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末期ガンの父について

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有り難し有り難し 28

父が末期ガンです。
ただもっとずっと一緒にいたい。
けれど体調が悪くなって行くのを見て、そろそろ覚悟しないと、、、と思う冷静なもう1人の自分がいます。

私はいつもそうです。
どんなに感情が動くときでも、パニックになる反面、どこかで冷静に先を見据えてしまっています。
それが時折「自分は何て冷たい人間なんだろう」と物凄く罪悪感に変わる時があります。

今がそうです。
父にはもっと長生きして欲しい、でも居なくなれば母との喧嘩を見なくて済むとも思ってしまってる自分もいます。
両親は昔から不仲です。
子供の頃から両親が喧嘩にならないよう、間に入ったり、話を逸らしたり、いつも両親の顔色を伺って来ました。
おかげで今では役立っていますが、この話をすればこうなる、、、と人と話す時も先を考えながら話すクセがつきました。
ただこの年になっても両親の喧嘩は嫌なもので、家族が協力しないといけない時まで喧嘩で家の中の空気が悪いのがたまりません。
父にはもっとずっとそばにいて欲しい、けど、この空気の悪さがやっと終わるのかと最低な事が頭をよぎる私も居ます。
こんな自分が嫌でたまりません。

それに辛い時ほど眠くなってしまい、こんな時に何をのんきに寝てるんだろうと自己嫌悪に陥ってしまいます。
どうしたら自分の感情をもっとコントロールできるのでしょう?
父を応援して、母をいたわり笑顔で過ごすことにだけ集中できる優しさがほしいです。
上手に生きていくコツなど、鍛えればいいところはあるのでしょうか?


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

物事は何事も過ぎるといけません!

貴方は常に行動する前に色々と考える事が癖になっているのではないかと拝見しました。
子供の頃から大人の顔色を見ながら来た影響も少なからずあるようです。
行動する前に考える事は良い習慣ですが考え過ぎれば考えがまとまらなくなります。
今まさにその現象が今の精神状態が表しているようです。

お父さんの死に対する思いは血を分けた貴方にとっては大変お辛い事と思います。
死には二つの受け止める覚悟があります。それは自分の死と周りの人の死です。
私は常図ね僧侶として自分の死に対しては覚悟はしていますが周りの死は突然だったりまさかの死に出会った時には自分の覚悟が小さいものでまだまだ心の構えの足らなさに思い知らされます。
貴方も色んな意味で覚悟を決められておられる様ですが今色んな事を考えるのでなく考える時間があるのでしたらもう時間がないお父さんの為に何をしてあげれるか思いついた事をやってあげる事が一番です。父さんには時間が余りありませんヨ!

物事は何事も過ぎるといけません!

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有り難し
おきもち

冷たい人間ってわけじゃありません

お父さんが末期ガンとのこと。辛いことですね。
でも、「そろそろ覚悟しないと」は誰もが思うことですよ。

冷静でいる=冷たい人間ってわけじゃありません。
仏教の八正道に「正定」、常に心が安定していることが大事ともあります。

冷たい人間だと思うと、その理由を探ししちゃうんですよ。
なんでこう思うのか?って。
それでその理由を見つけてさらにイヤな気持ちになる。

もっと父に側にいて欲しいという気持ちは、死に直面した時に裏切れらる、
そのために努めて冷静でいれるようにしているんです。
正定の状態なんです。相談者さんが自分をイヤに思うことはありません。
限りある時間を、精一杯一緒にいてあげてください。

そして、いざその時が来たら、思い切り泣きましょう。
楽しかった思い出を振り返って、感謝の言葉をつげて、思い切り泣きましょう。

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おきもち

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