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一番仲のいい友人について悩んでいます。

回答数回答 2
有り難し有り難し 12

二十歳ぐらいに知り合った20年弱の付き合いがある友人がいます。
今までいろんな悩みごとで相談したりされたり、遊びや旅行も行ったりと社会人になってからの時間を共に過ごしてきた一つ年上の友人です。
その友人は副業として投資や株などをやっていたのですが、先月、株が暴落したらしく、約200万円ほど損をしたと聞きました。
かなりのショックみたいで、もう人生ダメだ…とLINEが来ました。
その時にすぐに電話で話したのですが、その後一週間ほどLINEしても既読もならないし電話しても応答がありませんでした。
何か不愉快にさせたかと思って謝りのLINEや電話をしましたが、その時は「金銭問題は自分の問題だから何で謝られるのかわからない」とだけLINEで返事がきました。
その後はLINEしても既読にもならず、電話しても出てもらえません。
もしLINEブロックされてるのであれば既読にならないことはあると思うのですが、電話した時は呼び出すのですが取ってもらえず留守電になります。
電話着信拒否されてれば呼び出しもないはずですよね?…

その友人はスマホのゲームをやってて、同じゲームをやってる他の友人に聞いたらログインした跡はあるからスマホ自体は触ってるみたいです。
スマホ触ってるのに何故LINEや電話は返してくれない?という思いです。
他の者もLINEは無視されてる状態で既読にはならないとのことです。

友人らはもうほっといたら?とかそんな奴やったんやからもう友人でもない…と言っています。

しかし私には社会人になってから一番関係のある友人なので、簡単に関係を切れずにいます。
例えばその友人が亡くなったことにしよう…とも考えましたが無理でした。
もしかすると返信あるかもしれない、もしかすると…と思うと夜も寝れない日々が続いています。

連絡が取れなくなって何回もLINEしたり電話したりしてしまったこともあり、ほっておいてほしいことが逆に迷惑になり嫌われたのかもしれません。
金額が金額なのでショックが大きくて少しそっとしといてほしいという思いはわかります。
けどそれならそれで何か返事してほしいです。
このまま何も返事なかったら関係が終わりそうで…それが不安です。

もしかすると、私との友人関係を切りたいのでしょうか。
私からは何も連絡しないほうがいいのでしょうか。
教えていただけたら幸いです。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

返信が無ければ友達ではないのですか?

お友達を大変心配されておられるのですね?

人は辛い時は平常の行動が取れないし、気持ちや感覚も普段とは違うと思います。

もし、ご友人を心配なさるなら、ご友人の気持ちをそういったことも含めて考えて差し上げてるのが良いと思います。

返信が無いからと何度もLINEを出して既読を気にして、返信が無いからと友達を辞めるべきかと考えるのは、貴方の感情を優先させた思考です。

相手は辛くて読めないのかもしれないし、今はそっとして欲しいのかもしれませんし、または追い詰められてしまっているのかもしれません。

LINEではなく、実際に家を訪ねてみたことはありますか?

私だったら、まず、実際に会おうとします。さらにそれが無理なら、返信を強要するのではなく、辛ければ返信は要らないからと前置きして、心配していて、何か力になれることがあったら言って欲しいとLINEして、その後は友人が立ち直るのを祈って信じます。

LINEの既読が無かったり、返信が無いからと、それが縁を切る形であるとするのは、何か違うように思います。

心配ならば、自分の気持ちではなく、相手の状況や気持ちを思いやって考えて、その上で何をすべきかを考えてみると良いと思いますよ。
大事なご友人なのでしたら、じっくりと時間をかけてご心配をなさってあげてください。

お友達に笑顔が戻るのを祈っております。

合掌

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個別相談可能
仏道に入門して40年が経ちました。 死ぬまで修行を続けるのがお坊さんだと思っております。 法昌という法名で、和歌山県の高野山の西禅院が所属寺院ですが、 普段は東京都町田市のマンションで手作りの密壇でひたすら修行を続けている  はぐれ行者です。 伝法灌頂も中院流の一流伝授も授了させていただいております。 娘を持つ母であり、一家の主婦でもあり、親の介護もあったりします。 エッセイや文章、そして漫画家として漫画も描いております。 イーハトーブクリニック萩原医師の指導をいただきヒプノセラピスト(催眠療法士)でもあります。 基本的に隣のおばちゃん的な、でも変わった尼僧です。
ご相談可能な時間はその日ごとに違うので、いくつかご都合を書いてくださいね。 人生で悩んだ時に、最善の答えを与えてくださるご神仏と、あなたは心の奥で必ず繋がっています。ご自身の心の中からご神仏のお答えが受けられるようにアドバイスをさせて頂きます。 ◆著書:「神さま仏さまがこっそり教えてくれたこと」「迷いをすっきり消す方法」「幸せを呼ぶ仏像巡り」

変わらずに待ってあげてください

 サトさん、おはようございます。社会人になっても共に過ごせる友人がいるというのは、とても素晴らしいことですね。きっと、その友人と楽しい思い出をたくさん作ってきたのでしょう。だからこそ、友人の事をとても大切に思うし、サトさんの気持ちが上手に伝わらず友人からの返信がないことに大きなショックを感じているでしょう。「でも、なんとか力になりたい」と思いを寄せるサトさんの優しさにも、私はふれることが出来ました。どれだけ便利で快適に過ごせる世の中になっても、人の心の中はなかなかわからないもので、本当にじれったいですね。
 友人の身になって想像してみると、株の暴落によってショックを抱えたことで心の整理がつかないのでしょう。ですから、その気持ちをどう表現したらよいか、誰にぶつけたらよいか、自分を責める気持ちも当然あるでしょう。自暴自棄になり「ほっておいて!」も本当でしょうし、でも「一人はつらい」など一言では表せない複雑な気持ちだと思われます。
 私がサトさんなら、こんなLINEを送ります。(もう、サトさんなら送っているかもしれませんね)「かつて大切な友人を亡くしたことがあって、すごく後悔をしているのです。もっと自分の関わりかたが違っていれば、その友人を助けてあげられるのではなかったかと、今でも考えてしまうのです。それ以来、心配性なんです。〇〇さんは、私にとってとても大切な存在なので、何かの力になれたらと思っています。でも、たびたびLINEをするのは負担に感じてしまうでしょうから、これからは朝一番の「おはよう!」だけを送ることにします。連絡を取りたくなったら、いつでもLINEくださいね。〇〇さんのことを案じています」

 大切な息子さんを亡くされたご年配のご門徒(=お檀家)さんに、「日にち薬」という言葉を教えてもらいました。「頭ではわかっていることでも、現実を受け入れて次の一歩を踏み出すまでには、時間が必要なんですよ」とつぶやいておられました。これは、人生の苦難を抱えたご本人にとっても、ご本人を支える人たちにとっても大切な言葉だと思いました。今までと同じような関わりに戻るまでにはしばらく時間がかかるかもしれませんが、友人からのヘルプがあった時にはいつでも駆けつけてあげれるように、サトさんはご自身の生活や心身を整えておかれてはいかがでしょうか。
またいつでも、ご相談をお待ちしています。

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おきもち

個別相談可能
1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。実家の西福寺で中高生を主体とする「るんびに太鼓」に所属、演奏・指導経験を通して、「人は、支えられてこそたくましく生きてゆける」と体感。青少年よみがえりの場「短期るんびに苑」にも関わる。   平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。ご法話や講演などをご希望の方は、遠慮無くお声かけください。  グリーフケアアドバイザー1級 発達障害コミュニ ケーション初級指導者 つどい・さんあい運営委員
ご相談時間はご希望をいくつかお知らせくださいね。 ◆「絵本のお坊さん」として、絵本を通じて人生を見つめ直す活動を行っています。◆死別、離婚、退職、不安など、様々な喪失を抱える方のお話に寄り添い、仏道の教えを分かち合いながら心を癒すお手伝いをしています。◆資格:グリーフケアアドバイザー1級、発達障害コミュニケーション初級指導者。

質問者からのお礼

悟東 あすか様 

お忙しい中ご回答していただきまして本当にありがとうございます。
やはり信じて待つのが一番なんですね。

確かに私自身の気持ちが先走っていたのは言えると思います。
焦りがでていました。
実際に家に行ってみようとも考えましたが、その行為は逆に、もっと嫌がられないかなと考えてしまいました。
LINEや電話で連絡がつかないなら手紙では、とも考えました。

相手がどう思っているのかはわかりませんが、長年の付き合いから今回のことが一番連絡が取れない期間が長いように思います。

相当ショックだったことはわかるので、友人の気持ちが落ち着くまでは待ってみたいと思います。
ありがとうございます。

げんさん 様

お忙しい中ご回答していただきまして本当にありがとうございます。

何と言いますか、考えさせられることがありました。
友人との長年の付き合いの中で、過去にあったことも話してきました。
亡くなった友人のこと、私の過去の失敗したこと(実は私も過去に金銭トラブルがあったことがありました)…。
しかしながら、そんな話しが伝わってないのかなとも思いました。
ただ、今はショック過ぎて忘れているのだと思われます。
スマホゲームをやってるのも気晴らしにやってるだけ、と信じたいです。

げんさん様がおっしゃってるように、LINEや留守電では謝りの言葉と心配している旨、また連絡待ってるから…というのは送りました。
ただそれに対しても何も返事が無いのがやっぱり気になります…。
電話はいつでも呼び出すので着信拒否になってないのは少し安心するとこですかね。。

「日にち薬」・・・いい言葉ですね。
今は友人を信じて、もうしばらく待ってみたいと思います。
信じることも生きるうえで大切なことだと思って。

お忙しい中、本当にありがとうございます。

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