長年不仲な親子関係を改善するには?
ご質問させて頂きますハルソラと申します。
私40代前半、父母60代後半の長年不仲な親子を改善したいと思っております。
そもそも私は生まれてこのかた親とまともに会話をした事がありません。
父は寡黙、母は人の話を聞かない人間であり愛情らしき態度もあまり感じた事がありません。
その事が原因で私は幼少より自己肯定感が少なく、人とのコミュニケーションにもだいぶ苦労し、20〜30代は精神疾患に悩まされました。
そんな息子の苦しい現状を知りながら、話かける事すらもしなかった親に強い憤りもあり現在は全く交流がありません。
しかしながら親も徐々に老い先短いこと、私自身も禅仏教や人生の学びを通して成長したをことを踏まえ、出来ればお互いにまともに会話のできるくらいの関係、理想的には親を亡くした後に後悔しないような孝行ができたらと思っています。
過去に私の方から一緒にご飯に誘う、登山に行くなどしましたが、実に親の反応の薄い事からその後の関係改善に繋がりません。
また私自身も親に対する長年の不満恨みも根強く仲良くしたい反面、嫌悪感があります。
お互いに関わる必要がない。と言ったらそうですし、私の親に対する執着の問題であることも分かっております。
お互いにとっての幸せな最後を迎えるためにはどうしたらよいのでしょうか?
お坊さま方々の智慧をお教え下さい。よろしくお願い致します。
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親子関係は千差万別ですから
拝読させて頂きました。
そうですか…親子の会話がなかなかない状態なのですね…。今までそのような関係でコミュニケーションをとって共に生きてきたのはとても大変だったのではないかと思います。あなたのお気持ちを心よりお察しします。
親子関係はどこのおうちでも多少様々な問題もあります、ましてずっと知っている間柄ですから子供の時のイメージもありますし、子供が成人してからも距離感はやはり難しいのかと思います。
私もかつては父にも母にもなかなか話しませんでした。幼少の頃から離れて生活していましたから会話するにも年に一度位ちょっと話す程度でしたのでいざ何かを伝えようとしてもどこから話していいのやらと迷っているうちに話す機会を失ってしまっていたと思います。社会人になってからもいろいろ転勤もありましたからほとんど会いませんでしたので全く話すことはなかったと思います。今考えてみるとあれももこれも話したり聞いておけばよかったと思うことしきりですね。
できるなら今のうちに少しずつでも何気ない話でもいいのでお話なさってみてもいいかとは思います。「元気なのか、体調はどうなのか、気分はどうなのか、或いは今日は日差しがとてもあたたかくていい天気だね…」等些細なことでも当たり障りのないことでも少しずつ話してみてもいいかと思います。別に会話に結論を求める必要もないですからね。何気ない毎日のことでもいいかと思います。
それでも会話にならないならばちょっと落ち着いてお手紙を書いてみてはいかがでしょう?あなたが今思っていることや感じていることや聞きたいことをあまりかしこまらずに素直なお気持ちをゆっくりとしたためてみてはいかがでしょうか?それを渡してあげて例えば伺ってもいいかと思いますし、お返事をお手紙として書いてもらってもいいかと思います。
或いは無理のない範囲で「エンディングノート」を書いてもらうようになさってはいかがでしょう?これからどの様に生きていかれて亡くなった際のことも含めてできるところ書けるところからかいてもらってみてはいかがでしょうか?
その書いてもらったことを踏まえてあなたがどうしたいと思うかもお話なさっても良いと思います。親子関係は千差万別ですからなかなかハードルが高いと思いますのであわてないで適度な距離感をもってコミュニケーションをとってみましょうね。気軽にお話しなさってみましょうね。
質問者からのお礼
丁寧なご返信誠にありがとうございます。Kousyo Kuuyo Azumaさまも親とあまり話せなかったのですね。やはり後々になってもっと会話しておけばと思うものですか。
直接話かけるのは抵抗感があるので手紙は良い手段かもしれません。そこから徐々に関係性を改善できたら嬉しいですね。
きっかけは悩むところですがいろいろ模索して行きたいと思います。ご返信参考になりました。ありがとうございました。