外国人の義母を許すことができません。
こんにちは、18歳の時に海外留学をし、そのまま国際結婚をし、現在海外に住んでいる者です。
主人の母親は主人がニ歳の時に旦那さんを亡くしており、また主人の前にできた子も未熟児だったため生後十日ほどで亡くなってしまい、女手ひとつで主人を育ててきました。
ですが、義母は気性が荒く、自己中心的で、自分の意見が通らないといつまでも暴言を主人に浴びせ続けます。その度に主人と義母は音信不通になり、数ヶ月経つと何事もなかったかのように振る舞う、というのが決まり事になっています。
4年前、私の母が日本で闘病中、私も生後2ヶ月の息子を連れて一時帰国し、病院と家の往復をしていました。母が亡くなる瀬戸際に私はアメリカに帰らなければいけなく、涙ながらに空港へ行き息子に授乳をしていると、義母からメッセージが届き、「日本人の同僚のために、ロイズのチョコレートを買ってきて欲しい」と頼まれました。私はそれを無視し、アメリカにいた主人に「今そんなお願い事は聞いていられない。私の母が亡くなろうとしている時にあり得ないメッセージです」とだけ伝えました。
義母は基本的に自分の非礼に論謝罪などは一切せず、熱りが冷めるとまた元の関係に戻る、という感じです。
ですが先日、ニ年間の不妊治療を経て有難いことに第二子の娘を帝王切開で出産することができました。コロナ禍というのもあり、息子には義母と家で留守番をしてもらい、三日間の入院を経て家に帰ってみると、義母により見事にキッチンが模様替えされておりました。食器も食材も調理器具も、義母の思うがままに入れ替えられておりました。そんなこと頼んでもいないし、承諾もしていないし、報告もありませんでした。私がそれに気づいたのは義母の帰宅後で、4歳の息子が「グランマ、ママが怒らないと良いけどって言ってたよ」という報告を受けた後でした。
すぐに旦那に義母へメッセージを送ってもらいましたが、案の定義母はそれに気を悪くし、旦那及び私への暴言メッセージが夜遅くまで続きました。
この家は義母が以前住んでいたものを主人と私が七年前に取り次いだので、義母の心の中では未だに此処は彼女の家という認識があります。
私は私で、出産後で体力もなく、傷も痛み精神的にも参っている中でこの仕打ちはないんじゃないかと思うと、一月余り経つ今も怒りが湧いてきて義母を許せません。どうしたら良いでしょうか?
理不尽な扱いを受けた実の父(他界しています)と義母(アメリカ人です)を許すことができません。許すということが苦手です。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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お義母さんとの距離感を掴むために
こんにちは。
「出産後で体力もなく、傷も痛み精神的にも参っている中でこの仕打ちはないんじゃないか」と言われるあなたのお気持ちをお察します。あなたが「自己中心的」という気持ちもよくわかります。
確かに、実母さんが「亡くなる瀬戸際」にお土産を頼んだり、あなたの出産入院中に「模様替え」をするのはあまりに「自己中心的」です。
ご主人がこの件についてどう言ったか、思ったかは文中にはありません。
ただ、お義母さんは「基本的に自分の非礼に論謝罪などは一切せず、熱りが冷めるとまた元の関係に戻る」という息子さんへの対処が通常のものと思っており、あなたにも同様の対処をしようとしているのでしょう。それ以外の対処を思いつかないのだと思います(息子であるご主人もそれがスタンダードだと思っているのでしょうか)。
あなたは、「非礼」には「謝罪」が必要である、と考える。
「自己中心的」な言動に、自省する必要がある、と考える。
私もそう思います。
ただ、これは文化的要因を除いてあくまで一人の人間対人間の問題として考えた時、自分の価値観だけでは相手を推し量れないという一歩下がった視点も必要だと思います。
このため、あなたにとっては不本意でも、1万歩譲るぐらいの気持ちかもしれませんが、それがお義母さんの考え方であり、変えようのないことだと冷静な目で見る必要もあると思います。自省とか、失礼だとかはあくまで自分で気が付き、自分で直していくものであり、他者であり嫁であるあなたにできること実質多くないと思います。
ですから、自宅の模様替えとか、ご自身の家族に大きく干渉することはご主人に嫌だと伝えて予防線を張り、一定の距離感をお義母さんと取るための具体的な方策を考えるべきだと思います。距離感さえつかめれば、段々と自分のペースで対処できるようになるのではと思いました。
お体お辛いでしょうが、お大事に。
質問者からのお礼
早速の返答どうもありがとうございます。
内容を読んでいると、言葉で癒されているかのように感じました。
「自分の価値観だけでは相手を推し量れない」
という言葉にハッとさせられました。その通りだと思います。つい日頃から、自分はこうなんだから他人もこうあるべきだ という身勝手な価値観を押し付けがちになっていたなと気付きました。私はアメリカで教師をしているのですが、生徒に対しても同様のことが言えるのかなと思いました。
相手をどうこうするよりも、自分の心の持ちようは自分で変えられるんだと思うと、気持ちが楽になり、スッとわだかまりがとれた気分になりました。
ずっと悶々と悩んでおりましたが、思い切ってここで相談をして本当によかったです。ありがとうございました。