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先祖のお墓の供養に関して

回答数回答 3
有り難し有り難し 29

はじめまして
昔ある霊能者から三代前の先祖が私にお墓の管理と言っても、掃除くらいのものですがを訴えていると言われ、その場所も指摘され、その場所に行くとその私の先祖のお墓50台ほどの分がありました
今から15年ほど前のことで、しばらくは年に数回お墓の掃除やお花線香などを変えたりしていました
しかし途中からお墓の掃除と言っても山道で何回も往復しなければいけないため大変しんどく私自身もその間に病気になり、ずっと掃除もしていませんでした
最近お墓の事が気になり霊能者の方などに相談したらそんな墓は無視しろとか先祖の霊を引き離す処置をしたとかそんなです
本来その墓を管理しなくてはいけない人間は、その量を放置しないがしろにし、そのために私が呼ばれたと霊能者がいいました
その管理者は既に死んで、その息子もろくな死に方を失いで死にました
永代供養というのが一番でしょうが50ほどのお墓の永代供養のお金などありません
せめて私が生きている間だけは、また掃除とか出来る限りしたいと思っていますが
私は現在独り身であるため、私が死んだらそれで終わりです
だから私が死ぬ前にその分をどうにかするか別の人間が現れるかとにかく生きている人間が管理できるのは今は私しかいません
私は曹洞宗の檀家ですが
その分は私の祖先と言ってもいとこに当たり
曹洞宗とは関係ありません
色んな宗派のお坊様にお聞きしたいのです
このお墓、どうしたらよろしいでしょうか
お坊様の立場から教えてください


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

墓地の承継者について、もう少し詳しくご説明下さい

 曹洞宗の吉田俊英と申します。お墓に関しては、其の家其の家の状況、親族関係、地域の事情、菩提寺の考え方によって対応が異なる場合もあります。現時点で、宗派として墓地や永代供養に関して特段の方針を打ち出してはいないと思います。
 武骨さんは御親族のお墓を一生懸命にお参りして来られたのですね。誠にご苦労様です。霊能者といってもいろいろな方がおられ、親身に相談に乗ってくれる方も居れば、相談料や御祈祷料が期待できない方にはぞんざいな扱いをする人も居ます。相談相手には、注意された方が良いと思います。

質問文だけではわからない点があります。まず、当該墓地について、下記の点をコメント欄で教えて下さい。

1、お墓の場所の登記上の地目はどうなっていますか?
2、土地の所有者はどなたですか?
3、登記名上の地目が墓地の場合、墓地管理者は誰になっていますか?
4、当該墓地は曹洞宗以外の宗派で葬儀した方が入っているとのことですが、宗派やお寺さんはわかっているのですか?
5、当該墓地の使用者(民法で定める祖先祭祀の承継者)は、いるのですか?まったくいないのですか?
6、当該墓地を整理したり、永代供養を検討したりする場合、承諾等が必要な親戚は何名かおられるのですか?

 特別な名案があるわけではありませんが、手続きを進める上で法的な権利義務関係を確認した方が間違いないと思います。尚、回答には字数がありますので、再度の質問をお願いする場合もあるかもしれません。その点、御了承ください。

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有り難し
おきもち

個別相談可能
 目の前の方の悩みや気持ちをしっかりと受け留め、心を開いてもらうように努めております。決して容易いことでは有りませんが、一期一会の気持ちで相談に、葬儀法事に励みたいと思います。    最初法学部部にで学び、4年間ほど公務員をしていました。(税務署勤務)その当時の学びと経験を終活相談に活かしたいと思います。                                              昭和63年5月に住職となってから、30年が過ぎてしまいました。仏教学・禅学もそこそこ真面目に学んだつもりですが、宗教学・宗教民俗学に力を入れて学びました。そういう分野については丁寧な回答が出来るかも。
一人一人の気持ちに寄り添い、傾聴に徹して、心をほぐしてあげられるよう、努めたいと思います。 それと同時に、完璧に出来るとは限りませんが、其の人が歩むべき方向を一緒に考えてあげたり、次の一歩を踏み出せるよう背中をおしてあげられるよう、努めたいと思っております。

はじめまして。ご相談拝読しました。

お墓の管理についてご心配なのですね。またこれまで大変苦労して管理をなさって来られたのですね。誠にご苦労様でございました。

しかしながら、お墓をどうするか、というよりも、その霊能者の言う事をどうするかが本質的な問題ではないでしょうか。
もっと言うならば、霊能者を頼ってしまいその言動に惑わされてしまうあなた自身をどうするかという問題です。

見えないものは何とでも言えてしまいます。その霊能者に金銭を要求されていますか?あるいは要求されなくともあなたの方からお渡ししていますか?
私個人としては限りなく怪しいと思います。

きちんと仏教を学ぶ者ならば、そのような発言はしないでしょう。そのお墓それぞれの管理者ではなく墓地管理者に相談したり、菩提寺のお寺さんに相談してみて客観的な意見をいただきましょう。お坊さんならば祟られるとかろくな死に方しないとかそういう脅すようなことは言わないでしょう。

お墓を管理することでいいことがあるとか、しないことで悪いことがあるとかでなく、管理すること自体があなたの生きがいになっているのであればそのこと自体は無理には否定しません。しかし何よりもあなたのお身体を大切にしてください。

永代供養とは永代に霊を鎮めることでなく、永代に渡り仏教の教えに出会うことが願われるものです。
仏教の教えは亡き人ではなくあなたを救うものです。あなたが救われてこそ亡き人の救いも見出されます。あなたを惑わすような言動からは離れましょう。

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有り難し
おきもち

個別相談可能
はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生経験も仏法聴聞も、まだまだ未熟な私ではありますが、皆様のお悩みに対し真摯に向き合い、共に悩み共に考えたいと思います。 お話しする内容は「こたえ」ではありません。仏法を聞いてもお金が儲かるわけでも、人間関係に恵まれるわけでも、病気が治るわけでも、何ものにも左右されない心の持ち様が手に入るわけでもありません。 仏法の救いとは悩みが私の思い通りに解決することでなく、どんな悩みも私の現実として引き受けて、悩みながらも生きていけることだと私はいただいております。 悩みを救う(解決する)のではなく、悩む人を救う(悩む私という存在を引き受けていける)のです。 「こたえ」ではなく、「問い」を共有することで、悩み苦しみを引き受けて生きていける一助となれれば幸いです。 【回答について】 後から読み返し、誤字脱字に気づいた際は訂正を入れます。訂正ではなく、お礼コメントへの返信のため追記する場合はタイトルに〔追記あり〕と記載します。 なお、タイトルも本文も字数制限があるため際限なく追記できないこともご承知おきを。
基本的には平日13時~15時のみ対応可能です。お寺の行事、急な法務で対応できない場合もあります。

拙寺に依頼があったら、

墓じまいを勧めます。

ご先祖さま全ての御骨は
拙寺の永代供養墓に納めます。
費用に関しては
御布施ですからお幾らでも大丈夫です。

ただ
墓石の撤去処理費用は
石材屋さんへの実費になるので
そのお墓数なら相当掛かるかもしれません。

でもそれで
あなたが安心できるなら
やはりすべきことをしてほしいです。

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有り難し
おきもち

 浄土真宗(大谷派)/広島県広島市/17世住職。  1967年京都市生まれ。山形大学理学部卒業後、証券会社で勤務。30歳で脱サラし、親戚筋の超覚寺に入寺、45歳で住職継職。  遺族の分かち合いやお悩み相談などグリーフサポート活動を続け、お寺の掲示板による法語伝道にも尽力している。カープ坊主の会会員。
こちらに法事が入っていなければ、ご希望の日時に相談させていただきます。 想いを吐き出しても、あなたの環境は変わりませんが、あなたの気持ちは変わっていきます。 どうぞ安心してお話しください。

質問者からのお礼

今回回答していただいた、お坊様、ありがとうございました。
私の菩提寺に行き、とても長い時間かかりましたが、解決ができました。
霊能者に迷わされた自分から思考がゆがんでいったという事がわかりました。
ありがうございました

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