自分はやはり地獄行きなのではないか回答受付中
私の気持ちを告白させてください。
最近母が亡くなりました。まだ働きざかりであまりにも突然な事でした。
私は生まれつきの病気で辛い治療の末なんとか人並みに働くことができるほどに回復しました。
しかし20歳の頃持病が由来で自分は子供を作れない体質であることがわかりました。
私は親に孫の顔も見せられず、自分の体質を憎もうにも親を責めることもできず、せめて母の誇りに思うような人になろうと努力して来ました。
ですが、母は突然の病気で入院から一ヶ月も経たずに亡くなってしまいました。私は弱っていく母の手を握って恩返しできなくてごめんね、と泣きながら縋り付くことしかできませんでした。
治療の痛みに苦しんでいた自分に、お母さんが代わってあげたいと悲しそうな顔で見つめて手を握ってくれていた母の姿がずっと記憶に焼き付いて離れません。
私は母が欲しがっていた車や好きなものを買ってあげられるように頑張って稼ごうと働いてきました。ですがそれはもう叶わぬ事となってしまいました。
母は病気の私の役に立とうと医療職で働く事を選び、ずっと私の治療に寄り添ってくれました。こんな立派な母は必ず天国に行くのだろうと確信しております。
しかし私は親に孫の顔を見せることもできず充分な親孝行もできずに終わってしまったことを日々悔いて生きております。こんな親不孝な私は地獄に行くのではないか、亡くなってからも母に見せる顔がないと感じてしまいます。
こんな私はやはり母に会う資格は無いのでしょうか。私はこれからどう生きて行くべきなのでしょうか。
お坊さんからの回答 3件
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まさ 様
お母様のことご愁傷さまでございます。ご冥福をお祈り申し上げます。合掌礼拝。
そして、
あなたは地獄に行くことはない。
あなたのお母様思いは、お母様と仏様に届き
お母様とあなたが仏様の境涯でやがて一緒に並んで座って
成仏するのが約束されていると私は信じています。
お孫様の顔を見せられなかったのはこの世のことに過ぎない。
次の世では沢山の家族に囲まれて二人が存在しているかもしれない。
今は悲しく辛く、信じられず、後悔な気持ちが渦巻き
二人の喜びの時を思い出せないかもしれません。
でも、お母様とあなたのご縁はこれからも続いていくのです。
お母様は仏様の世界から、あなたを守る立場になったのです。
お母様は仏様と並んで合掌して、あなたに微笑みをおくっています。
あなたもどうぞ合掌して、これからも供養をしてあげてください。
悲しみが深くて泣いていいし、
声をあげて叫んでもいい。
でも、合掌してあなたに微笑みを向けるお母様を想い続けてください。
今はそれでいいのです。
お母様に再会できます
拝読させて頂きました。
お母様が突然お亡くなりになりあなたは大変なショックを受け悲しい思いをなさっておられるでしょう。そしてあなたはお母様に親孝行もできずに悔いておられ、自分は地獄に行くのではないかと思い、自分が亡くなってもお母様に見せる顔がないと思い悩んでいるのですね。詳細なあなたやお母様のことはわからないですけれども、あなたのその辛いお気持ちを心よりお察しします。
お母様が心から安らかになりますように心を込めてお祈りさせて頂きます。至心合掌 南無阿弥陀仏なむあみだぶつ
あなたもどうかお母様が心から安らかになります様に心を込めてお祈りなさって下さい。至心合掌
お母様は仏様や神様がお導き下さり、先に往かれた親しい方やご先祖様がお母様をあたたくお迎えなさって下さいます。
お母様は仏様や神様のもとで一切の痛みも苦しみも迷いからも救われて心から安心し、ご先祖様と一緒に清らかにご成仏なさっていきます。
これからもあなたやご縁ある方々を穏やかにお見守りなさって下さいます。
お母様はあなたとこの世でめぐり会いあなたのことを心から愛し慈しみ、あなたと一緒に様々なことを乗り越えて幸せに生き抜いてきたのです、そして与えられた天寿を全うなさって往かれたのです。あなたと出会い一緒に生きたことをお母様は心から喜び感謝なさっているでしょう、お母様はこれからもあなたのことをいつも優しくお見守りなさっていて下さいます。
どうか安心なさって下さい。これからもお母様のことを大切になさって心を込めてご供養なさって下さい。いつもお母様はあなたの心に寄り添い支えていて下さいます。
いつの日かあなたが与えられた天寿を全うなさる時に仏様や神様があなたをお導きなさって下さいます、お母様がご先祖様を連れて優しくお迎えなさって下さいます。そして再会を喜び合うでしょう。共に安心して安らかに過ごすことができるでしょう。
あなたがこれからもお母様や皆様とのご縁を大切になさり、健やかに毎日を生きることできます様に、お互いを思いやり幸せに生き抜いていかれます様に切に祈ります。
与えられた天寿全うなさる時必ず仏様や神様がお導き下さり、お母様やご先祖様があなたを優しくお迎えなさって下さいます様に切に仏様や神様やご先祖様そしてお母様にお祈りさせて頂きます。至心合掌 南無阿弥陀仏なむあみだぶつ
大丈夫、お母様はいつもあなたのそばに ~悲しみを力に変えて~
まささん、この度はハスノハにご相談いただき、有り難うございます。
働き盛りであった大切なお母様との突然のお別れ、心よりお悔やみ申し上げます。心の整理もつかない中で、今後のご自身のあり方について真摯に悩んでおられるお気持ちが、痛いほど伝わってきました。
「親不孝な私は地獄に行くのではないか」「亡くなっても母に合わせる顔がない」そのようにご自身を責めてしまうのは、まささんのお母様に対する、言葉にならないほど深く、そして溢れ出るような愛情の表れなのだと、私は感じておりました。
お母様にとって、まささんの看病や治療に寄り添うことは、大きな生きがいであり、支えでもあったのではないでしょうか。そして、まささんが辛い治療を乗り越え、人並みに働けるまでに回復されたことは、お母様にとって何よりの喜びであり、誇りであったはずです。
私自身も生まれつきの障害を抱えており、若い頃は「なぜ自分だけが」と反抗し、母から「こんな体に産んでしまってすまなかった」と言葉をかけられたこともあります。しかし、障害と共に歩んだ経験があったからこそ、人生やいのちの深さを味わい、人の痛みに寄り添う気持ちを養ってもらえたのだと、今は感謝の気持ちで振り返っています。
お別れの直後にご自身を責めてしまうのは、ごく自然な感情です。でも、「地獄に行く」「合わせる顔がない」などと、結論を急ぐ必要はありません。むしろ、お母様と共に辛い治療を乗り越え、ここまで歩んでこられたご自身の力を信じてください。そして、これまでお母様が注いでくださった深い愛情とサポートに心から感謝し、これからは、お母様からいただいたこの尊いいのちを精一杯活かして、まささんご自身の人生をしっかりと歩んでいく番なのだと思うのです。
深い悲しみは、すぐには消えないでしょう。しかし、今日こうして、そのお辛い気持ちを言葉にしてくださったということ自体が、まささんがその悲しみを糧にして、再び力強く歩み出そうとされている証だと私は強く感じています。
お母様は、目に見える姿としてはお別れされましたが、これからは、まささんの心の中で、そしてまささんの日々の営みの中で、常にあなたを見守り支え続けてくださる、かけがえのない存在として、いつもそばにいてくださいますよ。またいつでも、このハスノハにあなたの声をお寄せください。お待ちしています。