結婚を迷っています
学生の頃から5年ほどお付き合いしている彼がいます。私は総合職OL、彼は医師です。彼は人間的に本当によく出来ていて、私を大切にして常に優しく支えてくれる人です。
彼のご両親にも何度もご挨拶に行っていますが、私が彼のお母様にどうも苦手意識を持ってしまっています。向こうは代々続く医者家系、3人兄妹で下に妹が2人いますが2人とも医師又は医学生です。お母様には「あぁOLさんなのね〜」と初対面で遠回しに指摘されましたし、自分の家の財産目当てではないかと実家の懐事情も探りを入れられました。2人の妹さんも「どうして学生時代に同業になる彼女を作っておかなかったのか」と言っているようです。お母様からは私の兄弟の学歴や職業、親の学歴なども遠慮なく聞いてこられました。私の家は父が経営者で、正直彼のお家より裕福な気がしますが地方だという事、また高学歴家系ではないのでその辺りで下に見てるのでしょう。
お母様の中であくまで長男の彼女は嫁いでくる者として扱われています。自分が親同士の決めたお見合いだからか、長年付き合ってお互いが1番だということも伝わらず、愛する2人が結婚すると言う価値観はないようです。お父様はそんなお母様に口出しできません。お母様には自分の中で既に悪いイメージがついてしまい、なかなか払拭されません。私の両親は彼のことは気に入っていますが、やはりお母様のことが心配なようです。相手の親が納得し心から祝福してくれる段階になればお嫁に行ってもいいと言います。
様々な不安がある中で、ここ数ヶ月で彼はますます逞しくなりました。「一生かけて守っていく」「何があっても幸せにし、いつも味方でいる」「結婚して後悔はして欲しくない。自分がどんなに頑張ろうと母の性格は年齢と共に余計に頑固になっていくだろうし、迷惑をかけることもあるかもしれない。あなたはあなたの人生だからゆっくり考えて欲しい」という言葉をかけてくれました。お母様を納得させなければ結婚は難しそうな雰囲気ですが、まずは私に気持ちがないと話が進みません。あぁ結婚したら実家に行っても1人話に入れないんだろうな、とかもう少しフルタイムで働きたいのに早速子供プレッシャーを受けるんだろうな、とかその子供をまた医師にするよう言われるんだろうなと未来を暗示しては不安が広がります。正直今の段階では、とても気が重いのです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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正解はない
未来は誰にもわかりませんから、正解がない問題だと思います。
今ある情報の中でいくら考えても答えが出ない場合、新しい情報を得るために一歩二歩動いてみる方が良いと思います。
たとえば、親同士を会わせてみるとか、もっと言えば、「うまく行かなかったら離婚したって良いじゃないか」くらいの勢いで結婚してみるのも良いでしょう。
どんな選択をしても、人生には苦しみが尽きません。
お仕事でもそうでしょう。
新しい仕事には新しい苦しみが必ず付いてきますが、苦しい仕事をゲットするために会社は営業活動をしている。
そして、新しい苦しみは、必ず私たちの人格や技術を成長させてくれます。
ビジネスでもプライベートでも、苦しみに向かい合う姿勢が試されますね。
大丈夫だ、どんな選択をしても、きっと楽しい人生にしてみせると、あなたは勝手に決めちゃいましょう。
もしも、未来の自分から文句を言われても、「立ち止まるよりはマシだと思ったんだよ!」と言い返してやりましょう。
最後は、自分の可能性と度胸です。
まりなさんのお悩みお察し申し上げます。
結婚されど結婚は難しいですね。
特に、嫁ぎ先の母となる人が一番の関門です。これはいかなる場合でも同じで共通の悩みであり、母である当事者のとっても「嫁」は最大のテーマでもあります。いかなる時代になろうとも永遠の課題なのかもしれません。
さて、どうしますか。どんなに最高の嫁であっても、所詮他人であることは間違いありません。まして長男をある意味で奪い取る女ですから、それ相当の覚悟はいりますね。辛い面を考えれば限りなく続くでしょうし、プラス面を考えればそれなりにあるでしょう。
やはり最後は、まりなさんがどうしたいのかです。こうしたいと宣言すればそのように動き始めるでしょう。私たちもこうしたいと宣言されればそのような方向でお話できるでしょう。
ただ、最後は自分に正直な思いと、自分の可能性を信じるしかありません。そして時には開き直りと度胸。自分の出した結論に対しの覚悟だけです。
本人同士の問題ではないとはいえ
結婚は当人同士の問題であるはずですが、そうではない面もあり難しいものです。
私たちの業界でも、ことに浄土真宗は世襲系なので、何代も前からお寺同士で結婚というパターンで来ている坊さんがたくさんいます。だから「お寺生まれでない者は坊さんにあらず」みたいな考え方を持つ連中はゴマンといます。お寺じゃない家から坊さんになった人間に坊さんなんてできるわけがない、と紹介者でかつ仲人の坊さんにすら言われたことがあります。じゃ、お寺じゃない家生まれの私を何で紹介したかというと、カネのため(紹介料)だということです。
そんなわけですから、凝り固まった考えを持つ人の固定概念みたいなものは簡単に消せません。「〇〇(ここに医師の家系、坊さんの家系などが入る)でない者ひとにあらず」という上から目線を変えていくことは高齢の人にはほとんど不可能といってよいでしょう。
ところが、です。上述の仲人のご長男(跡継ぎ)の結婚相手は、お寺じゃない家の人でした。ちょっとビックリです。ものすごく差別的なのに……。仲人の他の坊さんたちからも、「お前なんかお寺生まれじゃないやんか」とたびたび言われますが、その坊さんの奥さんはお寺生まれでなかったりします。面白いもんです。
話がちょこちょこ変わって恐縮ですが、私は日系カナダ移民の歴史について調べています。被差別事象を知るためにやっているような側面もあります。結婚問題で白人の親から反対されるケース、日系人の親から白人との結婚を反対されるケース、両方があります。で、結婚を諦めたケースもあるのですが、なんのかんのいいながら結婚された後、結局はうまくいっているケースがほとんどだったといえます。
親族や身内がお寺ばかりの人たちには、お寺のことしか見えないので、つい自分たちが最上の種族みたいに見えてしまう。だけど、「なぁんだ、変わらないじゃないか」となる場合もあります。それでもやっぱりずっと引きずったり、アッという間に離婚なさったケースもあります。固定概念を払拭できなかったというケースもないわけじゃありません。
そのうえでいわせてもらうと、お相手の方がそうまで言ってくださるなら、その方を信じていかれることが最も後悔のない選択であろうと思います。