人生しんどくなってきました。
仕事、夏ごろは頑張ってやってたんですが、秋が過ぎて最近はやる気が起きません。色々問題は起こってくるし、それに対処するのも疲れました。
しんどいのが、ずっと続くと思うと余計にやる気が出ません。人生嫌になってきました、どうしたらいいんでしょうか?
色々と周りから追い込まれている感じもあって頑張った方がいいと思うのですが、色々経験して、前に進むのが怖かったりで、逃げてしまいます。甘えているのでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
一人で抱えないで、相談や話せる人を持ってほしいです
夏までは頑張っていたけど、最近やる気が起きないのですね。人生がちょっと嫌になってきたなと思っておられるということなんですね。
どんな分野でやる気が起きませんか。逆にこれだったらちょっとやる気が起きるなという事はありませんか?
相談を読むと、もしかしたら相談者様は仕事の面で頑張れなくなっているのかなぁと思ったりもしました。一つ言えるのは、頑張れなくなってもダメという事はないのではないかという事。むしろ我々は頑張らなくてはならない、楽しくなくてはならい、輝いていなくてはならないという思いに縛られて苦しくなることがある。頑張れない時があっても、いいんじゃないでしょうか?そういう、時はこれだったらちょっとはやる気でるなというものをちょこっとやれたらそれでOKにしたらどうでしょう。例えば、本を1ページ読むでもいい、マンガを1冊読むでもいい、何でもいいんです。出来たと認めるハードルをすごく下げる。後は出来なくても許してあげましょう。
さて、それから、「人生が嫌になってきた」という問題。仏教的に言えば、お釈迦様は生まれてきた事がそもそも苦しみだとおっしゃっています。生きることは苦なのだと、何一つ思い通りにならない。何のために生きているのかもわからない。そして私たちは老い、病み、死んでいきます。生きること自体が実は苦しい。人間はどうにもならない悲しみを抱えた者なのだと言います。仏教は悲しみや苦しみを無くすのではなく、背負って何とか生きていく力を与えてくれるものなのです。
苦しくても、寂しくてもそれが実はデフォルト何だと思って生きると、ちょっと世界の見方が変るかもしれない。思い通りに生きているように見える人も、いつかは亡くなります。そういう悲しみを抱えてみんな生きている。当たり前に生きているようだけど、今日生きているのだって、奇跡みたいなものです。苦しかったら生きていちゃだめだという事はない。だから、最初の話に戻りますが、例えば目の前の1つ出来る事に歓びを感じようとしてください。それで十分。
さて、それから、今あなたは心が弱っているのかもしれない。今コロナ禍で日本中が鬱状態になっているとも感じています。元気が出ない人、なぜか落ち込んでいる人が多い。可能なら、一度カウンセリングなどに行く事を勧めたいです。これは欧米では当たり前の事です。すこし、人に話してみましょう。
人生の変化が新鮮な刺激に
年齢を重ねれば、人生にはさまざまな変化がやって来ます。
それが新鮮な刺激となって、脳を退屈させないですみます。
たとえば恋愛など、仕事以外の刺激を入力することで、新しいエネルギーが湧いてきたり、気分転換にもなります。
やって来る問題をゲームのように楽しもうと考えましょう。
仕事や難問から逃げるより、自発的に追いかけたり自分をプロデュースするような感じで臨む方が、楽しめるかもしれませんね。
「この作業を何分でできるかな」とか、「無駄な動作なく、無駄な力を使わずできる身のこなしを研究しながらやってみよう」なども。
質問者からのお礼
ありがとうございます、頑張っていないとダメなのかなと思っていたのですが、肩の力が抜けた気がします。
人生は思い通りにならないもの、苦しいものと受け入れて、開き直って生きてみようと思えました。
相談やカウンセリングも考えてみます。
本当にありがとうございます。
願誉浄史さん、ありがとうございます。
工夫をしながら楽しんでやってみます。
人生の変化も味わってみます。