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神仏に対する劣情について

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有り難し有り難し 20

二つ程お坊さんが普段感じている事を教えて欲しいのと、一つのお願いがあります

Q1
神道の神様、仏教の仏様をモチーフとして“オタク”と呼ばれる人向けに(?)可愛らしい美少女やカッコイイ美男子みたいにアニメや漫画っぽく神様や仏様が描かれる事がありますよね
それについてどのように感じますか?

Q2
天罰、仏罰など「悪い事をしたらバチが当たるぞ!」ってのは聞くのですが本当に本当に「悪い事をしたら」必ず罰が下されるのでしょうか?どう思いますか?

【ここからは私の告白とお願い】

私は時として女性の姿をした神仏を想い邪淫を行う事があります

実際に邪淫に至らなくても女性の姿の神仏で卑猥な妄想をする事がよくあります

本来ならば対象なぞ関係なく「劣情を抱く事」「邪淫を行う事」これがまずいけないのは理解しているつもりです

…が、どうせ私はこれからもそれらをやめる事なんて絶対に出来ないしもうそんな自分を変えるつもりもないです

しかしその邪淫の対象が神仏である事だけは絶対にあってはならない

決して神仏に対してそのような劣情を抱いてはいけないと思っています

たとえ邪淫に耽ろうとも楽しもうとも、その時に神仏を想い浮かべる事だけは絶対にやめなくてはならない
絶対に私が変わらなくてはならない事だと思っています

このような件は面と向かったら口が裂けても言えないですし、私にはまだ何の制裁、叱責、バチも与えられていません

神仏を利用して【自】分を【慰】める
どこまでも淫らでバチあたりな私を叱っては頂けませんか

大変見苦しい文ですみません
どうかよろしくお願いします


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

考え方、捉え方は人それぞれです

初めまして、今日は。

仏教離れ、新興宗教が次々と現れる中で、本来の仏教とは何か・・その根本的な原点をもう一度、真剣に見直し考えて頂ける大切な分岐点に私たち僧侶はいるのではないのでしょうか・・?

私は、サラリーマンなら出家をし僧侶となり、その世の中の解せない事を正したい、宗教とは”お金”ではなく、抜苦世楽という原点を忘れてしまってはいないのか・・そう思い、僧侶となり小さなお寺を開山させて頂きました。

お寺がある地域の近くに、鷲宮神社が御座います。らき☆すたと言うアニメで有名になった神社様です。アニメにより離れて行った人を再び取り戻し、聖地として今でも訪れる方が多く、街の活気などにも貢献をする出来事となっています。私のお寺は真言宗です。開祖、空海さまが弘法大師と言う院号をお授け頂き今年は1100年目です。

それぞれの宗教には歴史があり、開祖の方が道なき道を全て開拓され今があるのです。そのここから先は譲れない大切なものがそれぞれの宗派や宗教には御座います。現代社会のニーズに合わせ、仏教も様々に現代に合わせられるように努力をし取り入れております。私は、その譲れない大切なものを守りながらアニメ等取り入れる事には反対は致しません。その出来事により、仏教に関心を持って頂ければ嬉しいです。

○○をしたから罰が当たる・・。不思議と、善き事をして願っていればそうなります。悪い行動を取り、考えていれば自然とその様な方が周りに集まってそうなってしまうのと一緒だと思います。自然の法則ではないでしょうか?

見返りを求めない純粋な気持ちで、出来る事を無理なくさせて頂く事こそ、ご恩返しであり徳を積む・・と言う事です。

お金を積んでは”徳”は積めません。そしてご恩は返せません。

人間には、欲、我、煩悩があり消し去る事は出来ません。工夫をして小さくする事は可能です。又、それらと上手に付き合って生きていく事によりメリハリなども付ける事が出来ます。全てに当てはまる”ほどほど”が一番丁度いいのです。心をとらわれたり奪われずに、あなたにはあなたの良さがあります。気づきを与えさせて頂いて、反省をした時点で懺悔された事と一緒です。

あなたらしく人生と言う冒険旅行を仕合せに歩めますように。心からお祈り致しております。

合掌

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おきもち

永寛
皆様、初めまして。ストレスの多い現代・・お寺とはご葬儀や法事のみではなく、...
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キャラはキャラ。本物の仏様ではない。

仏像を参考にしたキャラは、あくまでキャラであり、仏様ご本人ではありません。
あまり気にしなくて良いです。
ちなみに私は、「仏ゾーン」という漫画が好きでした。

悪いことをすればするほど、心に悪い癖がつき、煩悩が強化されます。
煩悩が強いと、ストレスを感じやすい、悩み苦しみやすい性格になります。
それを「罰」と考えることもできます。
少しのアクシデントでも腹を立てたり悲しんだりと、悩み苦しみやすい性格の人もいれば、どんなアクシデントも冷静に受けとめてストレスを感じない仏様のような穏やかな性格の人もいます。
私は、悪いことをすればするほど苦しみを感じやすい性格になると考えます。

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おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
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質問者からのお礼

永寛様、願誉浄史様、回答ありがとうございます

なんでしょう…神社やお寺のような神聖であり厳格な場においてそういったアニメや漫画のようなある種「おちゃらけた」要素を持ち込まれるのは純粋に嫌なのかな…と

それに昨今、ネットではお参り目当てではなくアニメ漫画目当てで来て、騒いだりしてお坊さんや神主さんや他の参拝者を困らせるマナーの悪いオタク参拝者もいるという情報もあるようですし…そのような参拝者だけでなくアニメ漫画というコンテンツそのものにウンザリしてるのかなと思っていたのですが肯定的なお声が届いたので正直驚きました

私もアニメ漫画ゲームが大好きなオタクですが神社やお寺での参拝に際しては参拝者として…出来れば他の参拝者さんのお手本になれるような参拝が出来るよう努めます

神仏に対する邪念については…やはりアドバイスを頂いてもすぐには自分を変える事は出来なさそうです

それでも少し、また少しづつ、でんでん虫のようにジワリジワリと自分を変え、そのような罰当たりな悪習を絶った自分になれるように努力します

大変な励みになりました
この度はご回答ありがとうございました🍀

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良い人・優しい人が損する理由

YouTubeのオススメに「良い人・優しい人が損する理由はこれです」みたいな動画があったので、とりあえず観てみました。その動画には「ブッダの教え」というサブタイトルが付けられていました。 優しさと思いやりが、いいように利用され苦しむ主人公の話でした。 その後、主人公が見つけた答えは、 ①「自己尊重と他者への尊重のバランス(自分自身と他人の間に健全な境界線を引く)」 ②「自分の気持ちや考えを尊重してもらえない関係は健康的ではないと理解しそのような関係とは距離を置く」 ③「支援や協力が真に価値を持つ場合にのみそれらを提供するようにする」 というものでした。 私にはとても良い話に感じましたが「我を無くす」から遠のいてるようにも見えて、この話をどこまで鵜呑みにしていいのか迷っています。 「ブッダの教え」とありますが、この動画に出てくる登場人物名や逸話をネットで検索してもそれらしいソースが見つかりませんでした。 (生きにくさを抱えた現代人向けの創作?) ここでお坊様方にお聞きしたいのは①②③は仏教的に見て、実行しても大丈夫な内容でしょうか。 またお坊様方の考えなどもお聞かせ頂けたらと思います。 よろしくお願いします。 補足です。 私は優しさ・善良さとは程遠い人間ですが、周りではよく聞く話だったので、このテーマに関心がありました。

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