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父親に恋人との関係を破壊されそうです

回答数回答 3
有り難し有り難し 22

相談失礼します。

私は父に否定され続けるあまり、小学生の頃から自己肯定感をほとんど失い、希死念慮を抱くようになりました。大学合格のときもそうでしたが、就職が内定してもまず私の新たな環境を否定し、嘲笑するような父親です。

親元から離れたことで精神状態は少し改善しましたが、この度親と関わらねばならない新たな問題が持ち上がってきて、困っています。

私には3年間付き合っている彼氏がおり、結婚を考えています。私の就職と彼の大学院進学を機に、同棲を始めようと思っています。
私の両親はそれに反対はしておらず、彼氏の両親も快く承諾してくださっています。しかし父は「なんで結婚しないのに同棲はするの?」と私に詰問したり、「お前の彼氏にプライドってもんはないんだね」と、会ったこともない彼氏をバカにします。
私が反論しても、自分が言い返せなくなると自分の主張を繰り返し、彼氏のことやその家のことをなじります。

自分一人で抱え込むと苦しくてたまらず、自殺企図にまで追い込まれてしまうので、彼氏に相談していたのですが、とうとう彼に「しんどい」と言われてしまいました。
父と縁を切りたくてたまりませんが、父に服従しているふりをしなければ、母親が私の生活費を振り込んでくれないので、それもできずにいます。

(余談ですが、父は正社員ではなく、パートで食いつないでいます。心身の事情で正社員になれないのではなく、職探しをする気がないのです。もちろん私の生活費は出せないのですが、母親が祖父の遺産を崩し私を大学に通わせてくれています。
私は大学に行かずに働くものだと思っていましたが、父は自分が稼いでいるように見せかけて大学に行けと言う一方で、母は父の年収を私にリークし、本当は自分がお金を出していると暴露しました。その上で、父の言うことに従わなければ、自分は仕送りをやめると私を脅迫しています)

父と少しでも話すたびに、私はその後数日間精神のバランスを崩し、寝たきりの生活を送っています。
もう彼氏に相談することもできません。
結婚してもこれが続くのかと思うと、どうしたらいいかわかりません。
父は「こんなにお前を愛してやったんだから」と言いますが、父に愛されていると思ったことなどこの生涯一度もありません。私は彼に人生を破壊され、その上結婚相手すら奪われるのでしょうか。
いっそ生まれてこなければよかったです。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

過去は未来によって変えられる

拝見いたしました。
想像を絶する苦労をしたことと思います。

ですので背中を押させていただきます。
父親と縁を切りましょう。
世の中のほとんどはタイミングです。不謹慎ながら今回はいい機会だと思います。

あなたが就職するということは少なからず稼ぎは入ります。
彼氏に関しては推測ですが、おそらく彼氏側の両親は仕送りを続けるでしょう。
この状況下なら、贅沢を望まなければ二人で生きていくことは十分可能です。
つまりあなたは単純な2択問題に直面しています。
親の下で苦しみ続ける人生か、苦労しながらも自分の力で幸せを掴み取るか。
この二通りで悩んでいるのです。

自己肯定感が低いとの記述がありました。
おそらくそのために、自分の力だけで生活できるのか不安だから縁を切れないのでしょう。
ですが、大丈夫です。
あなたは親に頼らずとも生きていけます。
今の年齢になるまで必死に耐え抜いてきた強靭な忍耐力があるじゃないですか。
あなたにとってはそう思えないかもしれませんが、側から見たら尋常じゃない精神力です。僕なら持ちません。
それに幸せな未来へのカケラも目の前にあるじゃないですか。
幸せを実現するまであと少しです。

自信がないのはあなたのせいではありませんから、落ち込むことはありません。
ですが、自信がないままでいるかどうかは、あなたの問題です。
過去は未来によって変えられます。
あなたが親から卑下されていた過去は、あなたが自立する未来によって、底知れない原動力の源となります。

いつだって一歩目は大変ですが、走り出したらあとは勢いに任せるだけです。
がんばってみましょう。

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有り難し
おきもち

就職して生活できるまで我慢。

ご質問拝読しました。
今どきこんなお父さんが、
いるんですね。
ビックリしました。
こどもは別人格です。
いずれは羽ばたいていきます。
人生のある期間、時間を
共有するだけだと思います。
お前のために、
という言葉を聞きますが、
これは、
自分自身のために、
と考えた方がいいかもしれません、
本当に相手のことを、
思っている人は、
お前のために、
などとは絶対にいいませんよ。
おためぼかし だからです。

成長に必要なのは、
肯定と見守りです。
否定は絶対に
よくありませんよ。

本当に長い間、
よく辛抱しましたね!
我慢強い!
辛かったね。

もう少しの辛抱。
もう少し辛抱しましょう。
就職して自分で、
生活できるようになったら、
遠慮なく同棲して、
事後通告で十分ですよ。
文句を言われたら、
当分は放っておいて欲しいと、
文句を言われたら、
耐えられないと、
我慢の限界だったと、
正直に話して、
お父さまに改善が
見られれば関係修復、
改善されなければ、
そのままでよろしいかと。

二十歳を過ぎて大人になったら、
尚更、個人として尊重される
べきだと思います。

経済的条件が整うまで、
もうしばらくご辛抱ください。

明けない夜はありません。
必ず太陽は昇ります。
大丈夫!

こちらにこられたのは、
神仏、御先祖さまのお導きですよ。
御加護があります。

必ずうまくいきますよ。

ご多幸を祈っています。

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有り難し
おきもち

浄光寺の三浦康昭です。 くよくよと考えてもしかたがありません。明るく前向...
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彼氏に依存しないで、自活できるように

まずは、卒業して自分で生活できるようになることを優先しましょう。
今の段階で彼氏に依存するのは危険です。
女性は、父親と似たもの決定をもつ男性に惹かれる場合があります。
彼氏はお父さんのようなモラハラ体質ではないでしょうか?
冷静に彼氏を評価しましょう。
とにかく、卒業するまでは、仕送りをださせましょう。

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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
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質問者からのお礼

お二方、あたたかなお言葉、誠にありがとうございました。読みながら泣いてしまいました。

書いているときは本当に錯乱していましたが、ご回答を見ているうちに落ち着いてきました。こんな、世間知らずの甘ったれに、お優しいお言葉ありがとうございます……。
これまでの人生が本当に大変なものだったと、そうおっしゃって頂き、ようやくなんだか苦しむのを許されたような気持ちになりました。

もう少しの辛抱、と自信をこれからつけていけばいいのだ、というお言葉に、ようやく前を向ける思いです。
自分に子供が生まれたら、肯定して、あたたかく見守っていきたいと強く思います。父親と事実上絶縁し、自分の手で、苦労しても、未来を切り開いていきたいです。

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