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虫を殺した罪悪感

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高校生です。変な質問になってしまうと思うのですが、最近小学生の頃虫を殺してしまったことを思い出して罪悪感を感じています。蟻を潰したり蝶の羽をビリビリにするなど虫に酷いことをしてしまいました。その時はただ、楽しいからという理由でしてしまっていたのですが、今思えば、虫たちの命を奪ってしまった罪はとても重いのではないかと考えて罪悪感で苦しいです。その事ばかり頭の中で思い出されて生活にも支障が出ています。もうこの状態になってから3週間くらい経過していますが、一向に罪悪感から逃れられないでいます。これからまだいっぱいやりたいこともあるのに、ずっとこのままの状態なのかなと考えると絶望感で泣きそうです。どうすればいいでしょうか。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

殺さずには生きられない現実

ご質問ありがとうございます。変な質問などではないですよ。とても大切な質問であると思います。

私も子どもの時には同じように命で遊んでしまいました。虫に沢山ひどい事をしました。
今になって「ひどい事をしたなあ」と思い起こされることはやはりあります。

ところで、もう三週間ほどお悩みとのことですが、その間あなたは食事をとっていないでしょうか?お肉やお魚は食べていませんか?いや、野菜だって生きていますよね。
それらは「食べ物」ではなく「命」です。あなたに食べられるために存在した「食べ物」でなく、生きよう生きようとしていた「命」です。

その「命」を私たちが食べるために手をくだしてくれる人がいます。生産者、加工者、料理人。そうした人に任せて自分で命を奪わなければそれはいいのでしょうか。

結局私たちが生きるためには他の命を直接的・間接的に奪わないと生きていけないのですね。

だからといって昔の様に命で遊ぶことはいけないでしょう。でもあなたはその時にはそう気づいていなかった。

そして今、あなたはことの重大さに気づいたのでしょう。いや、気づかせてもらった。様々な経験によってそう思いいたるにまでお育ていただいたのでしょう。

ならば、大事なのはこれからあなたがどう生きるかではないでしょうか。いただいた命、奪った命を活かすかそのまま殺すか。

罪悪感を穴埋めするために生きていくのではありません。罪悪感を抱えてあなたが生きる歩みが命への報いにもなるのでしょう。

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おきもち

はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生...
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大切な気づきを与えて頂けたのではないでしょうか?

初めまして、今日は。

人は必ず、大なり小なり・・知らずに罪を犯してしまったり、知っていても罪を犯してしまう事があるのです。

はっと・・思い出した出来事。きっと、大切な気づきを与えて頂けたのだと思います。この世には無駄な命は一切ありません。私たち全て生きとしいきるものの身体には、何百年というご先祖様だけではなく、父母の思いや願いが込められて今を生かされています。

命の大切さ・・それに気づきを与えて頂けたのです。これからはしっかりと、命やものを大切にされて、過去でもない、訪れていない未来を思って・・不安や心配になるよりも、二度とないこの瞬間をあなたらしく過ごして見てください。

気づきを得て、公開をされて・・反省をしていますよね?

その純粋な心こそ、懺悔された事と一緒です。手をしっかりと合わせて純粋にお祈りしてください。命の大切さと言う気づきを与えて頂けたのです。その虫さんの命は無駄ではなかったのですから。

私も、虫さんに心からお祈りさせて頂きます。

もう大丈夫ですよ

しっかりと懺悔されたのですから、その出来事に心を奪われず、捕らわれずに・・
あなたらしく、笑顔を忘れずに。今を大切に過ごしてください。

あなたらしく、人生という長い冒険旅行を仕合せに歩めますように。心からお祈り致しております。

合掌

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永寛
皆様、初めまして。ストレスの多い現代・・お寺とはご葬儀や法事のみではなく、...
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質問者からのお礼

こんな私の悩みにお答え頂きありがとうございました。

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