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夫の性格

回答数回答 1
有り難し有り難し 18

こんにちは。夫の事で相談させて下さい。

夫は中性的なところがあり、言葉使いや仕草が少し女っぽいです。付き合っている時から女っぽいなと気にはなっていたのですが、いつも優しく、声を荒げて怒る事もないので私には合っていると思い結婚しました。

けれど、結婚してからも時々女っぽい所が気になってしまいます。友達に会わせるのも少し恥ずかしいとまで思ってしまいます。友達に心の中で女っぽいなと思われるのが嫌で先に私から“女っぽいでしょ~”とネタの様に言ってしまいます。

こんな事言ったら傷付くかなと思いつつ夫にも“もう少し男らしく話たら”と伝えても、“何が??”と自覚のない模様。最近ではこれは治る事ではないと諦めてたのですが、最近SNSで夫の事をオネエ系と影で言われてるのを見てしまいました。私自身も思ってた事とはいえ、他人から言われてるのを知りとてもショックでした。

人からどう思われてても気にしない様にしようと思っていても、どう思われているのか気になってしまいなかなかモヤモヤが晴れません。

うまく伝えれませんが、どうしたらモヤモヤは晴れるでしょうか。そして中性的な夫をどうしたら何も思わず受け入れれる様になるでしょうか。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

そういう存在としてそのまま受け止める

こんばんわ↑
しゃべる時の↑ 語尾を↑ ちょっと上げるだけで↑
お姉っぽくなれることに↑ 最近気づいた↑ 丹下で↑す。
料理名のある料理ばかりが料理ではありません。
曲名がない音楽もあります。
男か女か。
そんな小さな枠から自由になることです。
むしろ男性も女性も超えた存在である事の方が、素晴らしいことです。
観音様は男でも女でもありません。
今あなたは、年齢も出身地も、血液型も忘れていたはずでしょう。
そういう肩書きを忘じている時こそが人間の何ものにも染まっていない真実なのです。
自分が男性であるとか、女性であるとか、染まっていない時に目を向けてみてください。
そういうありようを観音さまといいます。無心ゆえ、肩書きを忘じている故に、自由なのです。

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有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

質問者からのお礼

回答ありがとうございました。

そんな小さな枠から自由になることです。
とてもハッとさせられました。
私も完璧な人間ではないのに夫はいつも優しく子供にも恵まれ幸せなはずなのに、こんな小さい事で悩み他人の言葉にモヤモヤしていたらもったいないなと気付きました。
ふとした瞬間にまた同じ事を思ってしまうかもしれませんが、そのままの夫を受け入れたいと思います。
相談する前よりとてもスッキリしました。ありがとうございました。

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