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過去の自分と今の自分

回答数回答 2
有り難し有り難し 33

前回相談させて頂きました。
ありがとうございました。

最近昔の事を思い出しては後悔の気持ちが消えません。
人生の半分以上過ごしてきましたが若い頃たった1年程の事が走馬灯のように思い出されて、鮮明に思い出して。そこに戻って自分の選択をやり直したいと、そんな本当に無意味な事をずっと考えてしまいます。過去の自分は今の自分ではないと言われました。
本当にそうですか?
又過去に戻ったとしても同じ選択をするでしょうか?

結婚して子供も何の問題もなく立派に育ってくれました。
学生の頃はスポーツで随分楽しませてもらいました。楽しかった事も沢山あった筈なのに人生のたった1年の事ばかり考えてしまいます。そんな自分に腹が立ちます。
考えないようにしてもその時期の事ばかり思い出してその時の自分の選択に後悔します。その一つの選択さえ間違わなければ違う人生があったと。
ずっとこの先もこんな事で悩み時間を使うと思うとどうにかなりそうです。なぜ今そんな昔の事を考えるのか。
心の病気でしょうか。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

過去の自分は過去の自分。同じ道を歩む。あのときの縁だから

その1年に何があったのでしょうか。

戻れるものやら、やり直したいことがいっぱいありますよね。私もです。
ただ、今の私だから、そのことによってしっかり気づきがあっての私だから、思い返して反省も学びにもなるのだと思うのですよ。

過去の自分は、やはり過去の自分なのでしょう。同じ道を歩むのだと思いますよ。
それが、あのときの縁だったのですから。

今、悩むのは、今に納得が出来ていない自分がいるからでしょうね。
別の人生があったとしても、また新たな悩みも生むのが人間です。

ですから、過去を振り返りながらも、これからの私の立ち位置をね、しっかり見据えていけたらいいですね。

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はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として、慌ただしく過ごしております。 ◆ゲートキーパー ご相談 駆け込み寺 (訪問は要予約。まずはメールでお問い合わせください) ◆ビハーラ僧、終末期ターミナルケア、看取り、グリーフケア、希死念慮、自死、産前産後うつ、育児、DV、デートDV、トラウマ、PTSD、傾聴、手話、要約筆記、行政相談員、小学校 中学校支援員としても、サポートしています。 ◆一般社団法人『グリーフケアともしび』理事長 【ともしび遺族会】運営 毎月 第1金・昼夜2回開催(大阪駅前第3ビル) 14:00〜,18:00〜 お問い合わせ申込⬇️こちらから griefcare.tomoshibi@icloud.com *この活動は皆さまのご支援により支えられております。ご協力をよろしくお願いします。 ゆうちょ銀行 口座番号 普通408-6452769 一般社団法人グリーフケアともしび ◆『ビハーラサロン おしゃべりカフェひだまり』 ビハーラ和歌山代表 居場所運営 問い合わせ申込⬇️こちらから griefcare.tomoshibi@icloud.com ◆GEはしもとサピュイエ 所属 (Gender Equality 誰もが自分らしく生きることができる社会をめざして)DV・女性支援 ◆認定NPO京都自死自殺相談センターSotto 元グリーフサポート委員長(2018〜2024) ◆保育士.幼稚園教諭.小学校教諭. レクリエーションインストラクター.中学校DV授業 10年間 保育 教育の現場で 総主任として勤めた経験も生かしつつ、お話できることがあれば 幸いです。 いつも あなたとともに。南無阿弥陀仏 ここでは、宗旨を問いません。 まずは、ひとりで抱え込まないで。 来寺お問い合わせは⬇️こちらから miehimeyo@gmail.com ※時間を割いて、あなたに向き合っています。 ですので、過去の質問へのお返事がない方には、応えていません。お礼回答がある方を優先しています。 懇志応援も宜しくお願いします。 ※個別相談は、hasunohaオンライン相談より受け付けています。お寺への いきなりの電話相談は受け付けておりません。また夜中や早朝の電話もご遠慮ください。 法務を優先させてください。
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「あれは間違いだった」

 こんにちは。私も同年代か、と思います。
あなたが、ご自身の選択に✖︎をつけているから、アレコレ思い出してはクヨクヨしているのですよね。
 では、他の場面では選択に誤りはなかったのですか?自分を守るために、つい本当でないことを言ってしまった事は?無駄な買い物をして後悔した事は?きっと数え上げれば、あるのではないでしょうか。
 「もしも」という空想を紐解きたくなるのは、実は「今が苦しいから」です。お子さんが生まれたとき、「あのとき看護の道を選んでいたら良かった」とか思わなかったでしょう?今のお仕事を始めたとき、「あのとき(略)」とは思わなかったでしょう。
 むしろ、あなたの経験を、もう学びとして誰かに教える段ではありませんか?「やりたいと思った事は、貫いてみたらいいんじゃない?」と。「過去に戻る事はできない」というのを知っているというのは、それを教えられるという事です。
 そうすることが、「あの選択」から✖︎を外す事になると思うのですが、如何でしょうか。

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有り難し
おきもち

一般大学(一般的でもないが…)から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊さんに限らず、二足のわらじを履くことで、話に幅が出るはずだと考えて、はき続けています。子育てとか家族論とか考えつつ、でも仏教って個人のものだなぁと感じたりします。

質問者からのお礼

読んで頂き回答頂き、有難うございます。
今が苦しいから…その通りだと思いました。まだ誰かに伝えるまでの気持ちは持てませんが、そうなれるように気持ちが変わればいいなと思います。

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