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死後の天界で家族に会う方法が知りたいです

回答数回答 2
有り難し有り難し 31

私の周囲に、守護や視察のお勤めで、お越し下さる霊がいらっしゃるのですが、
私と生前のご縁はなく、
皆様、御自分の懐かしいご家族とは離れ離れになっております。

皆様が天に帰られた際には
ご家族に逢えるのでしょうか…。

こんな風に考えるのは出過ぎた事かもしれませんし大変恐縮なのですが、
私のような、赤の他人を助ける事よりも、

「天でご家族と安らいで過ごして頂いたり、
お一人お一人のご親族や
大切な方々の守護者になって頂けたら…」

という気持ちがあります…

叶える方法はあるでしょうか…。

離れ離れでこちらに来て頂いてるのにもご事情があるのかもしれませんが、
「守護者は本来、御先祖様やご縁の深い方がお就きになる」
というお話を聞いて育ちました。

それが本当であれば、
皆様を、ご家族の元に返して差し上げたいんです。

僭越ながら、何か私に出来る事はあるでしょうか…

霊界のどちらでお尋ねすれば
ご家族に会えるようになるのか
それさえもわからず、皆様の事が心配で御座います。

恐れ入りますが、どうかお話をお聞かせ下さい。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

ご相談拝読しました。

もしもあなたがその霊のようなものとお話しできるのなら、どうしたらよいか本人に聞くのが一番なのかもしれません。

あるいはあなたにそういうお話を聞かせて育ててくださった方に聞いてみるのもよいでしょう。

なお、仏教的に言えば成仏すべきはこの私、つまりあなたです。迷っているのは霊でなく私やあなたなのです。

だから自分の感覚や考えにほんの少しでも迷いを自覚するならば、一度病院を受診してきちんとみてもらうのも手でしょう。

見えているものは何かの症状の場合だってあるかもしれないですし、それが改善したらあなたの悩みも晴れるかもしれませんからね。

あなたもあなたの周りの不思議な存在も安楽に至れるよう念じます。

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はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生...
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霊界のことさえ、仏教が一番詳しい

ので、仏典に説かれていることをまず調べてみると良いと思います。
 その中でも一番良いのは、各宗派に分かれて別々のことを言い始める前の、釈尊の教えそのままと言われているパーリ語の聖典(の和訳)でしょう。

 でもそれも大変なので、
 スマナサーラ長老『死後はどうなるの?』角川文庫
 藤本晃『功徳はなぜ廻向できるの?』国書刊行会
 藤本晃『餓鬼事経--死者たちの物語』サンガ
 藤本晃『天宮事経ーー天界往生の物語』サンガ
などをお読みになるのをお勧めします。

 でも、それも面倒なので、あらましを申しますと、人間界での家族関係が死後もそのまま続くことは結構なくて、死後、誰もが各自の業に随って、適切な境涯に生まれ変わります。地獄に行った人と天界に行った人は、人間だったときはたとえ夫婦であっても、もう、当分、会えません。また生まれ変わって、同じ境涯に生まれたら、会えるかもしれません。しかし、遠い何度も前の前世のことを覚えている可能性はほとんどありませんので、出会っても、他人の関係に思われることが多いでしょう。
 人間の近くにいて、勘の鋭い人に感知されるような生命は、天人なら一番レベルが低く、餓鬼(幽霊)なら一番レベルが高く、しかしどちらにしても、レベルの問題もあって、あまり行動の自由が利きません。人間が、フランスの甥っ子のことを知っていても、おいそれと会いに行けないのと同じ程度の不便さがあります。
 それで、とりあえず、手近な、感知してくれる人のところにコンタクト取りがちになります。だからといって、人間以外の彼らもいろいろ不便な生き方をしていて、人間の方も、もちろん不便ですから、あれこれやってあげられるわけではありません。
 人間界での家族も転生すればバラバラになります。その代わり、他人のはずなのに自分にはわかるのなら、その生命は、遠い前世では関係の深い人だったかもしれませんので、「あなたも元気で、幸せでありますように」と願ってあげればよいでしょう。
 いろいろな人間や動物に対しても、そういう慈悲の気持ちで、でも深く入り込む必要なく生きるのが良いと思います。袖摺り合うも他生の縁です。

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初期仏教というか仏教本来の教えを学びつつ、その在家信者のあり方から見た日本...
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質問者からのお礼

●吉武文法様
お話をお聞かせ頂き、誠に有り難う御座います。大切に拝読させて頂きました。
私自身が安らかに、迷い無く成仏する気持ちを持つ事で、周囲にいらっしゃる方々(霊)も成仏出来るという事でしょうか。
私の精神状態が伝わってしまう事も、今まで多々ありました。体調により霊障が酷くなりやすい事もあり、お話を聞いて改めて、私自身が、心身共に整った状態である事は大切だと感じました。

有り難う御座います。
温かなお言葉をお聞かせ頂き、お優しい祈りまで…
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

●藤本晃様
宗派が分かれる前の聖典…貴重なお話をお聞かせ頂き、誠に有り難う御座います。興味深く拝読させて頂きました。

誰もが各自、業に随い適切な境涯に生まれ変わる。多くの人がバラバラになってしまうのは当然なのですね…現世での関係も、多くが今世限りになるなら、一層大切に感じられて心が痛い気持ちです。けれど絶対に会えないわけでは無いのですね。
天国と地獄に分かれると当分は会えないという事も考えますと、
生きている間に心をよく寄り合わせて、生き方や志、精神レベルや自己修行に必要なものが合致している方のほうが同じ境涯に生まれる可能性が高まりそうに思えました。

それでも記憶は失いますし、
通り過ぎる事なく、もう一度言葉を交わす事が出来たのなら、運命の糸に例えられるような尊い関係なのだと感じます。

どちら側も行動の自由が利かないという事も痛感致します。他の所はわからないのですが、私の所にお越し下さる多くの霊には物理的な景色は見えないらしく現在位置がわかりづらいそうなんです。(霊に見えるのは、精神世界やオーラのみだそうで…)

場所を移動するにも1メートルが結構遠い距離に感じるそうで(目的地を思うと、まさにフランスの苦労です)
また、関心を持つ人に波長が繋がったままにもなりやすく、小さな執着となって移動できない原因となったり、不自由が多そうだと感じます。

かと言って人間も地上の法則に則った不自由を感じます…。それぞれの人生と心はとても深く、救うならば、時には自分も人生をかける必要がありますが、一人が多くを抱える事は難しく至らないばかりです。

お相手の幸せを願う事が、私に出来る事なのですね…

あまり深入りはする必要なく、けれども慈悲の心を持って。

しっかりと心に留め置きたく思います。

わかりやすい例えを交えながら、丁寧にご教授を頂きまして、本当に有り難う御座いました。

ー追伸ー
ご家族と離れ離れになってお勤め下さっているお方(霊)が
「疑問にお答え下さり有り難う御座います、祈って下さった事に感謝申し上げます。お二方に御礼の気持ちでいっぱいです」とお伝え下さいとの事です。

重ねて、深くお礼申し上げます。

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