庫裏の修繕費用に関する不正の発覚
庫裏の修繕費用を檀家で全額負担して、修繕する事が決まったのですが、その金額が本来かかる修繕費用よりも約倍額の200万円程誤魔化し多く請求させている事が発覚いたしました。
どうして発覚したかと言うと、お寺のお手伝いをさせて頂いている時に、庫裏の修繕見積書が乱雑に置かれていて、正規の金額がたまたま目に入ってしまいました。
またお寺の修繕を依頼された知り合いの業者さんが住職さんに、大幅に誤魔化した金額の見積書の作成をしてくれとお願いされ、断ったと相談されました。
業者さんの話と見積書の内容が合致し、尚且つ一般的な建築業者さんなら明らかにおかしいと気付く金額でもあります。
また、不審に思った檀家さんが住職に見積書の提示を求めると言う話も聞きました。
とても小さな町なので、この問題がすぐに広まり大問題になる事が予想されますが、とても良くしただいている住職さんなのでショックでどうしたら良いのか分かりません。
檀家の少ないお寺なので、何か深い事情があったのかなとも思いますし、嘘であって欲しいとも思います。
また住職さんの言葉に何度も助けていただきましたが、それが嘘だったのかとも思ってしまいます。
誰にも相談する事が出来ず、苦しいです。
どうかアドバイスをお願い致します。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
檀家の皆様で考えましょう
すでに他の檀家さんにも知られているようですし、あなた一人が抱え込む必要はありません。
住職ご本人に経緯を聞いた上で、檀家さん全体として対応を検討しましょう。
住職の単独犯なのか、一部の檀家役員と共謀してやったのか、余った修繕費用の使途などを確認し、悪質だと思われるなら、住職をクビにしたり、訴訟や刑事告発も考えられます。
余剰金の返還は当然ですが、返還金を各檀家に返金するのが、檀家の会計で管理して今後の寺院運営に使うのか。
ただ、仮に住職をクビにした場合、後任住職をみつける必要があります。
もしも、新住職を招くために法衣その他を設えたり、それこそ庫裏をリフォーム等の話になれば、場合によっては200万円以上の新たな出費が必要になりますから、コスパ的な問題もありますね。
しかし、住職として尊敬できない状況なら仕方ありませんよね。
住職の自業自得だと思います。
「聞いた話」を丸呑みにしない
こんにちは。
ご質問では「発覚」とありますが、あなたがお寺のお掃除の手伝いをしていたところ、募った寄付金額よりも安い見積書を見た、という事実だけで、その他の話(大幅に誤魔化した金額の見積書の作成をしてくれとお願いされた、不審に思った檀家さんが住職に見積書の提示を求めた)というのは聞いた話であり、「明らかにおかしいと気付く金額」というのは、「一般的な」建築業者さんの意見ですよね。噂や想像の域という事ですよね。
私の寺でも最近お寺の新築工事をしましたが、そのような噂がたくさん出回りました。今まで信用していた方がそのような事を言っていたり、またはそれを信じてしまう方がいたり、私自身もたいへん傷つきました。
お寺は、庫裏であっても、一般の住宅とは構造も違いますし、また長持ちさせるために良い材料を使わせていただいています。(品質の悪い物ですと、またすぐに修理が必要になりますからね。)そのためどうしても割高になってしまいます。ご覧になったものは、見積りの一部だったかもしれませんし、全く違う工事の見積もりだったのかもしれません。
それに、あなたが見積書をご覧になったとの事ですが、大切な書類をそのように乱雑に置くとも思えないですし、そもそも、もしご住職が見積金額をごまかそうと考えているならば、不正がばれてしまうような書類を檀家さんの目に届くような場所におかないでしょう。小さな町で少ない檀家さんのお寺とのことで、問題が起こったらすぐ広まってしまう事は良くわかっているはずで、そのような不正をするとは私は思えません。
ご質問から、ご住職のお人柄の良さも伝わってきます。是非、このようなご住職のピンチの時こそ、お寺の味方になっていただきたいと思います。
質問者からのお礼
年明けのお忙しい中、お話を聞いてくださりありがとうございました。
私もどうすべきであるかは薄々気付いていましたが、願誉浄史さまに仰って頂いた事で確信に変わりました。
また檀家全体の問題だとアドバイスを頂いたお陰で、抱え込んでいた気持ちが軽くなりました。
今後どうなるかはまだ分かりませんが、皆で話し合い慎重に考えて行こうと思います。
ありがとうございました。
光禪さま、ご回答ありがとうございました。
説明が足りず誤解をさせてしまったと思います。
まず大切な見積書を乱雑に置くはずが無いと言う事ですが、住職は現在1人でお寺に住んでおり、高齢で掃除も1人では手が回っていない状態だと言う事。
お手伝いとは掃除ではなく、お札の作成をお手伝いさせて頂きました。
こちらのお寺は父が棟梁を務めて新築させていただいたお寺で、庫裏の構造は一般的な家と変わりありません。
また修繕内容としては、屋根のふきかえ(屋根の鉄板を剥がさず、上から新しい鉄板を引くもの、素材はステンレスではなく、ガルバリウム鋼板です。)と外壁の塗装です。
当方建築系の親族が多い事、板金屋さんの知り合いも多く、金額は会社によっても違いはあると思いますが、どの業者さんに聞いてもあまりに高額であり得ない金額だと言う意見しかないのです。
また名の知れた宮大工さんではなく、一般的な業者さんが修繕工事を行います。
本堂の修繕ならば父が依頼されると思いますが、庫裏は住職さんの住居であり、どこに委託するかと言うことは住職が1人で決めました。
檀家さんも高齢な人ばかりで、建築的な知識がある人はほぼいない状態です。
修繕費は口頭のみで、住職さんへの信用でお金を払ってしまった檀家さんが多く、見積書を見た人は私以外いない状態です。
信じられないでしょうが、ずさんな管理体制である事はわかっております。
檀家数名で見積書の提示を求めましたが、しぶられ現在見積書のコピーを頂けておりません。
住職さんの事を悪く言いたい人は私も含めいないと思います。
しかし、知り合いの業者さんが住職さんに、見積書の金額をふかして高額な金額での見積もりを依頼されたが、小さな町でそのような事が発覚したら住んでいけないと断ったと相談されたという事、私がみた見積書の内容、見積書を檀家へ開示していないという事実は変えられません。
そうでなければこの場で相談などしないです。