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余命宣告された母がかわいそうでなりません

回答数回答 3
有り難し有り難し 36

母は小さい頃に両親を共に亡くし、
亡くなった年齢も今の母と同じくらいだったと聞いています。
両親を亡くした母は姉夫婦の所で暮らしていましたが自分の居場所が無かったと言っていました。
そのあと、父と出会って結婚するのですが
その父が母の妊娠中に不倫をしていて
その事にショックを受けた母は
私を早く産んでしまいました。
幸いな事に私は健康体で産まれましたが
母はすごく心配で不安だったと思います。
その後も父の度重なる不倫、結婚当初は同居していた義理の母や義理の姉たちの言葉の暴力や理不尽な要求(安上がりだから仲人をやってくれ、開封してあるインスタントコーヒーを持ってきて不味いからあげると言われたり)をされて父にその事を言っても嫌な顔をするだけ。
父の収入が低くて母も働いていたのに
父は家事は女のする事として
協力的ではありませんでした。
癌が見つかったときも涙を流して
すごくショックを受けていましたし、
私も母の隣で涙が止まりませんでした。
それでもどこの臓器にも転移しておらず、
手術をすれば大丈夫と先生に言われたので
ギリギリ助かったと私は思いましたし、
母も思っていたと思います。
抗がん剤が始まる前に
人工肛門の手術をしましたが
手術が始まる前の母の不安そうな表情、
寝られなかったんだなと分かる真っ赤な目が忘れられません。
抗がん剤が始まってからも
辛い副作用と戦っていましたし、
血栓が出来てしまったり
肺炎、軽い脳梗塞で
緊急入院を何回もしていましたし、
今は新しい抗がん剤を始めた矢先に
せん妄になってしまって
緊急入院した際に担当の先生から
これ以上抗がん剤は出来ませんと言われました
最近では癌の痛みの他にも
重い荷物を運ぶ仕事をしていた為、
脊柱管狭窄症の痛みとも戦っていました。
いつも母は痛い痛いと言っていましたし
今でも言っています。
癌になってからは母は
私の人生は良い事なんて無かったと
よく言っています。
まだこの他にも母は
私に言っていない嫌な目に合って来たのだと思います。
そんな母がこのような事になって
すごくかわいそうで不憫でなりません。
母が助かるように代わりに私が
身代わり不動尊でお祈りをして頂き、お札も頂きましたし
近所の神社にもお祈りをさせて頂いております。
自分でも何が言いたいのか分からない文章になってしまいました。
申し訳ございません。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

本当に本当にかわいそうです。

あなたも本当にお辛いでしょうね。
文章からもそのお気持ちが伝わってきます。

でも
あなたが生まれ生きていることは
お母さまの人生の良いことの一つであるはずです。
あなたがあなたの思うように幸せに生きることが
お母さまの幸せになります。

精一杯お母さまに寄り添ってあげてください。

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おきもち

和田隆恩
 浄土真宗(大谷派)/広島県広島市/17世住職。  1967年京都市生ま...
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おはようございます。

お母様も大変な思いをされていたことや、嫌な思いをされていたこと、聴かせてくれてありがとうございます。
たろうさまがお母様を思う気持ちも届いています。

お母様のお辛い気持ちも察します。
そこまで痛みが強いと、たぶん、緩和ケアの医師とモルヒネの使用についてもお話してる段階でしょうか。

でも、やはり、だからこそ態度だけでなく、言葉で伝えていただけますでしょうか。もうろうとしないうちに。後悔しないうちに。

お母様、人生の振り返りは悪いことばかりが思い出されているようですね。
「人生はいいことよりも嫌な事が多かったかもしれないけど、私がお母様といるときは悪いことばかりじゃなかったよ。今も痛みあるだろうけど、お母さんの子でよかったと思ってるから、それだけは忘れないで」

浄土に往ってからでしか救われないでなく、今のうちにお母様は報われてほしいです。
私の読経だけじゃ、今までの嫌なことすべてを帳消しにできないことはわかってるつもりですが、それでも、痛かった辛かったで人生閉じるのは悲しいし、悔やまれます。
せめて、今からは太郎さんによくしてもらって幸せだったことを、お母様、太郎さま、お互いが実感した日を過ごしていただくことを願います。
私も念じます。

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泰庵  一法
「変えるべきは自身ではなく歩む方向」「時間とお金の使い方」「向きが変われば...
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生きる事の意味がそれぞれにあるのです。

初めまして、今日は。

私も、順風満帆で平凡だった日々から・・突然に、心から支え合う愛しい、愛しい妻が手術が出来ない脳幹部に腫瘍が出来、余命も2か月あるかないか・・突き付けられただ、死を待つのみの妻との残された時間・・その後、私はどう生きたら良いのか?絶望所ではありませんでした。余命を突きつけられた瞬間から深い霧に包まれたような空間をひたすらに歩みました。悔やまない為に、必死に出来ることを探し僅かに繋がり合う糸を切れないように必死に繋いで生きていました。笑顔で寄り添って、時にもの凄い痙攣を起こし灯が消えてしまう妻をさすり抱き締めてたこともあります。看取り、これでもか・・と幾度も、幾度もの困難を突きつけられ、それらに負けて命を絶ちましたが、望まない蘇生をされ此岸と彼岸を彷徨い此岸に引き戻されました。

生きる事の意味は、ひとり一人に先人方が幾度もの困難を乗り越え生き抜いた証を未来に託し、父母が引き継ぎ、沢山の命の繋がりや願い、想いを込められて私たちがこの瞬間を生きて、引き継がれた証をさらに先に引き渡す役目や、それぞれに課せられた課題があるのです。お釈迦さまもこの世は思うようにいかない・・とおっしゃられています。善き事ばかりで苦が少なければ、この世は自分勝手な世の中になってしまいます。苦が多く時々善き事があるから、ありがたい=ありがとうとなり、思いやりや労りが生まれるのです。

無駄な命も、むだな出来事もないのです。お母さまも、必ず一つは善き事があったはずです。視野を思考を変えて見て下さい。あなたが生まれた事、あなたと過ごした事は仕合せだったはずです。どんなに憎んで恨んでも、お父様が居てお母さまが出会ったから、あなたがこの世に生を受けたのです。その日の事、あなたをどれだけ愛しく愛し、育ててくれたか・・忘れないでください。そして、時に許す勇気も必要だと思い居ます。敵は先生なのですから。あなたらしく、今できることをしっかりとご自身を見失わないように、辛い時だからこそ”笑顔”と不平不満でなくありがとうの言葉を忘れずに、過去でもない訪れていない未来を考えて不安や心配になるよりも、二度とないこの瞬間をお母様とお過ごしになられてください。

心切なくなった時、お寺のメールにメッセージください。

心より穏やかで仕合せな日々が過ごせますように、お祈り致しております。

合掌

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おきもち

永寛
皆様、初めまして。ストレスの多い現代・・お寺とはご葬儀や法事のみではなく、...
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質問者からのお礼

皆様ありがとうございました。
今は落ち着くことに力を注ぎたいと思います。
また何かありましたら質問いたします。

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