小さい頃の自分
20代 女 保育の仕事をしています。プロフィールも読んで頂ければありがたいです。
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小さい頃の出来事を思い出して、後悔や自己嫌悪の気持ちからか涙が止まらなくなってしまうことが多々あり、心がしんどいです。
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小さい頃(特に就学前)は、とってもワガママでこだわりが強い性格だったことを覚えています。例えば、色のこだわり(黄色が嫌いで友人母の車には乗らないと泣き喚くなど)、物への執着(お人形をずっと連れていた、私のものと知らずに食べてしまった母に 「吐き出せ!!」と泣き喚いて怒るなど)などです。
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また、妹に対しては、噛んだりハサミで勝手に前髪を切ったり、後ろから思い切り押して転倒させたりしていたことを覚えています。
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両親や祖父母、幼稚園の先生にたくさん迷惑をかけたり、妹にひどいことをしたりしたことをふと思い出し、とても辛くなってしまいます。(同時に楽しかった思い出もたくさんあるので、みんなで出掛けたことや何気ない日常の風景などを思い出しても、感情が揺さぶられて泣いてしまうことも頻繁にあります。)
酷いことをしたり暴言を吐いたりするので、当然ですが両親に怒られて叩かれたり外に出されたりすることもありました。そんな小さいときの自分が情けなくて、申し訳なくて、夜になると思い出し、涙が止まらなくなるのです。あの頃のことをいつも後悔しています。また、当時の自分の心が分かるのなら、分かってあげたいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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良いとか悪いとかでなく特性があるということ
ご相談・プロフィールを拝読しました。
小さい頃のことで自分を責めてしまうのですね。保育の仕事をしているとのことですから現場では様々な特性のお子様を見ると思います。あるいは資格の勉強や研修でも様々な発達障害や特性についても学んだでしょうか。
そうならばそうした特性があることは悪いことではないという事は知識としては理解できているのかなと思います。
たとえば犬が嫌いな人と犬が好きな人がいます。犬が嫌いな人は悪い人でしょうか?
犬が嫌いな人にも噛まれたり吠えられたりしたことがあるからという人もいれば、そうした経験はないのに何となく苦手という人もいます。同じように虫が苦手とか、○○が苦手という特性はそれぞれにあるでしょう。それは説明がつかないものも多いと思います。でも事実としてある特性です。良いとか悪いとかでなく、それがその人のオリジナリティです。
あなたにはあなたの特性があったのです。もちろんそれで親やあなた自身も苦労したこともあるでしょうが、あなたがそうしよう、そうなろうと思ってなったものではないですからあなたが悪いのではないのです。
あなたも特性のあるお子様を現場でみていて、苦労することはあってもその子が悪いのだと責める様なことはないのではないでしょうか?
あなたのご家族もきっと同じです。苦労はしたけれどもその分愛情も深いことでしょう。
ただし、あなたが悪くないというのと謝らなくていいということは別です。もちろん謝りなさいという話でもありません。ただ、あなたがそこまで後悔・自己嫌悪するならば、当時のあなたの問題ではなく、今のあなたの問題として、その思いにあなたなりの主体的な態度選択をしたらいいと思います。
「昔は本当に苦労をかけてすまなかった。後悔している」と謝るのも方法かもしれませんし、「ありがとう」と感謝を伝えるのも方法かもしれません。あなたなりの表現方法でよいのです。誰からも強制されるべきものではありませんからね。
後悔を穴埋めするために何か別のことをもって埋め合わせしようとするのでなく、後悔そのものに向き合いましょう。
その中であなたが何を思い、何を語り、何を為すか。その歩みこそがこれからのあなたを形作っていきます。そこにはきっと過去のあなたも活かされていくことでしょう。
ご質問文ありがとうございます。
「当時の自分の心が分かるのなら、分かってあげたいです」という最後の一行が気になりました。
現在のymさんなら、当時の自分にどんな言葉をかけてあげることができますか?
あの時辛かったんだね、けどそれなりに一生懸命生きてきたんだね
など、できるなら当時の自分をねぎらってあげてください。
いたわってあげてください。
当時の自分理解はそこからだと思います。
辛いこともあったけど、一生懸命生きてきたと思いますよ。
質問者からのお礼
ご回答ありがとうございました。これからも思い出して胸が苦しくなることはあると思いますが、教えていただいたように、小さい頃の自分に対して、家族など周りの人に対して、思ったことや感じたことを伝えたいと思います。小さい頃の自分も、現在の自分も、認められるようになりたいです。本当にありがとうございました。