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未成年の時に犯した窃盗事件について

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有り難し有り難し 15

長文失礼いたします。
恥ずかしながら、私は19歳の時に他人の財布からお金を盗むというやってはいけない犯罪行為をしてしまいました。

あの当時を振り返ってみると、私は浪人生で大学進学へ向けて受験勉強をしていました。しかし、私だけ、十分な教育を受けさせてもらえなかった(周りの人たちはみんな授業を受けていましたが、私だけ家庭の都合上、受けることができなかった。)

親からは、魔が差したと言われました。

また、数年後、自分がなぜ、浪人してしまったのかを冷静に振り返ってみたところ、私が、当時、高校3年生のころ、文系で世界史を受験科目にしていて、私は世界史を予備校で履修したいと母に言いました(ちなみに母子家庭です)

すると、母は「日本史には協力してあげられるけど、世界史には協力してあげられない!」と強く言われ、私は、結局取りたかった科目を取らせてもらうことができませんでした。

結局、私立をあきらめることになり、国立受験に切り替えることにしました。
(冷静に考えてみれば、世界史を自分だけで勉強していれば良かったです。)

数年後、母にそのことを強く突き詰めたところ、謝罪をしてくれました。しかし、私は心の中でとても許すことができませんでした。

また、そのことが原因で、母と大喧嘩になってしまい、兄弟からも、そして、母からもいじめを受け、勘当されて、家をおいだされてしまいました。(母には今でも、電話を着信拒否されています。)

先立たれたご先祖に自分はどう見られているのかをとても心配して、今回質問させていただきました。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

ゆるし ゆるされて 生きていこう

 ゆいぽんさん、おはようございます。これまでいろいろなその悩みや苦しみを抱えながら、歩んで来られたのですね。胸の内をこうして相談できるということは、とても大切なことです。勇気を持ってこのハスノハに相談をよせていただき、有り難うございました。
 
 その昔は、「お天道さまが見てござる ののさま(=仏さま)が見てござる ご先祖さまが見てござる」と子どもに教えてきました。現代は、人が見ていなければ、人に気づかれなければ悪いことをしてもかまわないという風潮ですが、その昔は 人が見ていなくても自分で生活や行動を自制するようにと教えてきました。更に、自省だけではなく、「私は一人ではないのだ」という安心感も与えていたと思います。この言葉が欲望のブレーキとしてだけでなく、心のセーフティーネットとなって人々の生活や人生をより良いものにしていたのではないかと思っています。
 
 私がゆいぽんさんのご先祖になったつもりで、つぶやきます。
「今まで思い通りにならないことも多く、つらかったな。そのつらいことが重なって、お金を盗むことにつながってしまったんだな。そこに至る前に、わしに胸の内を聞かせてほしかったな。今は、ちゃんと反省できているか。きちんと反省できているのであれば、後は、これからをどう生きるかだ。過去と他人は変えれないが、将来と自分は変えられるぞ。諸行無常の世の中だからこそ、今日、いのちをいただいていることに感動を持って生きてほしい。条件が整えば悪いこともしてしまう自分だということを忘れず、だからこそ、この人生をどのように生きるかが、ゆいぽん自身に問われているのだよ。わしらがいつでも見護っているから、精一杯生きてくれ!そして、人々の生きるよりどころとなってきた、仏さまの教えにも出会ってくれ!!」

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有り難し
おきもち

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん...
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質問者からのお礼

げんさんへ

お忙しい中、返信ありがとうございました。

この回答を見て前向きに生きようと思いました。

過去を振り返らず今日を精一杯楽しもうと思います。

本当にありがとうございました。

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