過去に人を苦しめた
こんにちは。お読みいただきありがとうございます。
15年程前、同じ職場の人に意地悪な態度を取ってしまいました。具体的には、その相手にだけそっけない態度を取ったり、仕事にダメ出しをしたりしていました。
個人的な悪意はなかったのですが、職場の力関係のバランスを保つために、必要悪だと思ってやっていました。
ある時上司が、あの人は少し場を仕切ってしまうところがあるから、新人が押されてしまうよね、と言っていたのを聞いて、当時その上司のすぐ下にいた私は、頼まれてもいないのに、その相手を抑えなければならないと思ってしまいました。そうすることで、若い新人社員を守ることにもなると考えてしまったのです。
もっと平和で建設的な方法で、職場環境を整える方法はいくらでもあったはずなのに、パワハラという手段を選んでしまい、本当に愚かでした。間違っていました。
さらに悪いことに、個人的な好き嫌いの感情はなく仕事の一環だと思っていたために、良心の呵責がなく嫌がらせがエスカレートしてしまっていました。
最終的に、私が守ってあげているつもりだった新人社員達も相手の味方につき、私が孤立することになってしまいました。
当然のことだと思いますが、恐ろしいことに当時の私は、そうなって初めて自分のしていたことがいじめであったことに気付きました。
相手には謝りましたが、その時に、上司から仕切らせないよう言われていたのでやむを得なかった、と嘘をつきました。
実際には頼まれておらず、雑談から勝手に解釈しただけだったのにもかかわらずです。
なぜあんなことを言ってしまったのか、自分が浅ましく、恐ろしいです。
それまでどちらかといえばいじめられる方の人間だったのに、加害者になったばかりか、その責任を他者に擦りつけようとしました。最低の行為です。あの時の自分を殺したい気持ちです。
その後私は退職し、相手は数年後に退社したと聞きます。
あの時私が相手をどれほど苦しめていたか、どれほど辛く心細かったことか、考えると罪悪感と自己嫌悪で気が狂いそうです。
相手が幸せに過ごしていることを祈っていますが、苦しいです。
お坊さんからの回答 1件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
自分を責める前に。
過去の出来事は変えることはできません。
しかし、反省し懺悔するならば、その罪は消えると経文にあります。
このままでは、りんさんの苦しみはどんどんと増していきます。
苦しみがさらに苦しみを生むということです。
どこかで解消しなけばなりません。それが今なのでしょう。こうして告白をし、心の内なるものを吐き出すことで、徐々に軽減していくのですが、最後は自分で終止符を打たねばなりません。
直接には謝るのはすでに過去行ったのでそれは終わっています。
しかし、一番許せないのは自分自身です。そのことを解消しなければなりません。
それは、心ゆくまで彼女に対し、お詫びと許しを伝えるのですが、もちろん、直接ではありませんから、心の中で素直な気持ちでイメージしてください。その時の自分の感情がどのように反応するかです。その変化も素直に受け取ってください。
モヤモヤ感が取れた時、自分自身も許せます。
今の彼女の幸せを祈ることも必要かもしれませんが、それさえもこちらの都合であるのです。幸せは自分自身で感じることなので、それも気にならなった時、彼女への行為は終わります。
質問者からのお礼
ありがとうございます。
幸せを祈ることもこちらの都合ですね。
心の中でお詫びを続けたいです。
いつか自分を許せる日が来ればと思います。