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母親から離れて一人暮らししたい

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私は30歳、母54歳です。
いい加減母から離れて自立したいと思っています。

10年前に両親の離婚後、家は賃貸、母は手取り15万程度の収入で生活を回してくれていました。私は大卒後就職できずアルバイトを一年ほど続けその後就職し、やっと一人暮らしできるな、と思う収入に持ってくることができました。この間もお金は入れ続け、その額も少しずつ上げてきました。今は家賃+2です。

私が母から離れることで母の収入で生活していけるのか。ただ私は母親と一緒に生活することが苦痛です。自分の生活は自分でコントロールしたいと今の状況でやっていましたが限界がきました。母親の行動の何をとってもイライラするようになりました。

イライラするようになった頃、コミュニケーションを取るからこうなるのだと思い母と話す頻度を減らし、今では一日一度くらいです。変わらずイライラします。

昔はよく話してくれたのに何で話してくれないのと喧嘩になったことがありますが、母のネガティブ思考(私はこういう運の人だからと悲劇のヒロインのようなことを言う)、自分が今まで気を付けてこなかった結果の体の不調、肥満、生活態度(物の扱いが荒く物音が大きすぎる)など問題の原因を考えず放置するところなど、本当に1から100までだめになり、彼女のいる空間で笑うことがなくなりました。
これ以上体の不調に向き合わず肥え続けて動けなくなりボケるぞと忠告したことがありましたが、さすがに危機感を覚えたのか運動を始め継続しているようですが。

また、母は離婚後に家を出ることは考えてないの?いつでも出ていいよと言っていたのに、一年前家を出たいと話したところ何で?と言ってきました。結局、これが引っ掛かり家を出ることは延期になり…ここでもこの反応にイライラ。

現在在宅になりましたが本来の通勤時間が往復4時間。今もたまに行くことがあり負担です。今の家は母の通勤距離を優先した結果ですが、私が独断で選んだと言われます。母がラインナップにあげた中のものなのに。

挙句、恋人からもお母さんが寂しがるんじゃないかといらぬ心配をされ会う頻度が制限されたり。

何かを得るには何かを失うという説がありますが、私はそれを覚悟しきれないのでしょうか。
解決策をいただけないでしょうか。今まで生活を支えてくれていた事に感謝はしていますが心理的にもう限界で、母から離れたいです。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

出てもいいのではないですか

お母様にはお母様の人生がある。離れても良いのではないですか。
お母様もまだまだお若いですし、ご自分のやりたいことをやったら良いです。趣味など見つけて、新しい人と出会い、人生楽しんだら良いと思います。

そういう手助けをしてあげたら良いのではないでしょうか。
貴女にも貴女の人生がある。いつか出て行くだろうときっとわかっていられると思いますよ。

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おきもち

禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺住職。小学校教師。 悩みを吐き出す...
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自分の人生を生きることで、親も大切にできるのですよ

質問読ませていただきました。

お母様との生活で、心身共に疲れておられるのですね。親には大きな恩がありますが、一番近くで生活している人でもありますので、悪いところもよく見えてイライラすることもありますよね・・心中お察しいたします。

さて、人には適切な距離感というものがあります。それは親、兄弟といえど、人それぞれ適切な距離があるのです。
また、一定の年齢になれば、親離れ・子離れをしていかなければなりません。上手に親離れ・子離れが出来ないが故に、親子の関係が最悪になって取り返しが付かなくなることは少なくないのです。

このようなことを考えてみれば、今の状況や距離感でお母様とうまくいかないのであれば、少し距離を空けた方がいいでしょう。一人暮らしも考えた方がいいのではないでしょうか。
一人暮らしに関しては、お母様は寂しいんです。離婚されたときと一年前ではお母様の年齢が異なるでしょう。年をとってくれば、一人になるのが寂しくなってきます。若いときは「一人で全然大丈夫」と言ってた人が、年をとると「一人になると心に穴が開いたようになる」と弱音を吐いておられたことがあります。ですから、離婚後と一年前でお母様の意見が異なっていることは、無理からぬことです。

しかしそうは言っても、あいさんにはあいさんの人生があります。まずは自分の足下をしっかりと固めることで、親のことも大切にしようと思える心の余裕が出来るのです。または、自分が幸せになれたのは育ててくれた親のおかげだ、と感謝できるようになるのです。
親の言うことを聞き、親の側にいるだけが親孝行ではありません。逆に、そうすることによって、「自分の人生は親につぶされた・・」と親を恨む人だっているのです。

ですから、将来の親孝行のために、今はしっかりと自分の幸せな人生を生きるための準備をして歩み出して下さい。
そして、寂しがっているお母様に「お母さんのことは大切に思ってる」「決してお母さんを捨てるわけではない」「できるだけ頻繁に連絡とるようにするから」というように、二人の妥協点を見いだしてみてください。

何か少しでも参考にしていただき、あいさんが幸せな人生のために歩み出せるように心からお祈り申し上げております。

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おきもち

京都府・大阪府・奈良県の県境に当たる、京都府京田辺市の天王院というお寺でお...
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質問者からのお礼

ありがとうございました。
自分の人生なのにどうして管理されているんだろうと感じることもあり、距離を取っていこうと思っています。

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