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妻といるのが辛い

回答数回答 1
有り難し有り難し 26

27歳、結婚して一緒に暮らし始めて、半年のものです。

妻とは知り合って6年、付き合って3年ですが、遠距離だったため、結婚するまでは喧嘩などもなく、お互いうまくやれていました。

しかし、半年前から結婚生活が始まり、毎日共に暮らすようになると、妻は自分の主張は絶対曲げなかったり、わがままを通したがり、都合の良いように扱われている毎日です。
共働きであり、私の方が遅く帰ってくるにも関わらず、私が帰宅してからの家事は、全て私がやらないと不機嫌になります。(こんなに疲れた、という愚痴を散々聞かされます。)

そんな毎日で、私は2点のことに悩んでいます。
まず1点目は、妻の機嫌に振り回されて、毎日ビクビクしながら暮らしているということです。相手は相手、と割り切ろうと思うのですが、割り切れません。不機嫌だと、また何かしてしまったのか、と考えてしまい、最後にはこの場からいなくなってしまいたいとすら思います。

2点目は、私が萎縮し切ってしまい、自分の意見を言えない関係であるということです。妻はモラハラ気質で、普通こうでしょ、なんであなたはできないの、というふうに言われ続けて、(それが正論の事も多々あるため)自分に自信がなくなってしまい、全て言いなりで、自分の意見を言えなくなってしまいました。もともと苦手な事もあり、全て賛同してしまいます(そしてまたそれを指摘され、イエスマンだよね、という風に言われます。)

自分でも、こんな日々が辛く、どのように抜け出せばいいか悩んでいます。

どなたか、お力をお貸しください。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

妻にはあなたしかいないのです。

拝読させていただきました。

 長年お付き合いされ、遠距離もあり、共に生活をしていくと人間は心が安らぐ環境を求めますよね。

 その安らぎの環境こそが、我が家であり同じ屋根の下で暮らし、安定させていくにはそれなりの二人の「努力」と「協力」と「慈愛」が必要不可欠となります。

 ふたりで力を合わせ、どんな苦境に合っても力を合わせていくことを約束され、結婚当初は誰しも思うものですよね。しかし、時が経つにつれ、お互いの「我慢」「傲慢」など、慢心な心が芽生えてしまうのです。これは甘えからと楽をしたいという欲求から起こる増上慢といったものであり、欲から煩悩へと変貌を遂げた状態が今を作り上げてしまっていると感じます。

 解決策は、冷静にお互いの「良いところ」と「わるいところ」を話し合いで妥協点を許していく思いやりが、夫婦関係の和合へと導く一つの方法でもあります。

 思っていても、中々話し合える環境を作れない、話し合っても理解してくれないだろう...様々な葛藤があると思います。

 お互いの心の傷も絆創膏を貼って治る段階であれば、「善は急げ」であり、わるい膿は、早めにお互い出しましょう。

 この時に何よりも大切なのは、感情的になってしまうのが常であります。
 仏教ではお釈迦さまは「人は口の中に斧を持っている」と説いています。そのくらい心を通じて口から感情の入った発言には注意をした上で、お互い話し合いをできる環境から整えていくことをおすすめします。

人には「貪・瞋・痴」という三毒を持ち合わせています。発する言葉には自身の三毒を交えず、お互いが修復できる内容を考えた上で、発言するように心静めてください。

 元々は大切に大切に築き上げた関係で、一つのゴールを遂げ夫婦へと成りました。初心には人は戻れません。だからこそ、今からでも間に合う方法(知恵)を出し合い、修復へと試みてください。

 答えという答えにはなっていませんが、十人十色である人々には、お二人だけの答えがあるものです。

二人に人生の花を一本の幹から咲かせましょう。「蓮は泥の中より 出てて泥に染まらず」です。

 先入観を交えず、他人と比較する対象の話しを入れず、二人だけで笑える関係へと心からご祈念いたしております。

合掌

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質問者からのお礼

回答をありがとうございます。
おっしゃられる事、とてもよくわかります。ありがとうございました。

今日から新しい心持ちで接しよう、と努めましたが、妻が終始不機嫌で、取り付く島もないという感じでした。非常に辛かったです。

少しずつ、いい関係になればいいなと思っています。

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