発達障がいの子供の子育てにつかれた
5歳の発達障がいグレーゾーンのある子供の子育てに疲れました。
とにかく落ち着かず、散歩やショッピングセンターに行けば、手を振り払い逃げていきます。そして、迷子になります。
また、気分の上がり下がりが激しいので、気分が乗らなくなると、どこでも構わず転がったり、泣いたりします。
人との距離感もはかりにくいので、相手が明らかに嫌がっていても、ストーカー並みについていってしまいます。
療育施設には通っています。通っている保育園の先生方の理解もあります。
ただ、一日に何回か、疲れや怒りで私の感情が爆発しそうになります。
ちゃんとして!普通にして!他の子と同じようにして!
他の子と比べてはいけない、この子にも良いところがある、普通とはなんぞや?という気持ちはあり、口から出そうになるのを堪えています。
なるべく、この子を受容しないとと思ってはいます。
私の気持ちが不安定で、子供が寝た後に声を出して泣いたり、疲れて寝込んでしまうことが増えました。
心を整える方法や、疲れを和らげる方法はありますか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
子供が寝たら趣味を楽しむ
仏教では、心の時間の単位を「念」と呼びます。
私達の一日には8億4千の念があると昔のお坊さんが言われました。
映画に喩えるなら24時間の動画は8億4千コマの場面からできている。
では、子育てする中で、お子さんの行動に対してあなたが苦痛を感じる場面はどれくらい多いでしょうか?
よく考えてみれば、秒単位で該当箇所だけ絞れば1日あたり何時間もない。
たとえばお子さんが寝ているときは、あなたには泣くべき苦痛はないはず。
ご質問によると、せっかくお子さんが寝ている「お楽しみタイム」に、あなたはわざわざ嫌なこと(妄想雑念)を浮かべて苦しんでいる。
お坊さん的な視点では、時間(念)の使い方が勿体ないと思います。
息抜きするときは息抜きする、楽しむときは楽しむことが、人生を明るくします。
また、行政の子育て支援サービスに頼って、ママの休暇をとるのも良いと思います。
腹をくくる
こんにちは。
お子様の発達のスピードがゆっくりで、なかなかそれを受け入れる事ができない様子ですね。そんな中でよくがんばってお育てになりました。ありがとうございます。
どのような生き物でも、個性があり、発達のスピードもそれぞれです。機械やロボットであっても個体差があるのです。人間だって個人差があって当然でしょう。母子手帳やネットの「何歳になったらこれができる」という情報は、平均的な指標であり、日本の電車の発着時刻のようにぴたりと正確にそのようになる訳ではありません。
ご質問にも書いてあるとおり、他の子と比べてはいけない、この子にも良いところがある、普通とはなんぞや、そこに尽きると思います。
そのお気持ちを大切に、我が子はこういう特徴なんだと腹をくくる事だと思います。これは全人類に言えることですが、親御さんがいくら考えても思うようにお子様を変えることはできないのですから。
さて、戸部けいこの「光とともに」という漫画をご存じでしょうか?
自閉症のお子様とその親御さんを主人公にしたおはなしです。きちんと取材をした上で制作しており、現実に沿った内容だと思います。残念ながら戸部けいこさんは連載途中で急逝されてしまい、未完成の作品ですが、あなたの心の支えとなり、これからの子育ての参考になると思います。是非お読みになってみてください。
https://www.amazon.co.jp/dp/B002CZPI3K
願誉浄史上人のお答えにもあるとおり、独りで抱え込まず、市町村の制度を利用し、お子様と一緒により良い方法を模索してみてください。
質問者からのお礼
コメントをいたたきありがとうございます。
少しずつ心が落ち着いてきました。
子供の寝たあとを使って気分転換しながら、この子の特性に寄り添っていこうと思います