母のことが嫌い
昔から母とは合わなくて、何度も喧嘩をしてきました。
20歳そこそこで家を追い出され、そこからしばらく距離を置くようになりましたが、結婚してからはちょくちょく遊びに来るようになったりしました。
私も昔のことは忘れて母と仲良くやっていこうとは何度も思ったのですが、母が自分勝手な思い込みでヒステリックを起こし私も深く傷つくたびに過去のことも含めてどんどん母が嫌いになっていきます。
母は自分の考えが全てで、娘の私の話なんか聞いてくれません。
誤解を解こうにも、全て私が悪いと言い張りあちらから歩み寄って来ようとは絶対にしません。
父も母の言いなりで、「お前(私)が悪くないのはわかってるけど、このままじゃどうにもならないからお前から歩み寄ってくれ」と言われます。
母の事で一番許せないのは、実の父親(私が大好きだった祖父)が入院しても見舞いにも行かず、私に「私はおじいちゃんはもう死んだと思ってるから!!」と言ったことです。(母は祖父母とも仲が悪かったです。)
また今回親族の揉め事があり、母の対応にがっかりし、また母を嫌いという気持ちが大きくなってしまいました。
こんなことを言うとバチが当たるかもしれませんが、祖父の事をあんなふうに言った母の老後の面倒なんか私は見られないし、老後1人寂しく過ごせばいい!とも思ってしまいます。
(私は以外の姉や弟も母とは合わず家を追い出されています。)
こんなことを思ってる私も嫌です。
だから過去に何度も何度も母を許そうとしてきました。自分の母なのだからと。
私は今後どうやって母と付き合っていったらいいのでしょうか。
実の母に対してこんな気持ちを抱くことは親不孝者でしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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一人の人間として静観すること
拝読させて頂きました。
お母様との関係で大変お悩みなさっておられること読ませて頂きました。あなたがそのようにお感じなさるのも無理からぬことかと思います。あなたのお気持ちを心よりお察しします。
お母様が今まで生きてきた中でご両親様といろんなことがあったのでしょうし、生きてきた中で今のように考えて生きざるを得なかったこともあるのかもしれませんし、お母様自らの意志でご両親様や人との関係についてはあくまで自分の考え中心にて生きるよう選択なさっていらしたのかもしれません。
その様な考えや生き方は人がどうこう言おうが本人が意識しない限り見直すこともないでしょうし、本人がそれでいいとなれば変わる見込みはありません。
とはいえ人がその死の間際には臨終の間際には己の今までの人生や関係した人々や自分のしたことを心から振り返る時が訪れます。おおかたの人は自分がした愚かな言動について深く後悔することになりますし、自分が今まで当たり前のように考えてきた与えられたことについて深く感謝してもしきれないほどの思いを味わうことになるでしょう。それはその時が来なければ一切振り返る機会もないかもしれません。
ですので人がどうこう言っても変えることはできないものです。ですからあなた自身はあなたの人生をあなたの思いで人と接して感謝の気持ちでお付き合いなさっていかれることでいいのではないでしょうか。もしかしたらお母様も死の間際に己自身の人生を振り返り改心するかもしれません。或いは一切我を通していくかもしれません。それはお母様ご自身のご判断ですからね。
ですから一人の人間の生き様としてお母様を距離を置いて見守っていくことかとおもいますし、あなたにはあなたの家族がいらっしゃいますからご主人様やお子様との人生を大切になさっていかれることが大事かと思います。
あなたがご主人様やお子様とこれからもお互いを大切になさり思いやりながら心健やかに幸せに生き抜いていかれます様心よりあなたのご先祖様方にお祈りさせて頂きます。
元気な時は喧嘩しても無視しても問題ない
親が嫌い、という状況を経験したことはないのですが、妻の両親には合わないものを感じてきました。私は幸せな家庭を恵まれたのですね。
さて、お悩みについてですが、お母さんが元気で自分の生活が成立している時期については、無理に歩み寄らなくても大丈夫だと思うんです。喧嘩しても無視してもお母さんが自立できているなら、ご自身で生きていけているわけです。放置しても問題ないんです。
でも、いずれは年齢順に心身共に弱っていくのが人間です。その時には親子関係が変化します。面倒見てあげなきゃいけない、という問題はもちろんですが、お母さんとの人間関係が変化します。力関係が変化すると親子関係も変化します。そうなるまでは放置しても問題ないだけでなく、精神的にも楽なはずでかつ誰も困らない。
話しは変わります。すごく不仲なご住職と若様(後継住職)がいました。双方とも似た者同士で正義感が強く、我が強く、譲らない性格だから常に衝突していました。
ところが、ご住職が末期のガンで余命いくばくもなくなると親子関係が急速に修復しました。力関係が変化したから、というのも大きいです。お通夜の際、若様は、「はじめて親をいとおしむ気持ちになれた」と臨終までの数週間を振り返っておられました。
親御さんが個性的で自己中心的だとお子さんとも合わない事例は多々あります。親御さんの個性が強く発揮されている時にはお子さんでさえ拒絶せざるを得ないのは仕方ありません。そんな時には近づかないのがよいし、喧嘩してもどうということはありません。
お母さんが援助を必要とする時までは、無理に仲良くする必要はないと思います。