実家との関わり方、仏教の教えを知りたい
実家の居心地が悪く、転職を機に実家を出てから10年ほどになります。今では結婚して子どもも生まれて、私は私で家庭を築いています。
思春期の頃から4人家族(父母私と弟)の中で私だけ馴染めていないような、私の本当の居場所はここではないような気持ちを抱いていました。
両親にはもちろん世話になっているし、優しく良いところもたくさんある親です。
毒親というわけでは全くないのですが、幼いころより「お前の考えてることは理解できない」と言われることも多く、私とは相性が悪いのかなとずっと思っていました。
先日、父母とちょっとしたトラブルになり、それをきっかけに実家に対する違和感が再燃しました。
家も出たのにこの年齢になってまだ幼い頃のことを思い出して苦しむなんて!という悔しさ、
今まで育ててもらった恩・今でも心配してくれて援助してくれることに対する恩、その重さと私の感謝の気持ちが全く釣り合っていないように感じる苦しみ、
こんなことを考えるなんて親不孝だという自責の気持ち、
いろんな感情が混ざって爆発しそうです。
どのような心持ちで実家と接すればよいでしょうか?
また、このような気持ちを静めるために参考になるような仏教の教えをいろいろ知りたいです。
よろしくお願いいたします。
自分が損をしている気持ちになってしまう
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違和感の正体は分かりませんが
悟るまでは無限の輪廻を繰り返すと平気で言う仏教では、縁あって家族になった人々同志がうまくかみ合わないことは、まあ、当然あると考えます。前世が違うし、来世も違うかもしれませんし。
ご家族全員が同じ価値観とか判断基準を持っていたら、家族内では楽だと思います。政治的考え方が似ているとか、全員アウトドア派だとか。
そうでなさそうな場合は、ご自分の考え方がどういうものかをご自分で分析してみると良いと思います。そして、ご家族のものと比べて、「なるほど、こういう点が合わないのか。これが違和感の正体か」と分かると楽です。妥協点というか対処法も見えてきます。「この問題については家族であっても話し合わないようにしよう。諦めよう」とか。
仏教のものの見方については、スマナサーラ長老の本やYoutubeをお勧めします。悟りから家庭内での不和まで、本はアマゾンでいくらでも答えが出てきます。
ご両親に対しては、別の思考、別の行動を取る別の生命同士と納得した上で、この世では、生まれてから一人前になるまで命を張って育ててくれた恩は忘れず、それ以外の点は妥協しつつ、生きていくと良いと思います。
質問者からのお礼
回答ありがとうございます。
「この世では~恩は忘れず」というところにハッとしました。
親子といえ前世も来世も知り合いだったかわからない、この世でせっかく出会ったご縁なんだと思えば多少の不協和音も許せる気持ちになれます。
やはり仏教の考え方は私に合っているようです。
スマナサーラ長老、調べてみます!
ありがとうございます。