仕事を辞めるか
公務員を辞めて専門学校に行って転職するか悩んでいます。
何年か前からしんどいなと思う時が度々ありましたが、福利厚生などを考えて仕事なのだからと今まで割り切って続けてきました。
悩み始めた原因は、通勤が少し大変なことと、自分の知識や技術を高めていくことでそれを社会に還元していきたいと思っているのですが、数年で全く別の部署に行き一からのスタートになることや部署により業務量も偏りがあり異動への心理的不安が大きいこと、またこう言った言い方は本当に良くないことだと思っているのですが自分が将来携わっていきたい分野がないと思い始めてしまい、あと何年もずっとここにいるのかと思うと気分が暗くなってしまうことなどがあげられます。また、今までも今の業務をしている中で気持ちや体調が不安定になり夜中に何度も起きたりすることもありました。
そのような中で、以前から少々興味のあった分野を調べているうちに、今からでもその分野の専門学校に行けることを知りました。
何かあった時のために少しずつ貯金をしてきたので学費とその間の生活費はとりあえず確保できています。
しかし、このような社会情勢の中で公務員の職を手放すのはもったいないのではと葛藤しています。今の給料で仕事内容だけ変えられるのならば専門学校に行きたいとは思います。しかし、甘い世界ではないと思うので、専門学校で勉強をして基礎を身につけたところで就職できるのか、就職できたとしても給料や実際に働いてみて耐えられないことが出てきたらどうしたらよいだろうかなどの不安があります。将来のことは誰にもわからないこと、最終的には自分で決めることなど頭では分かっているのですが、紙に色々書き出してみても考えが堂々巡りしてしまいます。考えては答えが出ず、気分転換したりしてまた次の日考えて…を繰り返しています。退職するならばもうそろそろ職場に伝えないとと思っています。
長くて申し訳ありません。どう折り合いをつけるかなにかアドバイスをいただけたら嬉しいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
堂々巡りするのは当然です
何年もここにいるのかと思うと暗くなる、という部分が気になりました。通勤が大変なのも辛いですね。
ここまで来たら、阿弥陀くじで選んでも、花びら占いで選んでもいっしょです。考えが堂々巡りするのは当然ですから。ただ、最終的には自分で決めねばならないと頭で理解しているのなら大丈夫です。どの道を選んでも、迷ったということには必ず後悔が付いて回ります。その後悔を吹き飛ばすには「自分で選んだ」ということそして「本気で取り組む」ということです。
どちらを選んでも、やるからには本気で取り組むのだという覚悟こそが、必要ではないかと思います。また、人はやる気さえあれば、どんな場所でも花開くと私は思います。やる気の持てるお仕事を選ぶ、あるいは、職場でやる気を持てるよう工夫することも大切です。
数字の上では公務員でいつづけた方が
まず、どうなさるか迷っておられるのでしたら、今は公務員でいつづけられることです。何となく辞めてしまうのだけは止めてください。
私の近くにルーツがあるタカタという会社がありました。エアバックの不具合でたくさん死亡事故が起こり、結局、破綻して中国系アメリカ企業に経営を譲渡した会社です。
会社がどうなるか分からなかった時期、転職した人や、引き抜きにあって他の会社に移った人たちのうち9割は後悔なさっているとのことです。
会社に残った人は、とりあえずはそれまでの給与などが保証されていますので、どうなるか分からなかった時期もあったけど居続けていてよかった、とお考えのようです。
辞めてよかったと思った人は1割ということですから、数字から見ると辞めない方がよいことになります。だいたいそんなものだろうと思いませんか。
それでも、1割に賭けるのは悪いことじゃないと思います。公務員や公立学校の先生を辞めて新しい分野に挑戦し、見事に名を成した人はたくさんおいでになります。起業してみたいとか、芸能の世界で生きてみたいとか、失敗してもいいから、いや、失敗とか成功とかも考えないで、やりたい分野に飛び込んでいく人がいないと世の中に新しい地平は開かれていきません。安定を望む人ばかりいても世の中、何も変わりません。南太平洋の島々に人々が住んでいるのも、粗末な船しかないけど海の向こうに何があるんだろうと漕ぎ出した人、つまり、いま原住民などといわれている人たちのご先祖さんたちがいたからですね。新天地を求めて挑戦する。素晴らしいことです。
未開の荒野を開拓するくらいの決心があれば、安定した職場を捨てても、きっと成功できるでしょう。
どうせよ、とは言えるはずもありませんが、未開の原野を開拓するほどの覚悟があば成功なさるでしょうが、その決心ができるまでは慎重にお考え下さい。
質問者からのお礼
丁寧なご回答ありがとうございます。
まだ気持ちが揺れ動く時があるので自信を持って決断できるまでは今の仕事を頑張りながらもう少し考えてみようと思います。
ご回答のとおりどの道に進んでも覚悟がいるということを頭に入れて考えていきます。ありがとうございました!