hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

仏教を学びたい

回答数回答 1
有り難し有り難し 5

初めて質問します。
私は宗教に興味を持ち、勉強したいと思っています。
しかし、大学の専攻として仏教を学びたいわけではなく(他に学びたいことがあるので…)仏教の考え方を知りたいと思っています。
そこで欲張りではありますがいくつか質問させてください。

①仏教はいろんな宗派があると思うのですが、それぞれで考え方は大きく変わるものでしょうか。もし変わるとしたらどの宗派を学べば良いのですか

②私はお経は南無阿弥陀仏しか知らないのですが、お経の解釈は独学でもできるものですか

③お寺などで仏教について学ぶことはできますか。やはり僧になる人でなければだめなのでしょうか

④結果手始めに何から学べばいいのですか

以上四つの質問です。ネットで検索してたら他の方の質問の回答もあって見てみたのですが、よくわからなかったので質問させていただきました。
だいぶ欲張ってしまったような気がするのですが、どうか回答よろしくお願いします。
また言葉遣い等失礼があったら申し訳ありません、今後気をつけるようにするので教えていただけるとありがたいです。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

りゅうさま、こんにちは!

>仏教の考え方を知りたいと思っています。そこで欲張りではありますがいくつか質問させてください。

そういう欲を、「意欲」と言うのでしょう。すばらしい !(^^)!


行きつくところは変わらないと思います。至るまでの道や乗り物が変わる、という感じです。りゅうさまの縁のある宗派でいいんじゃないでしょうか!


りゅうさまの、仏教への求法心が純粋であれば、あるいは、苦を離れたいと切望するなら、仏教学者よりも、素直に経の意味を理解できるかもしれません。ただ、現代語訳されているお経は、訳者の解釈が反映されているので、注意して読む必要があるかと思います。まあ、ここは、りゅうさまの方で、訳を読んでいて「ん?」と思うところもあるかもしれません。


私はチベット仏教関係の方から学んでいます。大乗仏教なので、日本仏教と相性いいので、オススメです。あとは、後述する石飛先生と吉村先生ですね。


仏教の解釈学的な研究においては、石飛道子先生という方と、吉村均先生の著作が素晴らしいのでオススメです。特に、釈尊の原始仏教に始まり、龍樹の大乗仏教を通して、親鸞、道元、空海等の日本仏教を貫いて、優れた解釈を示していると思います。

特に、龍樹は「八宗の祖」と言われており、日本大乗仏教を理解するためには無視して通れないと思います。

(余談ですが、それにもかかわらず、近現代学的な学問の手法、文献学的な研究法により、龍樹の解釈は国内外において混迷しており、それが結果的に、日本の仏教理解の錯綜に繋がり、「日本仏教は原始仏教が変容したものであり、真の仏教ではない」といった識者による論調、また、原始仏教を語る人が日本仏教について語りたがらず、日本仏教について語る人が釈尊や龍樹にあまり触れない、ということにもつながっているようにも見えます。)

ただ、そもそも、こういった切り口からの疑問を持たない方がほとんどなので、私の言うことはすごく少数派ではありますけど…(;^_^A

また、仏教の雰囲気の入り口としては、『ダンマパダ(法句経)』の音読もいいですよ。

りゅうさまの関心が、「仏教についての知識を得たい」ではなく、「仏教の考え方を知りたい」ということになりますと、ちょっとラディカルに聞こえるかもしれませんが、こういう回答になりますね!では!

{{count}}
有り難し
おきもち

菩薩になりたいです。 仏教は、ほんとうにすばらしい教えだと思います。...
このお坊さんを応援する

「仏教全般」問答一覧

良い人・優しい人が損する理由

YouTubeのオススメに「良い人・優しい人が損する理由はこれです」みたいな動画があったので、とりあえず観てみました。その動画には「ブッダの教え」というサブタイトルが付けられていました。 優しさと思いやりが、いいように利用され苦しむ主人公の話でした。 その後、主人公が見つけた答えは、 ①「自己尊重と他者への尊重のバランス(自分自身と他人の間に健全な境界線を引く)」 ②「自分の気持ちや考えを尊重してもらえない関係は健康的ではないと理解しそのような関係とは距離を置く」 ③「支援や協力が真に価値を持つ場合にのみそれらを提供するようにする」 というものでした。 私にはとても良い話に感じましたが「我を無くす」から遠のいてるようにも見えて、この話をどこまで鵜呑みにしていいのか迷っています。 「ブッダの教え」とありますが、この動画に出てくる登場人物名や逸話をネットで検索してもそれらしいソースが見つかりませんでした。 (生きにくさを抱えた現代人向けの創作?) ここでお坊様方にお聞きしたいのは①②③は仏教的に見て、実行しても大丈夫な内容でしょうか。 またお坊様方の考えなどもお聞かせ頂けたらと思います。 よろしくお願いします。 補足です。 私は優しさ・善良さとは程遠い人間ですが、周りではよく聞く話だったので、このテーマに関心がありました。

有り難し有り難し 9
回答数回答 1

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ