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有り難し有り難し 33

こんにちは小学五年生のこうです。 
僕は最近鬼が怖いです。あと、鬼の悪口もつい思ってしまいます。 
きもいとか、怖いとか、うざいとか、死ねとか、意地悪そうなど沢山おもってしまいました。 
あとダジャレのおにのおにいさんは、やめた方がいいですか?このダジャレは結構気に入っています。 
そもそも鬼って皆んな怖いのですか?  
このことを仏様や鬼は許してくれますか?
鬼は意地悪かもしれないので許してくれないかもしれませんどうすればいいですか?


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

心配しなくても大丈夫です。

こうくんの鬼がこわいと思う事、私にもありますよ。

だって鬼というのは、こうくんが言うように、きもいとか、怖いとか、うざいとか、死ねとか、意地悪そうとか、それは人間の一番、醜(みにく)い、嫌な面ばかりを表しているからです。だから良いことはなにもありません。

そして、自分にもそのような気持ちや考えがあると、自分も鬼になってしまうという怖さもあります。お友達にいじわるしたり、仲間はずれにしたり、いじめたりと全部、鬼と同じです。

でも、鬼でも、本当は優しくなりたり、幸せになりたいのです。だから、いけないことをしたら反省して、仏様に許してもらえらた鬼ではなくなります。

お経の中にも、鬼子母神(きしぼじん)様と言って、子供ばかりをさらってしまう女の鬼がいましたが、ある時、自分の子供がいなくなって、悲しいことをお釈迦さまに相談して、自分の行いを反省しました。それからは子供たちが困った時には助けてくれるようになり、鬼から神様になりました。
だから許してくれますよ。安心してください。

これからも、お父さん、お母さん、先生の言うことをしっかりと守って、お友達とも仲良くして、一生懸命に勉強して、人のためになれるような人になりましょう。

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有り難し
おきもち

日蓮宗のお寺で、名古屋市南区にあります。 ”お寺は生きている人のためにも...
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『鬼退治』。

鬼退治という言葉がありますが
鬼がいるから退治するのではないですね。
退治したいから鬼だと決めつけるのです。

退治したい相手を
鬼と決めつけてしまえば
堂々と退治ができるから。
「心を鬼にして」とかいいますよね。

相手をやっつけたいとき
自分は悪くないと言い張りたいとき
自分なんか嫌いだと言いたいとき

そこに鬼が現れます。

『僕は最近鬼が怖いです。あと、鬼の悪口もつい思ってしまいます。 
きもいとか、怖いとか、うざいとか、死ねとか、意地悪そうなど沢山おもってしまいました。』
それが鬼です。沢山出てきましたね。

『あとダジャレのおにのおにいさんは、やめた方がいいですか?このダジャレは結構気に入っています。』
それはいいですね、すごくいいと思います。
鬼ではあるけど一緒に愉快に過ごそうよということでしょうかね。
ひとつの方法だと思います。
私にはできませんが。

畢竟、退治できたとしても解決にはなりませんから。
そんな感じで
うまい具合に付き合っていく方法を
あれこれ探すのが一番いいのかもしれません。

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有り難し
おきもち

吉井浩文
Buddhism. knowing what it actually i...
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鬼はおらん 鬼をつくる心がこっちにある

 浄土真宗の僧侶、仲野良俊上人が、このような事を言っています。
 「鬼はおらん 鬼をつくる心がこっちにある」
 鬼は外からやってくるものではなく、実は自分の心の中の話なのだと思います。
 あなた自身の心の中にある、愚痴の心、ねたみの心こそが鬼なのだと思います。

 『ぬけぬけと 「鬼は外」とは その口で』

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有り難し
おきもち

・曹洞宗/静岡県/50代 平成27年鳳林寺住職。平成28年hasunoh...
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質問者からのお礼

ありがとうございます。 
鬼って悪い事をしている時の事を言うんですね! 
もう反省して、いいことをすれば、鬼ではなく、神様になるんですね!

「仏教全般」問答一覧

良い人・優しい人が損する理由

YouTubeのオススメに「良い人・優しい人が損する理由はこれです」みたいな動画があったので、とりあえず観てみました。その動画には「ブッダの教え」というサブタイトルが付けられていました。 優しさと思いやりが、いいように利用され苦しむ主人公の話でした。 その後、主人公が見つけた答えは、 ①「自己尊重と他者への尊重のバランス(自分自身と他人の間に健全な境界線を引く)」 ②「自分の気持ちや考えを尊重してもらえない関係は健康的ではないと理解しそのような関係とは距離を置く」 ③「支援や協力が真に価値を持つ場合にのみそれらを提供するようにする」 というものでした。 私にはとても良い話に感じましたが「我を無くす」から遠のいてるようにも見えて、この話をどこまで鵜呑みにしていいのか迷っています。 「ブッダの教え」とありますが、この動画に出てくる登場人物名や逸話をネットで検索してもそれらしいソースが見つかりませんでした。 (生きにくさを抱えた現代人向けの創作?) ここでお坊様方にお聞きしたいのは①②③は仏教的に見て、実行しても大丈夫な内容でしょうか。 またお坊様方の考えなどもお聞かせ頂けたらと思います。 よろしくお願いします。 補足です。 私は優しさ・善良さとは程遠い人間ですが、周りではよく聞く話だったので、このテーマに関心がありました。

有り難し有り難し 9
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