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母の将来を気にしてしまう

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有り難し有り難し 40

私は大学生(24歳)の男です。
小学生の頃に両親が離婚し、母親に育てられてここまできました。
母方の実家に住んでいて、今は母と祖父母と同居しています。

私は、母のことをとてもとても大切に思っています。
母とは親友のような関係といいますか、基本的に何でも話せたり、買い物も普段から一緒に行ったり、共通の趣味やイベントに行ったりするなど、とても仲がいいです。傍から見たらマザコンのように思われているかもしれません…。
私は医師になりたくて、医学部を目指して多浪(お金がなく自宅浪人)したのですが、祖父からは落ちるたびにひどい言葉を浴びせられ、深く傷つけられたりしたのですが、母は、私の人生だから好きなように気の済むまで後悔のないように頑張りなさいといつも背中を押してくれました。
(母には申し訳ないけれど、医学部には合格できませんでしたが、現在は他の学部で医療に携わるものを学んでいます)

少し前置きが長くなってしまいましたが、ここからが本題です。申し訳ありません。

私は未だに恋愛経験がないのですが、今後もしも彼女ができた時、母親を一人にしてもいいのだろうかと少し心配しています。
いつか祖父母が亡くなったら、母は一人で住むことになります。
その前に、母は祖父母の介護をしなければならないかと思います。

私は私で恋愛もしたいし、親孝行もしたい、孫の顔も見せたいと思っているのですが、私自身が親離れができていないのか、今後母親が一人で生活していくのは寂しくないのかなとか、心配だなと思ってしまいます。以前将来のことを話したとき、「あなたはあなたの人生、私は私の人生だから私のことは何も気にしないでいい」と母は言ったのですが、そんなことを言われると余計に母のことを大切に思ってしまいます。
母は再婚する気はないのかなと思っていたのですが、母は再婚は一切する気がないし懲り懲りと言われたことがあります。

時々、母が亡くなってしまったらどうしようとか、あと何年一緒に生きられるのかなとか、私に恋人がいないからなのかもしれませんが、母が現在一番大切な人であるがゆえに母のことを考えることが多いです。

母のためにも親離れしたいのですが、将来の母のことをどのくらい心配すればよいのか分かりません…。
まとまりの文章になってしまって申し訳ございません。
程良い親離れの良い方法を教えていただきたいです。

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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

人は思い通りにならないし思い通りにしなくていい。母もまた他者

お母さんとの距離が近かったからこそ、とてもお母さんの事を心配し、愛しているということなのですね。その一方で、親離れできなくていいのかという心がある。程よい親離れをするにはどうしたらいいか?

他の僧侶の方も言われているように、正解は人の数だけあると思うのです。なのであなたが必死に考えて答えを出していく問題だと思います。その上でこういう質問をすること自体があなたにとってとても気になる問題、大事な問題があるということだと思うのです。

人生には思い通りになる事と思い通りにならないことがあります。思い通りにならない事は思い通りにしなくていいというのが仏教の基本的な教えです。少し気になるのは、あなたは、お母さんのために生きている感じがするのです。(それが悪いわけではなく、そういう人生もあります。問題はあなたが本当にそれを願っており、また母も本当に願っているのかという事です。)そして、母の近くに居て、母をいつも心配してあげるのがお母さんの為と思っているかもしれません。しかし、それは、愛の形を一つに限定してしまっている気がするのですね。本当はもっと愛は多様です。

全然相手を気にしないけど、たまに思い出す、それが愛の場合もあるのです。もしかしたら、あなたがお母さんから離れて、もうたまにしか思い出さなくなって、でもあなたが全くこれまで思いもしなかったようなあなたの人生を生き生きと生きていく事が本当の意味であなたも、母も願っているのかもしれない。つまり濃密な関係だけが愛ではないのです。お互いが離れていく事が愛の場合もあるのです。

新たな出会いという物は無限に、自分を成長・変化させます。これから多くの出会いをしていく事であなたは変わっていくし、その可能性を広げて欲しいなと個人的には思います。その際にあまりに母との関係性だけに捉われると、その可能性を狭めることもあることをお伝えしておきたいと思います。少し、お母さまに執着してしまっている匂いも感じたりするのです。
人間は、人間と出会う事で変わっていきます。そして、変っていいのです。そして、愛する者ともいつかは分かれていきます。これを仏教では諸行無常とか愛別離苦と言います。

とはいえ、最初に行ったように、あなた自身が考える事、どんなあなたでも応援しています。

【おすすめ図書】『ここは今から倫理です』4巻、『私とは何か』(平野)

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浄土真宗本願寺派の僧侶です。 産業カウンセラーの資格を持っています。 ※【回答について】ハスノハの相談には千字の文字数制限があります。もっと答えたいのですが、途中できれている相談は、千字の字数制限のためだと思ってください。
どんなお話でも聞かせていただければと思います。 良し悪しのジャッジもしません。 〔次のような方におすすめいたします〕 ・なかなか話す機会もなく、身近な人に聞いてもらえないという方 ・辛い経験をしたがそのことの整理がついていない

ご本人の自立が先かもしれません

やっぴーさん

こんにちは
拝読させていただきました。

お母様のことすごく大切にされ、また将来についても心配し、辛い思いをされているとお察しします。
お母様のこと大切に思われることは良いことですし、育ててくれた肉親、また最大の味方だと思いますよ。

>「あなたはあなたの人生、私は私の人生だから私のことは何も気にしないでいい」
これもお母様の愛情だと思いますし、何も気にせずというわけにはいかないかもしれませんが、やっぴーさんが医師にならずとも自分の人生をしっかり生きられることが、親として最も望むことであることは確かだと思います。

まず、お母様を大切にされることは良いことと考えてください。ただ、それとやっぴーさんが自立することとは別かもしれません。少し、お母様と自分の自立とを混同されているのかもしれませんので、別で考えてみてはいかがでしょうか。

親離れというより、やっぴーさんが自立されることこそが、お母様が最も喜ばれることではないでしょうか。お母様のことを大切に思われるのであれば、最大の親孝行は、やっぴーさんが自立され、例えば初給料で何かプレゼントをされることかもしれません。とても喜ばれると思いますよ。

通常であれば、親の方が先に他界する場合が多いでしょう。そうなると、子どもが自立し、親に心配をかけずに最期を迎えてもらうことが最大の親孝行になるのではないでしょうか。

程良い親離れの良い方法は、なかなか難しいのかもしれません。

まず、良いタイミングで同居を辞め、別で住まわれるのが良い気がします。その後、たまの電話や訪問する、お母様、そして、そもそも他者を配慮するという本質をとらえれば、自ずと程良い関係性になるのではないかと思われます。

「自利利他」
利他も大事ですが、自利、まずは、やっぴーさんの自立と将来を考えてみてください。

応援しています。
一つの参考となれば幸いです。

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真言宗 僧侶。スピリチュアルケア師。 みなさまのお悩みに日々、寄り添えればと思っております。
◆ご相談可能な時間帯など:早朝から夜まで、ご相談いただける時間は不定期ですので、いくつか希望をお伝えください。 ◆相談のスタイルなど:どんなお話もゆっくり、ゆったりと“たおやか”にお聞きします。あなたのお悩みに寄り添った相談をさせていただきます。プライバシー、相談内容の守秘義務は遵守いたします。 ◆専門分野:会社員、公務員、教育関係の経験を通じ、教育、医療、脳科学、ビジネスなど、様々な分野について幅広く対応いたします。

いままでヤッピー様を支えてきた母の役割がそのまま彼女や結婚相手にスライドするわけではありません。

母にしかできないこと、結婚相手にしかできないことがあります。

愛と恋の違い
下心と真心の違い
親子の愛と夫婦の愛の違い

親友、戦友、相方、パートナー、心の友、大差はないかもしれませんが、微妙な違いが言葉にはあります。
その辺りのニュアンスは人それぞれなので、正解は人の数だけ存在します。

お母さま、結婚相手が相対するものでなく、同じ身内になる視点が広がることを願います。

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僧侶として長い時間を過ごしてきましたが、 四十年以上経った今でも、言葉や文字にできない思いはあります。 どんなに経験を重ねても、 世の中で起きる出来事や、自分の中に生まれる感情のすべてを きれいに整理して表現できるものではないと思っています。 だから、うまく書けなくても安心してください。 ここでは、無理に言葉を整えることよりも、 いったん息を整えて、静かに耳を澄ますことを大切にしています。 まとまりのない文章でも、途中で止まってしまっても構いません。 言葉になる前の思いが、そのまま置かれてもいい場所でありたいと考えています。
特別な準備や、上手に話すことは必要ありません。 このオンライン相談の時間は、あなたのために差し出された時間です。 話すことだけが人生の目的ではありません。 言葉が浮かばないときは、 ただ呼吸に耳を澄ませる時間として過ごしていただいても構いません。 日常の中で受けている外からの抑圧やストレスから、 ひととき身を離れるための「避難の時間」として この場を使っていただくこともできます。 僧侶である私は、何かを答える人というより、 あなたがこの時間を安心して過ごせるよう、 静かに同席する存在でありたいと考えています。 話がまとまらなくても、途中で止まっても大丈夫です。 この時間が、あなたのペースを取り戻すきっかけになれば幸いです。 なんまんだぶつ。

質問者からのお礼

たくさんのお返事、心から感謝いたします。
お返事を頂き、この数日間、私なりにもう一度考えを巡らせておりました。
まずは私が自立して、母に安心させられるように頑張りたいと思います。
ありがとうございました。

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