悪縁を切るには
ご相談にのって頂いてありがとうございます。
主人の職場、上司についての相談です。5年以上前から今の上司から主人が嫌がらせを受けています。上司は自分が一番の人で、他の人が成功するのを気に入らないタイプです。
パワハラで訴えらないよう注意しながら主人のアイデア、仕事の成果を自分のものにし、周りの人と主人のつながりを切り転職の邪魔をします。また主人の仕事が上手く行ったり、きちんと仕事をすると気に入らないようで、主人を評価してくれる人との繋がりを絶とうとし将来の邪魔をしていきます。転職も何度か試みたのですが、主人の年齢も40歳以上なので厳しい状況です。職場で上司に強く言う人がいなく、上司が怖く誰も主人の味方をしてくれる人がいません。
上司との縁を切りたく、縁切り寺、墓参りに行ったり、家の水回りの掃除など心がけてますが、なかなか上手く行きません。
主人を利用したい上司はなかなか主人を手放したくないかもしれませんがは、どのようにして上司との縁を切ることができるのでしょうか。私達の努力が足りないかもしれませんがアドバイスをよろしくお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
物事には道理がある
ご相談拝読しました。それは災難にあっていますね。ご主人もあなたもお辛いでしょうし、上司のことは憎らしいでしょう。
悪縁を切るための奥様の様々な努力について、お気持ちはわかりますが、ハッキリ言うならば努力が足りないのでなく、努力の仕方が間違っているのです。
仏教は因果を説きます。物事には原因があって結果が生じるというごく当たり前の教えです。つまり因果関係が結ばれない努力をしても望む結果は生じないのです。
>縁切り寺、墓参りに行ったり、家の水回りの掃除など
挙げていただいたこれらはどれも「上司との関係を切る」という結果と結びつくものではないでしょう?
たとえば水回りの掃除という因が生む果は水回りがキレイになるというものであるように。
(じゃあ縁切寺って何?…という突っ込みが当然想定されますが、その「縁切り」がどういう意味なのかはお寺に尋ねる他ありません)
上記の努力によって望む結果が生じるためには、賞罰を与えたりする運命の支配者的のような神などの存在が必要ですが、仏教ではそういう存在を認めません。
仏様は賞罰をあたえる存在でなく、ものごとの道理を説く方です。
お二人からすれば「なぜ苦しめられている私たちがそんなことしなければ?」と思うかもしれませんが、望む結果を生むためには
・退職する
・勇気をもって告発する
などの行為が必要なのでしょう。
おっしゃっていただいている通りならば、その上司について良く思っていない人は多いご様子。
職場の環境は分かりかねますが、内部外部含めて相談窓口に問い合わせ、周りの協力を得るような全うな方法で対抗しましょう。
また、ご主人が自分の成功を評価されたいというお気持ちは当然ですが、そもそも上司とご主人が成功を貼り合う必要はないかと思います。ご主人と上司がともに成功を為すならばそれが職場としての利益です。気分は良くないかもしれませんが、ご主人のアイデアによって上司が何かを達成しているならば、結果として職場としては上手く回っていることになるのかもしれません。
縁を切るのは自分から。
スマイル21さん、こんにちは。
上司の横暴で、ご主人が上手くいかないのですね。
人生は不平等なもので、自分の成功の可否は、環境からも影響されます。でも、環境に影響されずに生きていくことが仏教の積極的な人生活用です。縁切りは、簡単です。夫が職場を辞めることです。夫に他の人より抜きん出ている技能があるならば、仕事を辞めても必ず上手くいくことでしょう。年齢は余り関係ありません。
さらに夫のサポーターにあなたがどうなれるかどうかも、成功の秘訣です。もしかして事業に失敗してもあなたがそれを我慢できるのであれば、素晴らしい夫婦として歩むことでしょう。
もし、夫に独立の能力がないと思うのであれば、上司の下でどう、のらりくらり生きていくかも、一つの方法です。
がんばって!夫を支えてあげてくださいね。
夫と相談し、夫が一番輝く