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夫の酒癖に限界を迎えそうです。。。

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夫の実家はお寺で、夫は住職をしており私(専業主婦)と息子(小1)の3人で暮らしています。

夫は毎日お酒を飲むのですが、酔っ払っては私と息子に絡んできてとにかく毎日のしつこさに参っています。
本人は冗談やからかいのつもりなのでしょうが『クズ、クソ、ぶん殴る、ブス、デブ』など私と息子に言ってきますし、酷い時は私に乗っかってきたり、私と息子に爪でおもいっきり腕などに爪痕を残したり、顔に唾を撒き散らしてきたりと本当に嫌でたまらないです…。辞めるようにお願いしても、私達も楽しんでると勝手に思い込んでエスカレートするばかりです。

普段から自分以外の人の話や意見は否定的ですし、突然不機嫌になったりして、私と息子は本音も言えず顔色と機嫌を伺う毎日です。
息子も『お父さん嫌だ。ストレスが溜まる…』と毎日言うようになりましたし、現に夫からの言葉によるストレスで、学校でお友達に心ない言葉を言い傷つけてしまうという問題も起こしてしまいました。
私も去年、目が飛蚊症になったりストレスからくる蕁麻疹と過敏性腸炎になりました。

夫は酒を辞める辞めると言っても一向に辞める気配もないですし、私と息子も夫と一緒に居るのがすごく憂鬱なので、別居を考える様になりましたが…別居したい理由を夫に話せば逆ギレされ色々言いくるめられそうなのが怖いです。。。
また、息子は今通っている学校が楽しくて好きと言ってるので、別居して転校させるのも心苦しくなかなか決断、行動にうつす事が出来ずにいます。(夫の実家は山の中の田舎なのでアパート等の賃貸はなく、別居するなら150キロ離れた私の実家に帰るしかありません…)

酒癖悪い事で別居したいと思うのは、甘いでしょうか?
息子の学校の事も含め、私はどうするべき(最終的に決めるのは私ですが…)か回答をいただけると嬉しいです。
よろしくお願いします。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

人格上の問題を酒が助長しているのでは

こんにちは。

お釈迦様が、飲酒について十の過失を述べておられます。その中で、飲酒の宜しくない理由を説かれています。

「怒り散らす」
「生業に支障をきたす」
「争いを引き起こす」
「良い評判はたたず、むしろ悪評が立つ」
などです。

ご主人は、「毎日お酒を飲む」のですよね。
お釈迦様の説かれる事柄の一つ一つが、どれほどご主人に当てはまっているかは文面では判断しにくいですが、少なくとも仏教徒同士の和やかな集いである和合僧、家族を乱しているのは事実のようです。また、「住職」であるという立場上、外で飲む場合に「良い評判はたたず、むしろ悪評が立つ」という点は心配されます。

私は、飲酒という行為そのものが起こしている、単なる酒癖の問題ではないように思います。根本的には、ご主人のそもそものパーソナリティの問題があって、これを助長しているのが飲酒である、と思うからです。

特に注目したのは、「普段から自分以外の人の話や意見は否定的ですし、突然不機嫌になったりして、私と息子は本音も言えず顔色と機嫌を伺う毎日」というところです。反論を許さない自分の世界の中だけで生きようとする独善的思考、が見えることがまず一点。そして、気分の変調の激しさが相まって、日によって対応を変えなければならない理不尽さがあなたと子供さんに苦しみを与えているということが二点目に考えられます。

この基本的な人格上の問題に酒が入ると拍車がかかって、「冗談やからかいのつもり」で悪態をつき、「爪でおもいっきり腕などに爪痕を残したり」等をする。自分の心地が良い(独善的な)コミュニケーションを取っていると見えます。

よって、この問題は単なる「酒癖」の問題ではなく、根本的にご主人の人格上、精神上の問題が関わっていると考えます。そして、酒量は分かりませんが一般に毎日は飲み過ぎであり、アルコール依存の前段階の問題としても考えられます。これらの点から、心療内科の受診は今後のためにも必須だと思います。

別居が「甘い」とは決して思いません。
特にあなたの身体症状が出ていることから、精神的負担が強いとも思います。ただ、物理的に別居が難しいならば、先ずはご主人に受診を勧めて服薬指導その経過、取り組む姿勢をしばらく観察することが現実的かもしれません。

改善されない場合、学校の新年度に合わせたタイミングで別居する方法も考えられます

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おきもち

浄土真宗本願寺派報恩寺住職(兵庫県三木市) 本願寺派布教使 元本願寺布教研究専従職員 元龍谷大学講師 元篤志面接委員(法務省管轄) 真宗学修士、心理学学士 Fmみっきい(地元ラジオ局)出演中 趣味:サックス 2019年末頃から回答しています
応談できる時間帯は、その日によって違いますのでお確かめ下さい。 月曜日〜金曜日(祝日除く)13時〜21時 土曜、日曜、祝日 18時〜21時 お盆(8月1日〜15日)、お彼岸は対応できません。

精神科医の範疇かもしれません

規約で病名を書くことができませんが、精神科医に相談し、精神科病院に入院して、断酒させるべきです。

本人が同意しなくても、家族の同意で強制入院させられる、医療保護入院があります。

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おきもち

個別相談可能
浄土宗僧侶です。 寺に生を受け、小学校5年で、得度(お坊さんになる儀式)、その後宗門大学(浄土宗の僧侶養成機関)である大正大学佛教学部で学び加行(住職修行)を得るための修行)を受け浄土宗教師(浄土宗の正式なお坊さんとしての、住職資格)を取った後、某寺に入寺、京都の大本山黒谷金戎光明寺内にある浄土宗教師修練道場(浄土宗教師が更に1年間研鑽を務める場)にて1年間修行研鑽、その後も研鑽を続け、教学(浄土宗を中心とした仏教の教え)・法式(お経のあげ方・儀礼)・詠唱(ご詠歌・和讃)・布教(教えの伝え方)・雅楽の研鑽を積んでいます。 がしかし、もともと小学校時代から精神疾患で、大学で精神科初診、20代は通院しながら、学業・修行・僧職を勤めていましたが、30代で仕事と結婚のストレスがさらにかかり、大きく心身の体調を崩して入院して以来、寺は休職しています。そして、今は寺を離れ草庵に暮らしています。 2003年に大きく体調を崩して、入院以来入退院を23回繰り返しています。40代過ぎから、徐々に精神的に安定し、50代手前の最近少しバイトが出来るようになりました。デイケア、障害者職業訓練、B型就労支援事業所とステップアップし、単発派遣から初めて、バイトで、2社に勤めて、体調悪化で入院してこの2社をやめて、今は3社目のアルバイトをしています。その中で得られた人間的成長の気づきもフィードバックしていきたいと思います。 精神障害2級の統合失調症・双極性障害・不眠症持ちです。 こんな私ですが、どうぞよろしくお願いいたします。 連絡先は、blister55.takahiro@gmail.com
対応できる時間は昼間です。音声のみにてお願いいたします。体調などにより対応できない場合もあります。専門分野は精神疾患・恋愛・人生・仕事・浄土教などです。よろしくお願いします。

児童虐待です

明らかに児童虐待です。
189に電話して、匿名でもよいので相談してみましょう。
このままでは、お子さんの安全のために、お子さんが児童相談所に一時保護されかねません。
家族バラバラに暮らしたいでしょうか?
旦那さんがやっていることはそれくらい恐ろしいことだと、旦那さんに説明しましょう。
あと、酔っている姿を動画撮影して、素面の旦那さんに見せてあげましょう。
恥ずかしくなって飲酒を控えるかもしれません。

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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四十代男。 仏教は、悩み苦しみを制御したり消したりするための教えです。まだまだ未熟者の凡夫ですがよろしくお願いします。

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