僧侶婚活
40代後半独身、浄土真宗の僧侶してます。このたび、40代後半バツイチ子供あり(成人して、結婚)している方と、ご縁があり結婚したいと住職である、父親に伝えたら、かなり反対されました。どうしたら、良いです?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
お相手を尊敬できますか…?
ご結婚はお二人の意思で決めて良いのです…憲法でもそのことが保障されています。
御父様が反対なされるお気持ちもわかります…「旧来」の結婚観からすれば、そのまますんなりと認めることは出来ないでしょう。
またあなたがお寺の後継者であることも、このご結婚に対しての御父様の態度を硬化させる要因かと思います。
で、一番大事なあなたはどうなのでしょう。あなたのお気持ちはどうなのですか。
正直申せば、ここに相談なされるということからすれば、迷っていらっしゃるのでしょうね。「やっぱり止めておこうかな」…そんな気持ちをお持ちなのではないでしょうか。
これはもう、わからないです。今後夫婦として上手くやっていけるのかどうか…。
一つだけ申せるのは、言い古された言葉ではありますが「結婚はゴールではなく、スタートである」ということです。
親子ですら断絶してしまうこともあるのが人間です。まして他人同士がお互いをよくわからないままに一つ屋根の下 暮らし始めるのですから諍いが起きないわけはありません。
そしてそこからが「夫婦の生活」と申せます。
よく話合い、譲れるところは最大限譲って、譲れないところも譲って…その分阿弥陀様に愚痴こぼして…それを続けて「夫婦」になっていくのです。
夫婦には「忍」の文字が一番似合います。「刃は心にしまっておく」…できますか?
そして、つらい「忍」を超越するのが「尊」です。
お相手をそれだけ尊ぶことが出来ますか? 尊敬できるお方ですか? そうならば大丈夫です。
今一度その点を「しっかりとご確認(お互い共にですよ)」なさって下さい。
とにもかくにも、阿弥陀様があなたを見捨てません。支え導いて下さいます。
もちろんお相手にも同様の仏様です。
さあ、あなた御自身で今回のご相談に対して回答をなさって下さいませ…。
失うものも多いでしょうね。
無理強いして結婚したら
お寺に居られないかもしれませんね。
あなたの次の代のことも問題化するでしょうし。
お寺を出る覚悟で結婚するか
他の結婚相手を探すか
の二択ですね。