輪廻転生
主人と死別して5年経ちました。
先日、ある占いで主人はもうこの世に未練はなく、輪廻転生する準備に入り、この現世の別の人物に生まれ変わろうとしているそうです。
生まれ変わるという事はもう私たちのことを忘れてしまい、あの世から私たちを見守る存在ではなくなってしまうという事なのでしょうか?
また、後に私があの世に行っても、もうその時は別の人物に生まれ変わって、あの世には居なくてあちらの世界で会うことが出来ないという事なのでしょうか?
主人が守ってくれている、いつかはあちらで会える、と日々そう思ってやっと生きています。
どうか教えて下さい。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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「占い」なんかに、振り回されないことです
先日、ある占いで主人はもうこの世に未練はなく、輪廻転生する準備に入り、この現世の別の人物に生まれ変わろうとしているそうです。
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真面目な占い師さんはこんな嘘を言わないと思います。たちの悪い占い師の妄言だと思います。顧客を不安に陥れ、何度もリピートさせようとして、見えても居ない故人のことを語っているんでしょう。
本当に亡き人の霊が見えるのなら、こんな嘘はつかないでしょう。其の占い師は本当は霊が見えないと思います。見えないからこそ、さも見えているかのような嘘をつき、あなたを不安に陥れようとしたのだと思います。
人間は誰しも不安になったり、判断に迷ったりすることがあります。そういう時に占いに頼りたくなる気持ちは理解できます。但し、占い師さんもいろいろです。霊感商法まがいののことをやっている占い師さんも居るようです。ナミエさんが相談した占い師はその種の人のようですね。真面目な占い師さんは、占いというツールを活用したカウンセラーです。
仏道に帰依していない人は、輪廻転生を繰り返します。受戒して戒名をいただき仏道に帰依した人は仏様の世界に参ります。極楽とか浄土とか仏国土と呼ばれる世界です。仏国土に行く者は輪廻転生を繰り返すことはありません。亡きご主人が仏道に帰依していれば、仏様の世界に居られるはずです。
ナミエさんも仏道に帰依されれば、来世できっと再会できると思います。私はそう信じて、微力ながら仏道に努めております。
『死後はどうなるの?』
というタイトルの本が角川文庫から出ています。在東京40年のスリランカの上座部(宗派に分かれる前の釈尊の教え)のスマナサーラ長老が、日本語で平易に書いておられます。これをお読みになると、六道の輪廻転生とそれからの解脱に至るチャートが良くわかると思います。
質問者からのお礼
お返事ありがとうございます。
占いと仏教は違うのですね。
輪廻転生とは成仏出来ずに何度も煩悩を繰り返す苦しみなのですね。
私も夫が成仏出来るよう、心から供養にしたいと思います。
それと同時に自分自身もこの世にいるかぎりはあの世で夫の元に行けるよう、できる限りの徳を積むよう精進したいと思います。
ご助言ありがとうございました。
藤本様
興味深い本の紹介、ありがとうございます。ぜひとも拝読させて頂きます。