。
どうぞ、ご自身の信仰を大切にしながら、柔軟にお勤めを続けられますように。

2025年2月5日 15:24
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