お経を読む時緊張してしまい声が震える
こんにちは。
私はお寺の僧侶をしてます。
僧侶として努め始めてから、3年経ちますが、最近お通夜、ご法事などでお経を
読むときに緊張してしまい声が震えます。
今までお経を読むときに緊張などしませんでしたが、ここ一ヶ月ぐらい緊張して、声が震えるのがとてもいやで、恐怖症になってます。
ご門徒の皆様にも申し訳なく、克服したいと思っております。
なにか解決さくはありますか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
緊張するポイントと対処
こんにちは。
「今までお経を読むときに緊張など」しなかったけれども、「最近お通夜、ご法事などでお経を読むときに緊張してしまい声が震え」る。「声が震えるのがとてもいや」と気にすればするほど、「ご門徒の皆様にも申し訳なく」という自責の念が高まる程より拍車がかかる。段々といやな汗は出てくるし、周りの反応が気になる。いつもそらんずるほどの読経や所作に影響が出る・・・、こういう悪循環なのではないですか。
これは、静まり返った場で自分が主導しなければ進まない儀礼、しかもその場に居合わせる者の全ての注目を浴びざるを得ない僧侶のどうしようもない宿命のようなものです。
あなたが気になるのは、視線でしょうか。
それとも自分の声質、音程でしょうか。
視線が気になる場合は、ご法事の際になるべく後ろに座ってもらうように誘導する。横に座っている門徒さんから視線を浴びるのは緊張しますよね。だから、ご本尊様の見えるところに座ってください、つまりお仏壇が正面になるような位置、自分の後ろに座るように言って、緊張しずらい環境整備をする。
声、音程に自信がない時には、ボイストレーニングを受けることも大切です。自分の出している声に客観的な評価をもって自信をつけることは重要です。また、発声し始めで自信がない場合には、少し強めに輪をたたきましょう。そして、徐々に声を大きくしていくようにして自然な導入をするというのも手です。
また横のつながりを頼って先輩僧侶に相談すると、同じような経験を持つ人もいるかもしれませんし参考になるでしょう。独りで抱え込むよりも仲間を頼りましょう。
あとは、この状況がより強まっていくと、先に言ったような悪循環から、より改善しにくい状態を招くことになりかねません。早めに心療内科で薬を処方してもらうのも大切です。早期に対処するのは、どんなことでも共通する鉄則でしょう。
少し時間がかかるかもしれませんが、少しづつ時間を掛けて、試行錯誤していくことで必ず以前のように戻れます。焦らず、できることを積み重ねて、できることを増やしていきましょう。一つづつです。
お大事に。
私のルーティンは、
① リハーサルをする
(ほとんど車で移動するので
好きな歌を歌って発声練習します)
② お気に入りののど飴をなめる
③ 緑茶やコーヒーは飲まない
(カフェインはのどを収縮させます)
今はマスクをしますから
参詣者には震えた声もさほど気になりません。
我らにとって勤行は日常ですが
参詣者には一期一会ですから
読経の声質よりも
立ち居振る舞いや法話を気にするでしょう。
お世話になった檀家さんのお葬式では
私も声が詰まって普通の読経が出来なくなることがあります。
自信を持つしかありません。
僧侶としての基本は、言うまでも読経です。
当然、お寺におられるでしょうから(そうでなければ異なりますが)朝夕のお勤めの時には、とにかくまずは大きな声でゆっくりと朗々と平素から唱えるしかありません。
緊張は自分で起こすものです。まずは、いつも通り行えばいいので、やはり平素の積み重ねしかありません。緊張すると思うとさらに緊張し声帯が締め付けられ、さらにと悪循環ですね。容易に想像つきます。
もちろん、私でも緊張する時あります。読経中はありませんが、法話やご挨拶の時は喉が渇いて呂律が回らない時もあります。そのためにも何度でも練習したりはしますよ。
まずは自信をもつことです。誰も緊張しているとは思っていないのですから。
緊張しますよね。
毎日のお勤めで後ろにお檀家さんがいるつもりで手を抜かずに精一杯に勤める。その積み重ねしかないかな。
私は声が震える時は普段よりもゆっくり丁寧に心を込めて唱えるようにしています。
合掌
質問者からのお礼
お疲れ様です。
鈴木海祥様、釋悠水様、和田隆恩様、三宅聖章様、
コメントアドバイスの方ありがとうございます。
私も皆様が言うように、考えすぎてた部分もあり、悪循環になっておりました様に思います。
もう一度初心の気持ちに戻り、伯をとりながらゆっくりお勤めをさせていただきたいと思います。
また皆様に相談できて、気持ちも楽になりスッキリしました。
こらからも日々精進しながらお勤めさせていただきます。
この度は誠にありがとうございました。