父について
昨年、父が亡くなりました。
父は私が幼い時に病気で倒れて復帰後は仕事を転々としていました。
主に体を使う仕事でした。
休日は友達と麻雀をしにいったりしていて母は父を放置していたので私は父と関わることがあまりありませんでした。外食をした記憶もありません。父親は働いてお金を渡すためにいる。そんな認識になっていました。
私が高校で下宿生活をしている時に父から電話がありました。
酔った口調で「ごめん。仕事辞めてもいいか?」と聞かれました?
私はその時自己嫌悪にかられて泣きました。
こんなにも追い詰められていたのに何もしてあげれなかったと。
後から知りましたが父は当時の職場で人間関係に疲れて鬱になっていたそうです。
その後も仕事を転々としていました。アルコール中毒にもなっていました。
鬱にもなります。働いても子の学費、生活費にとられ、手元には残らず、家族からは感謝もされない。
そんな父に感謝の言葉を伝えたときには昏睡状態でした。
伝わったかわかりませんし、父の死直後はそこまで落ち込みませんでした。
しかし今、娘が2人いて子供のために働いている中、職場ではミスばかり、将来の立ち位置が想像できない不安、地元から離れてるため誰かに相談することもできない。そんな状況の今になって父はもっと辛かったろうに。と後悔しています。
自分も父親同様に鬱になりそうな状態です。
今後この心情からどういう考え方をしたら解放されますか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
様々なつながりの中に 今日があります!
しろさん、お早うございます。
しろさんは、お父さんが亡くなられた寂しさに加え、生きておられた時の関わりを後悔され、加えて仕事の悩みも抱えておられる様子を伺いました。しろさんのように心身が不安定になるのは、ごく自然なこと(=大切な方を亡くした後に、多くの人が感じるもの)だと覚えておいてくださいね。
そこで、しろさんに、二つのアイデアをプレゼントします。
1.お父さんの思い出話を聞かせてもらえる人が見つかるといいですね。
お通夜・お葬式の時に、お父さんの思い出話を聞かせてもらうことは出来ましたか。もし、一周忌や初盆などがまだでしたら、一緒にお参りされた方に「父の話を聞かせて下さい」と尋ねることが出来たら良いですね。子どもが抱く親のイメージは、夫婦関係が強く影響するものです。つまり、子どもは親の一部しか知らないということです。本当は、お父さんなりにしろさんの誕生を喜び、かわいがり、成長を願った瞬間は必ずあったと思います。しかし、しろさんは、お母さんというフィルターを通してお父さんを見ていた時期が長かったため、その瞬間を知らずに大きくなられたのかもしれません。だから、お父さんがつらかった姿と今の自分を重ねてしまい、余計にしろさん自身を追い込んでいるのではないかと想像するのです。
私はこれまで多くの方のお葬儀・ご法事に関わり、たくさんの思い出話を聞き出してきました。悪い思い出ばかりの人は、ほとんどおられませんでした。必ず一つや二つは、かわいがってもらい、お世話になったことを思い出せる(そして、親戚縁者から聞かせてもらえる)ものです。お父さんに対する新たな思い出が加わると、しろさん自身に喜びが生まれ、自信も生まれてくると思います
2.しろさんの何気ない話を聞いてくださる人が見つかるといいですね。
新型コロナ騒動がきっかけになって、距離の遠近を問わずネットでコミュニケーションが取りやすくなってきました。かつて仲良かった同級生や心許せる知り合いに、ネットを通じて連絡をとってみるというのはいかがですか。何気ない話をし、仕事の愚痴をこぼし、時には新たなアイデアを共有できる人の繋がりは、しろさんの人生を支える力になると思います。
このハスノハも、いつでもお待ちしていますよ。
質問者からのお礼
げんさん、ありがとうございます。
1周忌に父のことについて聞いてみます。
また、ハスノハに相談すると気持ちが楽になります。今後も利用させていただこうと思います。