hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

重度障害児の母です。

回答数回答 2
有り難し有り難し 110

私の子供は先天性の病気で重度の障害があります。すべてのことにおいて介助が必要です。

第一子だった為、特にショックが大きく現在は立ち直ったつもりですが健常児を見ると辛い時があり、子育てについての話も合わないことから健常児の親さんとの交流はありません。

普段は気丈に振る舞っていますが
今でも何で私が障害児なんか、、、という思いが消えません。死にたい、死んでも後悔なんてない、と思ってしまうこともあります。酷い母親ですね。
私のもとに障害のある子が宿ったのには何か意味があるのでしょうか。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

苦難かと思う暮らしを楽しげにこなして生きる心の在処

障害をもったお子さんが生まれたことのショックはよく理解できます。
人はだれでも自他を比較して楽な方を羨んだりするものです。
あなたは、仏教的な考え方でいえば、親を選んで生まれてきたのですがそのことの自覚はないと思います。どのような親のもとに生まれてくるかは全く偶然のように思いますが、前世からこの世に転生するときにご自身で選んで生まれてきたともいえます。
自分の姿形がどんなものであっても、誕生で与えられたいのちの有り様は、買い物で品物を選択するように、選り好みは出来ない一回限りの尊いものです。
あなたのお子さんもきっとあなたを選んで生まれて来られたのです。
このお母さんならと思ってそこへやってこられたと思います。
楽健法を勉強に来られた寝たきりの障害をもった親御さんがいられましたが、その方は障害のある子供さんのことを話されたとき「あの子のお陰で私はこうして元気で過ごせています。あの子は私の宝です。どれだけおおくのことを学んだかしれません」とおっしゃっていました。
あなたも本心ではわが子に障害があるからと疎ましく思ったりはしていないことと思います。
どんな状況であっても変わらぬ愛情をそそいでくれる両親の愛をきちんと感じてお子さんは毎日のいのちを楽しんで生きていられます。
障害をもったお子さんを、一生見守って来られた母親を他にも知っていますが、よその子と比較して僻んだりしない尊い心をもってごく普通に暮らしていられました。
スプーンで食事を口に運んであげたりしながら、二人で語らいながらしあわせを紡いでいられたのだと思います。そのお母さんのことを思うとすごいなと、見ていて頭がさがります。
昔書いた私の詩の一節

ありのままの子供や人々を
あるがままに愛さなくてはいけない
ありのままの人生と自分をみつめる
その時ほんもののしあわせが
むこうから立ち上ってきて肩をたたく

  

{{count}}
有り難し
おきもち

山内 宥厳
楽健法と楽健寺の天然酵母パンを普及しはじめてかれこれ半世紀になります。楽健...
このお坊さんを応援する

大丈夫。救われる道はあります^_^

はるはるさん

その気持ちよく分かります。
わたしも同じ重度障がい児を持つ親です。
わたしの場合は、後天性のもので、昨日まで元気だったのに、気づけば生死の間に子供がいました。病院から呼び出され、医師からの説明を聞くと、生きても重度の障がいがのこるといわれました。話すことも立つこともないと言われました。受け入れるまでの時間はかなりかかりました。

その時のわたしは、子供の心配より自分の心配をしました。人目を気にして、どこにも出かけられないのでは。障がい児の親ということで人に壁を作られるのでは。自分も普通ではなくなる。そんな自分勝手な価値観に苦しみました。

しかし、今は、そんな気持ちなくなりました。救いは禅にありました。
すべての苦しみは、自分自身の作り事であった。子供は自分の今の有り様を受け入れ、生きている。わたしはわたしで、誰と比べることなく、与えられた環境で、事実に生きているだけだと気がつきました。
とても楽になりました。人に隠すことなく、こうして話すことができるようになりました。悲しいことではない。他の親と壁を作っているのはあなた自身であるのです。そこに気がつくためにも、是非、禅を実践していただきたい。

{{count}}
有り難し
おきもち

禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺副住職。 悩みを吐き出す事で、ちょ...
このお坊さんを応援する

「心・体の障害と向き合う」問答一覧

発達障害の娘を育てています。

長女は、もうすぐ20歳になります。産まれた頃はまさか障がいがあるとは分かりませんでした。気がついたのは、1歳を過ぎても単語を話さない。指差しをしない。偏食。同じ年齢の子に興味がない。人を見ない。まるで1人の世界で生きているような子でした。こだわりがある。すごい多動で、1秒も目が離せない。旅行で静岡の熱海に行ったのですが、迷子になり3時間も見つからない事がありました。診断の結果は、知的障害を伴う自閉症でした。2歳で保育園に入れ、療育センターで保育園に通いながら週2回のリハビリ私も週3日パートをしていましたが、私の給料はほとんど療育センターの給食費と、旦那は平日仕事でしたので、私が連れて行き電車で往復1時間半の交通費に消えました。本当に辛かったです。3歳で奇跡的に言葉を話せるようになりました。そんな娘も今月成人を迎えますが、成長とともにこだわりが強くなり暴れる。娘を育てるのがますます大変になってきました。平日B型作業所に通っています。一生懸命働いています。施設外就労があり工賃もいくらか多く頂き、娘はお金があると無駄使いをしてしまうので、少し貯金をして生活費にもしてくれていて嬉しく思います。今土日は、デイサービスの空きがなく利用がほとんど出来ません。支援学校に行っていた頃が、落ち着いていました。作業所では外食が多くて太ってしまい将来成人病が心配です。今ダイエット中です。親が先に亡くなる事を考えると不安です。この先娘をどう育てたらいいでしょうか?旦那も難しい人で、会話が噛み合わず。毎日喧嘩になります。辛いです。娘のこれからの幸せを願っています。

有り難し有り難し 11
回答数回答 1

逆エンパス

閲覧いただきありがとうございます。 僧侶の皆様の見解を知りたいと思い相談させていただきます。 世の中には逆エンパスなる性質を持った人がいると最近学びました。 逆エンパスの特徴の一つとして ①知的障がいを持った人。介護者が必要なぐらいの障がいがある人。 ②社会的にきちんとしていない人(一般的に言われる変な人・異常者)正義感や純粋なエネルギーを浴びると居心地が悪くなり怒って反発したくなるようなタイプの人。反社会的な人。 (出典:阿倍野まことカウンセリングルーム) ①②に絡まれやすいという特徴があります。 私自身、上記のような人に遭遇しやすいと感じています。 外出すれば、3回に1回は見ず知らずの人に絡まれます。 具体例を上げますと、家族とスーパーで買い物中 「これ安いね。買おうか。」などと話していると、いきなり見ず知らずの人が近寄ってきて「うっせーな!」と去りながら捨て台詞を吐いて行かれることが良くあります。 その際、決して大きな声で騒いで話しているわけではありません。むしろ、こういった事がよく起こるので声量はかなり小さくしています。 絡んでくる人の特徴は •母娘。娘が突っかかてくる。娘は母親にピッタリくっついている。 •母親の方は我関せず。知らないふり。 •娘の年齢層は10代〜30代と幅広い。 •見た目は異常者に見えない。 このような感じです。 対処法としては 逃げる。気づかないふりをする。が 取り入れやすい方法のようです。 実践している最中ですが、 余りに酷いとつい睨みつけてしまいます。 頭では 「こいつは異常者」「私が悪いわけじゃない」と言い聞かせつつも感情が落ち着きません。 正直なところ、外出も怖くなってしまいます。医療機関などには相談しています。 家族は私以外鈍感で、私が言うまで気付かなかったり こういった事を経験したことがなく理解者はいません。 僧侶の皆様の中で似たような経験をされた方はいらっしゃいますでしょうか。 また、この逆エンパスについて見解を伺いたいです。 長文失礼しました。よろしくお願いいたします。

有り難し有り難し 20
回答数回答 1

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ