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過去の悪いことを思い出して罪悪感で辛い

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過去の過ちを思い出して後悔や罪悪感で一杯になり自分を責めています。どうしようもできない気持ちになってとても辛いです。

私は小学生の頃、校舎の壁に「〇〇ちゃん死ね」と書いてしまいました。〇〇ちゃんには見られませんでしたが、先生がクラスのみんなに注意をするなど、学校で大問題になってしまいました。

〇〇ちゃんには謝れていないし、これからそんなことをしてしまっただなんて怖くて言えません。

その他には学校に貼ってある絵画の作品を、誰も見ていないところで興味本位で汚したりしてしまいました。
また、人を無視したり、仲間外れにしたりしてしまいました。

その頃は環境が悪く、友だちがいないなどで心が荒んでいたんだと思います。当時は悪いことという感覚がなく、死ねという言葉に重みがあることも理解していませんでした。本当にそう思って落書きしてしまったのではありません。書いてはいけない事ですが、幼かったので判断が効かなかったのだと思います。

今ならばそんな事をやろうなんて思わないですが、当時はなぜそんな事をしてしまったのだろうかと疑問だし、過ぎてしまった事を後悔しています。

中学以降はそのようなことはなく、逆に自分がいじめられる側になりました。
中学では、私の名前で〇〇ちゃん死ねと校舎に書かれていたので、因果応報だと思います。

わたしは、自分がやられた事はどうでもよくて、自分がやってしまった悪い事を思い出して、後悔の念でいっぱいになります。

大人になってから自分がどれだけ悪いことをしてきたのか、気がついて罪悪感でいっぱいになり思い詰めすぎてしんどくなってきました。しんどくなって当たり前です。

何をしていても過去の過ちを思い出し、
「自分は最低な人間だ」と思い詰めて自分を責め続けてしまい、精神的にも辛くなってきました。

これからもし、恋人や友だちなどができたとしても、過去の自分の悪事を打ち明けられないし、自分の中でモヤモヤとした思いを抱えたまま生きるのはとても苦しいです。打ち明けると引かれるだろうと思います。

わたしは良い人なんかじゃないのに、良い人だと思ってくれる人に申し訳ないんです。できれば打ち明けたいですが、嫌われる事が怖くて言えない、とても弱い人間です。

わたしは幸せになってはいけないと思っています。

これから先、私はどうするべきでしょうか。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

そんなふうに考えられるあなたは尊い

自分の過去を振り返り、間違っていたと後悔なさっているあなたは尊い方です。多くの人はそんなふうに自分を振り返ることをなさいません。あなたは過去の自分の姿がありありと見えています。もう同じ過ちを繰り返すことはありません。

〇〇ちゃん死ねと書いたのを数年経って、自分の名を書かれ〇〇死ねと書かれたら、それを因果応報とお感じになって反省し、受け入れておられる。なかなか出来ることではありません。あなたの誠実なお人柄に胸打たれました。

インターネットで、仏教の懺悔(さんげ)やキリスト教の懺悔(ざんげ)について調べてみてください。きっと多くの学びを得ることができるでしょう。

人間は罪を犯す存在で、完全ではありません。だからこそ、罪を犯しても許して罪のあるままに受け入れてくれる存在(神、仏)がいてくださるのです。自分の心のなかに神や仏を持っている人は、罪を犯した過去を明らかに見ることができ、正しく反省し、新たに生き直すことができます。神や仏が生き直す力をあなたに与えてくれます。大丈夫です。反省し、これからはもう同じ過ちを犯さないと神や仏に誓ったうえで新たな人生を歩いてください。

私は、郡美矢先生とおっしゃる国際手話通訳者(ご自身もろうあ者)にして牧師様のご本のタイトル、『あなたは見えないところで愛されている』という言葉がすごく好きです(もちろん本の内容も)。苦しんでいるあなたをあなた気づかない、見えない場所から愛してくれている神様、仏様がおいでです。過去の罪は救いの妨げになりません。力強く明日を生きてください。

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私はお坊さんといっても、ひと様に何か答えらしいものを提示できるような立派な...
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質問者からのお礼

お礼が遅くなってしまい、申し訳ありません。

過去に過ちをしまった自分としっかりと向き合い、人の役に立てるような人になりたいと思いました。

いただいた言葉をこれからも大切に、胸に刻んで、生きていきたいと思います。

本当にありがとうございました。

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