人が嫌いになってしまいました
子どもの頃から人が苦手でした
いじめや、理不尽な目に会いました。見た目を変えたり考え方を変えたりして、環境も好転し、一時は克服できたのだと思っていました。
20代には人が好きでした。嫌われても悪口を聞いてしまっても、「私はそういうところあるよねえ、でもそこで勝負してないし」とか、「この方は未熟なのだな、かわいいな」などと思っていました。生意気ですが。
あの時は、生きることや人と関わることが、面倒ではありましたが楽しかったです。自分なりの信念のようなものもあり、行動の指針も割とはっきりしていました。
今、人が嫌いで怖くて生きるのが辛いです。いつも自信がなく、私の行動の動機は恐怖や苦痛から逃げることや、保身や、空腹などの欲求を満たすことなってしまいました。自分のなかの信念や正義や熱のようなものが無くなって、お腹に穴があいているようです。
人や会話を避けるようになり、人間関係でトラブルが増えました。私と関わるとみんな怒ります。人に興味がなく優しくなく冷淡に見えるからだと思います。幼い子供がいます、こんな母親でいたくありません。
今の自分が嫌いです。何年も抜け出せません。
自分を良く見せたい 良い娘、良い奥さん、良い母親だと思われたい 批判されたくない 馬鹿だと思われたくない 努力を認めてほしい 気持ちをわかってほしい
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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心のエネルギーを溜める
水風船 様 相談ありがとうございます。
以前、自分を好きになりましょうと回答したものです。
心配しなくてもいいですよ。必ず変化は訪れますから。
それには、自分を責めないことです。
いじめや、理不尽な目にあって、人見知りや人が苦手になるのは当然です。
過去の経験から不安回避の感情の状態を作っているからです。
この状態は、自分の身を護るために自然と学んだ状態です。ですので、水風船さんに責任はありません。自分を責める必要はありません。
それで対処方法として、まずは、自分をリラックスして癒して、心のエネルギーを溜める必要があります。充足する必要があります。
自分がホッと心が落ち着くものを意識してください。ものでなくても大好きな自然の風景、温かく落ち着くココアのような飲み物でも構いません。
心を落ち着けて、それをイメージして、それで満たされた気分になって、心を充足させてください。
そして、自分に思いやりや愛情を向けていきましょう。思いやりや愛情は、甘えや怠惰にすることではありません。自分なりに丁寧に目の前の事をこなしていくことです。思いやりや愛情を自分に向けながら、自分に寛容であり、責任を持ち、勇気をもって生きていくことです。
さらに、あなたにとって、最も信頼できる人は誰ですか?大親友ですか、恩師ですか?そんな人をイメージして、その人が傍に居るとしたら、どんな優しい言葉をあなたにかけてくれるでしょうか?
心を落ち着けて、瞑想するようにして、暫く充分にその人の事をイメージして言葉を受け取ってみてください。「落ち着いて行動すれば大丈夫だよ」とか「安心や安全を感じてみよう」とか「あなたのペースでゆっくりゆったりでいいよ」とかそんな言葉かもしれませんね。沢山充分に受け取って。感情のバランスを取るようにしていくと良いと思います。
お子様にも愛情を注げることを実感できると思いますので、自分に思いやりを向けてださい。一礼
質問者からのお礼
釋 孝修 様
再び私の悩みにお答え頂きまして、ありがとうございます。お礼がおそくなり、申し訳ありません。
お答えを何度も読ませていただいて、目の前のことを自分なりに丁寧にすすめる練習をしています。
いろいろな方に、自分や、自分の時間を大切にすることなどアドバイスを頂きました。自分を大切にする方法をよく知らない私は、自分の趣味や休憩する時間を作ることに義務感を覚え、それができない現実や、時間が取れても上手くリラックスできない自分に怒り、ますます苦しくなっていたように思います。
目の前のことを丁寧にする、というのはわかりやすく、取り組みやすく、現実や自分に怒りを感じなくて済むのでとても助かりました。丁寧を意識することで、いかに今まで焦りに囚われ生活を雑にこなしてきたのかが見えました。まだ癖が抜けない部分はありますが、要領が悪くても良いから自分なりに丁寧に取り組む意識を持ってやっていこうと思います。
自分に寛容であり、責任と、勇気を持って生きていくことが自分に愛情を注ぐことなのですね。自分を大切にすることと、周りを大切にすることは相反しないのですね。
お蔭様で、焦りと混乱から一歩抜け出せた気がします。ありがとうございました。