亡くなった人の意思を尊重するか
2年前に母を亡くした際、兄と私に生命保険がおりましたが、金額が私は兄の約5倍でした。生前に母が私の分を多くした理由は、おそらく生涯独身でいるから、とのことでした。それを知らない兄は、すべて半分ずつにしようと言い、私も兄と差があるのは気が引けますしかし兄に伝えるのも、文書で遺言があるわけではないし、しかし、母の意思を尊重するべきだとも思っています。どちらが正しいですか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
その保険契約がお母さまの御遺志
生前にお母さまが
そのような契約をしているのですから
そういう御遺志は明白だと思います。
また原則として
生命保険金は相続財産ではないので
あなたが全て受け取る権利はあります。
でもあなたが気が引けるのも分かるので
他の相続財産も考慮して分けるのもアリだと思います。
その場合は他の税金がかかってくる可能性もあるので
そこも考慮してください。
遺産をどうしたいか?
YUさん、母親が示寂されたことお気の毒様です。悲しみの中にあると思いますがご自愛ください。
さて、保険金の話しですが血は水より濃いと言ってもお金の前では血より重いものになり、家族でも争ってしまいますね。私はあなたの母親の生前の意思をあるがまま伝えましょう。2年前の話し今なら冷静になれるではないでしょうか?その上でお兄さんが色々言って来たら、しっかりとした話し合いをすべきです。保険金は契約者が遺族の為にこのように使って欲しいという思いから残したものに違いありません。あなたの母親も兄弟で争う事望んでいるでしょうか?保険金をあなたは何に使うべきかを今一度まとめるべきです。それでお兄さんが困った時には金銭面以外で協力することです。例えば部屋が汚れているなら掃除するなど。
お金の問題は本当に繊細です。親子、兄弟の縁なぞ簡単に破壊してしまう。これが悲しいかな現実ですね。ある中国の僧侶が出家するときにあまりにお金で一族が争うので湖に全財産を沈めたという話しも残っております。お金はあるから困るのでそれによりあなたを惑わすなら本当にいっそ手放すのも1つの方法です。これはあくまで私の見解ですから、参考にするかしないかはあなた次第です。
これからもご縁を大切になさって下さい
拝読させて頂きました。
お母様がお亡くなりになられたことを心よりお悔やみ申し上げます。そしてお母様を心を込めてご供養申し上げます。
お母様は仏様に導かれて沢山の親しい方々やご先祖様方が優しくお迎えなさって下さり、皆さんと一緒に心安らかに円満にご成仏なされていくでしょう。そしてあなたやお兄様やご家族の皆様をこれからもずっとお見守りなさって下さることでしょう。お母様とのご縁はこれからもずっと永遠に繋がっていますからね。
保険金については受取人を指定なさっているでしょうからあらかじめ契約なさる時に契約者がどの様に受け取られていくかを決めていると思います。
お母様があなたのことをご心配なさってあなたの為に残していかれたという目的があるならばそのご意志を尊重なさることは望ましいとは思います。
あなたのこれからのご生活そしてお兄様やご家族の皆様方のご生活を念頭においてお兄様とじっくりとお話しなさってみてはいかがでしょうか?そしてご兄弟でお互いのことを思いやりながらご判断なさってみてはいかがでしょう。
お母様やご先祖様方が悲しまれることはあなたやお兄様やご家族の皆様がいさかいを起こしてケンカしてしまうことです。お母様やご先祖様方が望まれることはあなたやお兄様やご家族の皆様やご親戚の皆様がこれからも仲良く幸せに生きていかれることです。
どうかそのことを充分考慮なさって頂きこれから毎日お母様やご先祖様方に手を合わせてご供養なさっていって下さいね。
あなたもお兄様もご家族の皆様も共にお互いを尊重なさり思いやりながら仲良く心安らかに毎日を生き抜いていかれます様にと心からお母様やご先祖様方にお祈りさせて頂きます。
どうかこれからも皆様とのご縁を大切になさって下さいね。
質問者からのお礼
大変な状況の中、早々のお返事大変感謝しております。
もしお金のことで兄と口論になったら、母は悲しみますね。母の気持ちには心の中で十分に感謝して、兄には何も言わずに半分こにしようと思います。
気持ちが落ち着きました。ありがとうございました。