ペットの最期が近いという現実
時々相談させて頂いています。
今回はペットの病気ともう長くはないという現実。私自身も現実を受け入れようとしていますが、ストレスや不安から身体症状も出ています。
ペットが自分の病気をどのように感じているのか考えると、自分の辛さ以上にペットの方がきついんだと考えます。
更に心配なのが主人です。我が家には犬が2匹いますが、病気の犬は主人が自分の犬として、とても可愛がっていたため、ショックも大きく、撫でているだけで、涙が出るようです。
そんな主人にどう声をかければ良いのかわからず、その事に対しても、考えると涙が出て辛い気持ちになります。
こちらのサイトでも、ペットの病気や死について、沢山の方が相談されており、お坊様のアドバイスを読みながら、今を頑張って生きようとしているペットと最期のその時まで一緒に過ごそうと決めています。
ペットとの出会いは運命であり、ペットが私達を選んで私達の元に来る、と書いてあり、更にペットは私達が仏様の元に行かせて頂く時、そこで待っていてくれると、書いてありました。
聞いて頂きたい内容がまとまらず申し訳ありません。
何もしてあげられない自分が情けない事、悲しみに涙する主人を支えることができていない自分。
1番はやはり犬が苦しんでいるのではないか、という思い。
自分が楽になりたいからお坊様にコメントを求めている自己中心的な自分に嫌気がします。
まとまらない内容になり、申し訳ありませんでした。話を聞いて頂きありがとうございました。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
サイクルという名の寿命
ご質問拝読いたしました。
もの言えぬ子の姿は、
痛いよ!
辛いよ!
と喋れない分余計に
こちらの心が痛みます。
愚僧はワンコ好きが昂じて、
粗相をしてしまう子が
いるために、
シュラフでリビングにて、
ワンコたちと雑魚寝しています。
以前は粗相をする子だけ、
ゲージに入れ、
他の子と布団で寝ていたのですが、
哀愁の漂う鳴き声をされ、
かわいそうになって、
私がワンコたちに合わせています。
いままでに、
悲しい別れを
経験しています。
この失意落胆は、
言葉ではいい表せませんよ。
こんな小汚いオヤジの顔を
ずーと舐めつつけてくれたり、
外出から帰ると、
全身でその嬉しさを
表してくれる子たちは、
いませんよ。
絶対に。
本当の家族なんです。
ただ残念なことに、
この子たちのサイクルは
短いのです。
だからその短い時間を
精一杯共有するしか、
ないのです。
その命終が尽きるその時まで、
愛するしかありません。
この子たちが、
私たちを愛してくれるように。
愚僧は
寂しさに耐えられないので、
天国に旅立つと、
しばらくして次の子を
迎え入れてしまいます。
愚僧の弱さなんです。
ただ最近おもうことがあります。
40年ほど前に飼っていた、
秋田犬のヒロ、
おバカな子で何度も噛まれました。
ひょうきんだけれども、
非常に臆病な子でした。
この子が
家に戻って来たんですよ!
里子にだされていた、
トイプードルのラッキー、
犬種は違いますが、
絶対に生まれ変わりだと、
私は確信しています。
うちの母、だいぶ高齢ですが、
ラッキーはほんとに
ヒロそっくりだね。
と言っています。
人間は生まれ変わりに、
時間がかかります。
寿命が長いので、
でもワンコは、
短い分、
生まれ変わりも早いんですよ。
万が一を覚悟しましょう。
仕方がないことです。
でもまたかならず帰って、
来ますよ。
パパ、ママ、
いま帰ったよ!
信じてください。
ご多幸をお祈りします。
輪廻を頭に入れて、逝く本人(本犬)の来世の幸福を願う
死は、見送る人々の悲しみと死ぬ本人の悲しみ苦しみと二つの立場があるのでややこしいです。
でも、同時に全部解決できる方法があります。誰でも死ぬのだという当たり前の真理を、まず認めること。
それから、死んで終わらず、天人、人間、餓鬼、畜生、地獄の五道の中で輪廻し続けていると、これは認めにくければ、そうかもしれないと頭に入れること。
その視点から愛犬の死を看取る場合、悲しみはずっとありますが、愛犬にも過去世があり、自分たちにも過去世があり、たまたま今世で家族になって、さて、みんな来世はどこに行くのかなあ、また会えるのかなあ、などと考えると、世界は広がります。
死で終わりではなくみんな輪廻しているとしたら、今世より後のどこかでまた会える可能性はあります。二人以上が同時に揃う可能性は少し少なくなります。
餓鬼、畜生、地獄に生まれると、また出会っても苦しいことが多くて楽しくないと思います。お互いの行動範囲も狭いので、同じ境涯にいても出会いにくいと思います。
人間はまだ不便ですが、天界なら、行動範囲は広く、寿命も長く、生まれて楽しい、また出会って楽しい世界です。
天界に行くには善行為が必要です。愛犬の善行為は?分かりにくいので、「あなたが家族でいてくれて私たちが嬉しかった。次は良い世界に先に行って待っててね」という気持ちや言葉をかけてあげればよいでしょう。言葉は違うので、言葉を出すときや普段の、心の波動が、伝わるのです。
質問者からのお礼
花山様
温かいお言葉ありがとうございました。私も私達は人間がそうであるように、犬との出会いも縁であり運命であると信じたいね、と主人と話していました。また巡り合える可能性はわからないけど、きっと私達が仏様の元に行かせて頂く時、待っていてくれるよね、と。だから、最期の時には、今まで一緒にいてくれてありがとう、待っててね、と伝えたいと思います。
藤本様
私の行いは決して良いものではなかったと反省しています。嘘をついたこともあるし、人に対して優しく接する事ができない時も多々ありました。だから人間として仏様に救っていただけるかはわかりませんが、愛犬には私達を幸せにしてくれてありがとう、会えるかどうかわからないけど、待っててねと伝えたいと思います。
温かいお言葉をいただき、少し前を見て愛する犬と時間を大切に過ごしたいと思います。また私以上に心を痛め、涙を流している主人にも、お坊様から頂いたお言葉を伝えたいと思います。
ありがとうございました。
先日二名のお坊さまに温かい言葉を頂きました。
日に日に弱っていく愛犬を見るのが辛い時もありましたが、一番辛いのは愛犬だと主人と話し、今まで通り食べなくても食事も作ったり、抱っこして散歩にも毎日いきました。
お散歩が大好きだったから。
その愛犬は今朝早くに虹の橋を渡りました。二階のベッドで私達夫婦ともう一匹の犬と寝ていましたが、昨夜は身の置き所がないようで、ずっと起きて話しかけ、さすってあげてました。
亡くなる30分くらい前に急に立ち上がり、ベッドを降りる素振りをして。みんなで一階に降り、大好きな場所でみんなに見守られて、旅立ちました。まだ今朝のことで、主人も私も悲しみでいっぱいですが、私が仕事休みの日、みんなにきちんと別れを告げてくれたと思っています。
もう頑張らなくていいよ、今までありがとう、愛してるよ、虹の橋で待っててね、と伝える事もでき、それに応えてくれるかのように、2、3回小さくワンと吠えて亡くなりました。
今からお寺に行き、お別れをして参ります。
あの子がくれた、沢山の思い出とともに、もう一匹の犬と共に、少しずつ前に進みたいと思っています。
長文で読みにくい文章になり、申し訳ありませんでした。