両親への気持ち
実の両親との付き合い方で悩んでおり、
ご相談させてください。
幼少期~思春期は反抗期(20代もギスギスしていた)が激しく親には随分大変な思いをさせたと思っておりますが、30才くらいから穏やかな関係性になれたかな?と感じていたのですが、やはり帰省したり
長時間一緒にいると大変疲れてしまい、夫に両親の悪口不満等々をつい言ってしまいます。
終いには、疎遠にしたい、、とまで思ってしまい
数日引きずる始末です。
両親は自営で、比較的余裕のある生活をさせてくれました。そこは大変感謝しております。
世間で言われている毒親といった感じでもありません。
ただ、両親は喧嘩が多く幼少期はお互いの悪口を聞かされてきました。
それがトラウマなのかわかりませんが、今も罵り合い(本人たちはただの口喧嘩程度)になると、ネガティブな気持ちになり不安になり、イライラします。
私は結婚し籍も抜け、私の家族は夫で
両親たちは親族だと割りきれば良いのでしょうが、なかなか上手く行きません。
この気持ち、感情は何なのかわからず悩んでおります。
ちなみに妹が二人おり、次女は父と折り合いが悪く関係破綻しております。
三女は両親に10代の頃、精神的に虐待に近いことをされて、摂食障害になってしまいましたが今は関係性を良くしようと努力しています。
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相談ありがとうございます。両親との関係で悩んでいるのですね。毒親というほどではないけれども、一緒にいると不安になったりイライラしてしまう。感謝もあるけれども、疎遠にしたいというアンビバレントな気持ちにモヤモヤされているということなのですね。
家族の関係って難しいですよね。近すぎて、しかも、そこには感謝しなければならないとか義務感も入ってくるので非常に難しい問題です。
「よくしてもらったから感謝しなきゃ」っていう気持ちを持ちすぎる必要はないと思うんです。ある人からこう教えてもらいました。「親は子供を育てるという経験を、子供からもらっている。その時点ですでに、親は子供から全て贈与されている。」子は本来親にありがとうと各別に思う必要はないのです。世間の常識や規範はそう私たちに呼びかけてきますが、それに振り回される必要はないです。親から与えてもらったと思った事をこれからの子どもや、他者に与えればいいのです。
あなたは与えてもらった感謝があると同時に、怒りややるせなさも抱えているのではないかと個人的に思うのです。複雑な思いです。
気になったのは子供の頃に両親の悪口を聞かされたということです。これは、小さなことではないと思うのです。子供は「本来」大人から一方的に保護され、無条件に認められるべき存在です。しかし、あなたの家では、あなたが大人に「カウンセラー」の役をさせられていた。あなたが大人の役を引き受けていたということがあると思います。これだけでも、小さな子供からしたら非常に苦しく・辛いことです。(私の家庭もまたそうでした)そういう経験は知らず知らずのうちに、親への怒りとして蓄積すると思います。親は他人であり、尊敬しなくてはならないとか、愛さなくてはならないということは全くないです。親と距離をとりたいというのは、すごく自然な感情です。一切親の価値観を受け継ぎたくないというのも、またあなたの選びとして許されています。ただ、嫌うからと言って、関係を切るということはしなくていいのかもしれない。嫌いながらも必要なときは共にいる。それくらいの関係でもいいのではないでしょうか?自分の場合は、この本を読んで色々な家庭があるのだなと思ってすごく心が楽になったのでおすすめしたいです。
『おやときどきこども』(鳥羽和久)『毒親サバイバル』菊池真理子、『家族卒業』(速水 由紀子)
質問者からのお礼
御礼が大変遅くなり申し訳ございません。
大変ご丁寧なお返事ありがとうございました。
読んでいて少し気持ちが軽くなった様な感じがしました。
私はまだ両親に母親父親でいてもらいたいから、過剰に期待してしまうのか?と思っています。
両親も違う人間ですし、これからの人生もありますし、ほどよい距離で付き合えたらいいなと思っています。ありがとうございました。