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死を乗り越えるには?

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有り難し有り難し 15

初めて質問させていただきます。

私は中学生の頃に実の母を亡くし、高校生の時に大好きだった祖父、そしてこのGWに大好きだった祖母を亡くしました。

早くに母を亡くしたからなのか、死を連想させる物や故人との思い出等がトラウマとなってしまい、見たり、考えたりすると涙が止まらなくなってしまいます。

そしてすぐ忘れてしまいたくなり、覚えているべき出棺前のお顔等を覚えていることができません。

こんな私が死を乗り越えるにはどうすればいいのでしょうか?


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

乗り越えなくていいのです

拝読させて頂きました。
あなたが大切なご家族の死をなかなか乗り越えることができずにとてもお悩みなさっておられることを読ませて頂きました。あなたがそう思われるのももっともなことかと思います。あなたのお気持ちを心よりお察しします。

先ずお亡くなりになられた大切なお祖母様を心を込めてご供養申し上げます。至心合掌 南無阿弥陀仏
お祖母様は仏様に導かれて先に往かれたお祖父様やお母様やご先祖様方がお祖母様を優しくお迎えになって下さることでしょう。仏様のもとでお祖母様はお母様やお祖父様やご先祖様に再会し心から安心なさり一切の迷いや苦しみからも救われるでしょう。そして皆さんと一緒に心から円満にご成仏なさっていかれることでしょう。
そしてお祖母様もお祖父様もお母様もご先祖様方と一緒にあなたのことを優しくお見守りなさって下さいます。

あなたはその死を無理に乗り越えようとなさらなくてもいいのです。あなたがお亡くなりになられた大切な方々のお顔を真っ直ぐに見ることができないのも当然かと思います。
私達の心は大切な方々のその死を素直に受け止められる程強靭ではありませんからね。ですからその死を悲しみを乗り越えようとなさらなくていいのです。亡くなられた悲しみやさみしさやつらい思いは消えることはありません、その死を素直には受け止めきれないのです。

ですからあなたのその悲しみやつらいお気持ちをありのままそのまま心から手を合わせてお亡くなりになられたお祖母様やお祖父様やお母様にお伝えなさって下さい。お祖母様やお祖父様やお母様はあなたのその思いを優しく受けとめて下さいます、そしてあなたに寄り添いなぐさめて下さいます。

いつの日かあなたがその天寿を全うする時にも必ず仏様がお救いなさって下さり、お祖母様やお祖父様やお母様やご先祖様方があなたを優しくお迎えになって下さいますからね。それまではお祖母様やお祖父様やお母様にどうかこれからもいつも優しく見守っていて導いていて下さいね、とお願いなさって下さいね。
あなたがこれからもお祖母様やお祖父様やお母様に見守られながらお健やかにご成長なさっていかれ、心から豊かに皆さんと一緒に幸せに生き抜いていかれます様にと心からお祖母様やお祖父様やお母様に祈っています。

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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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無理をせずに

拝読させていただきました、慈陽院の平本と申します。

今もふさんにやってほしいことは、無理に死を受け入れようとせずに一旦つらい現実から離れることが良いと思います。言葉を選ばずに言ってしまうと「現実逃避」をすることです。

どんな人でも身近な人を亡くすと、現実をなかなか受け入れられないのが自然な状態です。

しかしそれを無理して受け入れようとすると余計に苦しみが増してしまいます。

例えるなら、近づくだけでも熱い火の中に手を入れて、さらに熱い石を掴むぐらい大変なことです。

しかし時が経てば、次第に火は消えて、石の温度も下がっていきます。

心の中でも同じように、時が経てば大切な人の死を受け入れる時がきっときます。

なので今は、できるだけ意識を違う方向に向けてみてください。気分転換をしたり(散歩がオススメです)、夢中になれる事をみつけてみてください。と言っても今は、亡くなってから日が浅いのでなかなか難しいかもしれませんが…

あとできることなら、「亡くなった方は、尊い存在になった。」「死とは、永遠の別れではない。」ということを信じてもらえると少し腑に落としやすくなったり、心が楽になりますが、無理して信じる必要はないです。

あと仏壇や祭壇やお墓にお参りする場合に、亡き方が側にいると思ってお参りすると心が少し楽になる場合がありますが、これも無理して信じる必要はありません。

今は、つらい心境だと思いますが、無理をせずに時の流れに身を任せてみてはどうでしょうか。

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有り難し
おきもち

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ