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離婚した父への気持ち

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有り難し有り難し 15

上手く言葉に出来ていなかったら申しわけありません。

自分の両親は物心ついた時には不仲で家庭内別居でした。小さい頃の父との記憶は楽しい思い出よりも冷たく怖い思い出ばかりで、今振り返っても涙が出てしまいます。自分が何かされた怖さよりも理不尽な理屈でお酒を飲みながら小さな弟を叱り続け立たせ続けていたり、寒い夜に妹を外に出したり、他にも色々とありました。1度だけ口論した時に私を見下ろす目の冷たさに恐ろしさから身体が震えるようでした。
母に対するモラハラと経済DV。弟妹に対しても躾というには異常だったと思います。

母はそんな父を可哀想な人だ、と言っていました。確かに祖母は父の事を可愛げがなかったと言い他の叔父を贔屓してるのは感じました。

親元から離れ、気持ちが落ち着いた時にあんなに憎んでいた父に本当は甘えたかっただけだったんだと気付きました。

今更親子をやり直す気は全くありません。よく見かけるありふれた楽しそうな親子を見ると羨ましく思ってしまったり、恩師を父と重ねてしまう自分の気持ちにどう踏ん切りをつければ気持ちが少しでも軽くなるのでしょうか。気持ちのやり場が見つかりません。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

73億の人あれど お父さんと呼べる人は・・・。

 「他の親子を見て羨ましく思ったり、恩師を父と重ねてしまう自分の気持ち」を、ひとみさまはとても正直に吐露されていますね。そのひとみさまの気持ちに共感する方は、多いと思います。また、あわてて気持ちに踏ん切りをつける必要はないと思います。
 
 僧侶という関わりの中で、様々な世代や境遇の方々と出会いお話をお聞きするのですが、どなたもそれぞれに「ドラマ」を抱えて生きておられるのだなあと気づかされます。テレビのドラマが薄っぺらく感じるほどの「ドラマ」を聞かせていただくことも数多くあります。

 さらに、「あんなに憎んでいた父に、本当は甘えたかっただけだったんだと気付きました」この気づきは、とても素晴らしいですね。

 ところで、今お父様は、どのようにお過ごしなのでしょうか。電話やメール、または直接会いに行くなど、何らかのアプローチが出来る状況なのでしょうか。
 もし、そうできなくてもこんな方法があります。お父様宛に、投函しない「手紙」を書くことです。手紙を書き進める中で、ひとみさまが長年抱えていた思いを吐露することができ、それを自分で客観的に読むことで知らず知らずに心の整理がついていきます。
それは、お父様との新たな関係を作り直すことにもつながります。

 そして、「お父さん お母さん この世に生み出してくれて、有り難う」とつぶやけた時、ひとみさまの気持ちも大きく変化し、安らぎを感じることが出来るようになるでしょう。

 このハスノハへ勇気を持ってお声かけを頂き、有り難うございました。
ひとみさまのこれからを応援しています。  ご縁に感謝!!合掌

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有り難し
おきもち

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん...
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質問者からのお礼

げんさん様

お忙しい中回答ありがとうございました。
読みながらまるで頭を撫でられてるような気持ちになり、読み返す度に不思議と涙が出てきます。
自分だけがこんなに悲しく辛い思いをしていると思い込んでいたこと、投函しない手紙をまだ書く勇気が持てずにいるのは自分の気持ちに向き合うのが怖いからだと言うことに気付きました。
また辛くなった時はげんさん様の言葉をよく読んで少しずつでも自分に向き合えるようにしたいと思います。
とても救われた気持ちです。
本当にありがとうございました。

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