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慈愛の心を持ちたいです

回答数回答 3
有り難し有り難し 32

はじめまして。20歳の大学生(女)です。
私は端的に言うと我儘な性格をしています。ほとんどの事に関して自分優先で、自分さえ良ければあとは興味なし、みたいな節があります(表には出しませんが)。
しかしながらそんな私も成人し、また、お付き合いしている恋人の存在などから、そんな考え方はやめようと思うようになってきました。

ですが、いざ他人に対する無償の優しさというか、慈愛のような心持ちをしようと思っても、気を抜けば素の自分に戻ってしまいます。もちろん一朝一夕でどうにかなるものではないのは理解していますが、どうにも煩悩が抜けきれていないように思うのです。

結局のところ、「慈愛の心を持って人に接する」ことで、何かしらの見返りを期待してしまっている自分がいるのだろうと最近気がつきました。
さらに言えば、人に優しく接して結果的に自分がいい思いを出来るよう立ち回るというのは私の昔からの常套手段だったので、私は結局何も変わっていなかったのです。

ですが、前述したお付き合いしている恋人というのが私とは正反対の、無償で誰かのために行動する事が出来る人なのです。初めはただただ損しているなぁとしか思っていなかったのですが、お付き合いしているうちにその優しさに触れ、感謝すると同時に、やはり彼に相応しい人間でありたいと願うようになりました。

見方を変えてしまえば、捨てられたくないが故に良い人になろうとしているように見えるかもしれませんし、実際そういった節がないとも言い切れません。しかしこのままの自分でいるよりはずっと良いと思い、でも方法がわからず……そういった経緯で今回相談させていただくことにしました。

こんな煩悩の塊である私が他人に対して無償で愛を捧げられるようになるにはどうすれば良いでしょうか。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

無償の愛は神仏のもの

人間は
生きていくために
見返りがないと動けないのが事実。
全てボランティアで活動するなんて
絶対無理です。

でもお金のためだけに動く訳でもなく
慈愛が行動のモチベーションになったりもします。

そこはバランスよく
ギブアンドテイクの関係性が
持続可能な丁度良い人間関係だと思います。
0か100ではなく
慈愛もありつつ見返りも求めるのは
生きていくためにも当然だと思います。

他人に対して
無償で愛を捧げられるようになろうなんて
無理して考えなくてもいいですよ。

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有り難し
おきもち

 浄土真宗(大谷派)/広島県広島市/17世住職。  1967年京都市生まれ。山形大学理学部卒業後、証券会社で勤務。30歳で脱サラし、親戚筋の超覚寺に入寺、45歳で住職継職。  遺族の分かち合いやお悩み相談などグリーフサポート活動を続け、お寺の掲示板による法語伝道にも尽力している。カープ坊主の会会員。
こちらに法事が入っていなければ、ご希望の日時に相談させていただきます。 想いを吐き出しても、あなたの環境は変わりませんが、あなたの気持ちは変わっていきます。 どうぞ安心してお話しください。

あとは実践だけです。

ご自分のことをとても分析されています。
答えはもう出ていますよね。

今の彼の生き方を真似して、素直に受け止めて、自分も実践していけば、自ずとそのような生き方になれるでしょう。
はじめは、抵抗あるかもしれませんが、自然となっていきます。
そして、慈愛の心を求めている間は、そうなれません。なぜなら、もうすでに持っているからです。それに気づけばいいのです。

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有り難し
おきもち

日蓮宗のお寺で、名古屋市南区にあります。 ”お寺は生きている人のためにもにある”と発願し、法筵寺を新寺建立。住職として41年になります。どこまで、その思いを達成しているか分かりませんが、少しでもお釈迦様、日蓮聖人の教えに触れて頂けたら思います。 FB https://www.facebook.com/kaisho.suzuki 法筵寺FB https://www.facebook.com/houenji/ 日蓮宗ポータブルサイト内 https://temple.nichiren.or.jp/3031069-houenji/

ギブアンドギブ

Matchanはじめまして。質問を拝読しました。

Matchanはわがままであるという自覚があり、慈悲の心を持って人に接するのは結果的に自分がいい思いができるように立ち回る手段であったことに気がついたのですね。

慈悲の心とはギブアンドギブです。ギブアンドテイクではありません。与えて、与えて、それでもなお与えるのです。Matchan的に言うならあえて損ばかりするのです。

損をするほどに与えてみた先に何があるのか。それは安心です。Matchanが彼に対して感じているであろう安心です。

仏教ではギブアンドギブのことを布施といいます。布施ができるようになればMatchanと彼は深いところでつながり合えることになるでしょう。

Matchanが布施の心が身につくことを祈念しております。

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有り難し
おきもち

徳島県の高野山真言宗寺院で住職をしています。 本山布教師心得として自坊の月例法話の他に、地域の出張法話の依頼もあります。 出張法話で寺のある地域の特産品「梨」を紹介するので、「梨のおじゅっさん」として有名になりました。 ホームページ http://houwa-kanonji.com/

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