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過去の失言や失態に後悔

回答数回答 1
有り難し有り難し 8

短いスパンでの質問、申し訳ありません。
いつもご回答くださり、ありがとうございます。
ご回答をいただく度に胸が軽くなります。

今回は後悔、懺悔について2点失礼します。

1点目、3年半前にアーティストの方のイベントに行こうとお誘い頂きました。しかし、スケジュール調整を誤りドタキャンしてしまいました。
厳しくお叱りを受け、後に電話でお話する機会も設けていただきました。
しかし、まだ直接お会いできていません。
それがとても心残りですが、まだ勇気が出ずアポイントを取れていません。
(また、タロット占いでリーディングをして頂いたとき、「信用していない」という結果も出まして…。)

2点目、家族でフードコートに行った際、親子と席が隣り合いました。
下のお子さんが小さく、いわゆる「ギャン泣き」をしたり止んだりをしていました。
父が「うるさい…」と小声(多分隣には聞こえているくらい)で言い、私も同調してしまいました。
私達が帰る際、(多分ですが)その事とその子がイタズラ?か何かをしたことが重なり、親御さんが不機嫌になっていました。
その後、不意に放った一言や態度で、その親子の人生を狂わせてしまっていたらどうしよう?と、時々思い出しては心配しています。
また、私自身女であり、母親になる可能性も0ではありません。
そんな時、私の様な目を向ける人もいると考えた時、母親に対してなんて肩身の狭い思いをさせてしまったんだと、自分に嫌気がさします。

以上2点がよく頭をよぎり、楽しいこと、嬉しいことの後に「こんな悪い私が幸せで本当に良いのか…?」となる事があります。
もちろん、こうして考えてしまうのも、上記の方々ではなく私が悪いです。

お忙しいところ大変恐縮ではございますが、こんな不届き者の私にお言葉を頂けますと幸いです。
よろしくお願い申し上げます。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

過去では無く、今を生きていきましょうよ…

 『こんな悪い私が幸せで本当に良いのか…』とおっしゃっていますが、幸せなら良いじゃないですか。何よりですよ…。
 でも、実際 今あなたはお幸せですか。
 そうじゃないからこそ、こちらにご相談なさっているんじゃありませんか。
 過去のことを思い出し、思い出し、後悔し続けているんじゃないですか。
 どうしても気になるのなら1件目のお方には、勇気を出してお会いして謝っては如何ですか? 「それが出来れば悩まないですよ」…とおっしゃるのなら、これからもあなたは悩み続けることになるでしょう。
 また2件目の親子さんには会ってお詫びすることはもう難しいでしょう。ですからこのままなら、あなたは一生悔やみ続けるしかありません。
 過去には戻れないのです…自分の行動、また出た言葉は変えられず、取り戻せないのです。そのことをまず深く受け止めて下さいませ。
 だから「これから日々の言動に気を遣い、不用意な発言を慎む」しかありません。
 「幽霊」は、後ろ髪が長く描かれることが多いのだそうです。そしてそれは、過去に引き摺られている姿なのだそうです。
 もちろん、あなたは幽霊ではありません…だから人間として、今を生きていきましょう。
 今一度の反省と今後同じことを繰り返さないことを誓った上で、済んだことは済んだこととして考えるのを終わりにしましょう。
 そして、今あなたが為すべきことに取り組みましょう。為すべきことがいろいろと思い浮かぶことかと思います。
 それに優先順位を付けて、取り組みやすいものから片付けていきましょう。
 そこにこそ生きている実感と、そして安らぎ・幸せを感じることが出来るはずです。
 さあ、過去では無く、今を生きましょう…その結果、あなたに未来が訪れます。
 仏様が慈愛の眼差しであなたを見守って下さっていますよ。

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有り難し
おきもち

質問者からのお礼

返信が遅くなり大変申し訳ございません。
この度は回答をくださり誠にありがとうございます。

心に留めて次は同じ過ちを犯さないと誓うことと、ずっと申し訳なく思い後悔し続けることを混同して考えていたのかも知れません。
「今」を生きて、幸せを享受しながら周りの人の幸せに貢献できるよう、自分なりに力を使わせていただこうと思います。

この度は背中を押してくださり、本当にありがとうございました。

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