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甥っ子の死を乗り越えるには?

回答数回答 2
有り難し有り難し 29

先日、妹家族が交通事故に合いました。
相手は重傷、義弟と妹は重体、長男11才死亡、次男5才軽傷。

両親不在のまま、長男の葬儀を終え、次男は退院し元気に見えます。
両親も回復に向かってますが、まだ人工呼吸で話せず。
しかし妹の方は筆談で会話可能に。
まだ長男の死を知りません。高齢の両親もつかれはててますが、近々告知するようです。
私たちは、妹にどうやって支えになれるでしょうか。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

今は一緒に泣いてあげてください

今は一緒に泣いてあげる事しかできないです。
もう少し妹さんが体力を回復してから事実を伝えた方がいいでしょうが、嘘をついても妹さんは分かります。
一緒に泣いてあげてください。
手を取って泣いてあげてください。
次男の元気な姿を見せてあげてください。

宗教、宗派、お坊さんによって励まし方は違いますが、私としてはこの様にお伝えしたいです。

長男さんは極楽浄土に行ったの。
安心して。
極楽浄土には一切の苦しみがないの。
それに、極楽浄土にはたくさんのご先祖様が居るから、長男さんは寂しくないのよ。
極楽浄土からあなた達を見守ってくれているのよ。
それにね、いつかは極楽浄土で会えるのよ。
だから安心して。
元気になって、極楽浄土から見守っている長男さんを安心させてあげようね。

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有り難し
おきもち

私は浄土宗の坊さんです。 少しでも何か参考になればと思って回答していますが、無知未熟ゆえに質問を読ませていただくことしかできないことも多々ありますがお許しください。 回答は私個人の意見や解釈もあり、場合によっては浄土宗の教義とは少し異なることもあるということをご了承ください。 また、寺の紹介ページに電話相談についても紹介していますのでどなたでも気兼ねなくご利用ください。 ハスノハのお坊さんがもっと増えますように。 合掌 南無阿弥陀仏

死を知らせない

母として我が子の安否が一番の気がかり。
一般論で言えば子の死を知らせ、一日も早く悲しみを克服すべきです。
しかし。
ご本人も重症を負う中、子の死を知らせるのはあまりにも酷です。
傷口に塩をぬるようなもの、やめましょう。
まずは妹さんのご回復が優先。体力が戻ってからお伝えしましょう。
妹さんに我が子の死を受け止めさせるために、あなたは憎まれ役になってください。黙っていたことを一生恨まれるかも知れません。
それでも厳しいようだけれども妹さんには生きる力を取り戻させたいのです。

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有り難し
おきもち

「平等」という嘘を信じるな。 仏はこの世が不平等であり辛苦から絶対に逃れることの出来ない世界であるという。絶対に逃れることが出来ないにも関わらず、「平等」によって或いは「楽」によって人間が救われるというのは矛盾である。 不平等で辛苦極まりないこの世をあきらめ死後に救いを求めるのも人間否定そのものでお話にならない。 平等というのは自分が助かりたいという思いから生まれた自己優先の魔界の教えである。仏教はそうではない。 人を助けることを優先にすれば自分も救われるという考えだ。 人のために活きることで不平等が不平等でなくなり、辛苦が辛苦とも感じなくなるのである。 世のため人のために働いてみる。 「有り難う」 その言葉で、人はそれまでの苦労が苦でなくなるのである。 これが仏教の真の教えである。 生温い癒やしなどまったく意味がない。 積極的に人生を切り開くための教えに耳を傾けるべきである。 お寺やこのようなサイトの利用は一回にとどめなければならない。何度も相談するということは、まったく良くない傾向である。 お坊さんから聴く「仏の教え」によって生きる力を得て、二度とお寺に相談する必要がない幸せな人生を手に入れて欲しい。 本来ならば実際にお寺に足を運び相談すべきである。ここでご縁のあったお寺さんに必ず足を運ぶべき。それが億劫ならばその程度の悩みだということ。本当に切羽詰まっている人は必ずお寺に足を運ぶ。 その観点からご自身の悩みがどの程度のものなのかを推し量ってみることも有効であろう。 それと仏の教えが必要のない質問は無視する。なんでも応えてくれると思ったら大間違いだ。

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