許す心、許される事
二度めの相談になります。
前回、五戒の教えに背いた私に、仏教で懺悔して救って貰う有り難い回答をいただきました。
私の罪は、不道徳な関係を持ってしまった事でした。私は既婚者、相手は独身。気がつけば年月が経ち、私が知らない間に相手の人が若い女性と付き合い始めている事を知り、終わりました。付き合い始めた女性は、私のよく知っている子だったので、見るだけで辛い気持ちが続きました。
私にできる事は、ずっと離れて暮らしている主人に対しての懺悔の気持ちを持って生きて行く事。
相手への執着は、慈悲の思いに気持ちを切り替える事。
と思うのですが中々、気持ちの整理が上手くいきません。
顔も見えない遠くに離れる事ができない環境で気持ちを切り替えて行く事が中々出きず、自分自身が情けないです。
自覚しているのに、何故切り替える事ができないのでしょうか…。
自分自身の事も相手の事も許せないでいる私が潜んでいます。自分勝手な姿に嫌悪感でいっぱいです…。
仏様にすがる信心が足りないのでしょうか…。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
仏に帰依するには真実の行いをする事なのです。
過去の過ちは決して消す事は出来ません!しかし軽くする事は出来ます。
自分の犯した罪を心より反省し悔い改める事が出来てそれから二度と同じ過ちは繰り返さないもう後には戻らないと決めこれからは良い行いを心掛けて進んで実行する事を善行と言いますがこれにより過去の罪を少しづつ軽くできるのです。決して消えて無くなるのではありません!
懺悔文を何千何百回唱えてみたところで以上の事を実践しなければ何の意味もなさないのです。
今、貴方は長く付き合ってしまった彼との思い出が忘れられなくまだ気持ちの整理が出来ていません。これは仕方ない事で付き合った思い出を消し去る事は出来ないでしょう。貴方には罪を犯した者への苦しみが今まさに襲って来ています。
時間はかかるでしょう。しかし心より断ち切る事です。そうしなければ懺悔は出来ませんし先には進む事など出来ないのです。
今はまだ中途半端になっています。ご主人の事、今後の彼の幸せの事、を真から思う事が善行に繋がりまた真実の事が新たに見えてきます。
仏に帰依するには真実の行いをする事なのです。
あなたが救われる道
青い鳥さん
あなたは既婚者です。旦那様に申し訳ないという気持ちはありますか。
本来なら離婚を言われても仕方のない立場です。
それでいて、彼に未練があるというのは、救われるはずがありません。
彼が他の女性の所へ行くのは当然でしょう。あなたに本気になるはずがないです。先がないわけですから。あなたは自分を守りすぎていたので、旦那様と両方を失ってしまう可能性もあるのです。つまりは我儘。
そこに気がつき今すぐにでも気持ちを切り替え、旦那様の方に気持ちを向けることができれば救われるでしょう。それができなければ、旦那さまとも別れ、新しい出会いを探すしかないと思います。
あなたが救われる道はそういうことでしょう。
質問者からのお礼
山口秀徹様
回答を頂き有難うございました。
おっしゃる通り、中途半端な私でした。
自分の反省より、いつの間にか知り合いの女性と付き合い始め、二人で私の目の前に現れては楽しそうにしている姿を見るたびに苦しみ続け1年以上が経ちました。
今こそ、心から断ちきるべき時が来たのだと教えて頂きました。相手を責める気持ちより、己の過ちを心から反省
し、真実の行いをできる人間になりたいと思います。二度と過ちは繰り返さない事を強く思っています。有難うございました。
邦元様
回答、有難うございました。
自分を守りすぎていた…。
私は、自分を見失っていました。辛さのあまり自分以外は見えなくなっていたように思います。主人への思いを大切に大事にしたいと思います。
心から…。二度と過ちは繰り返したくありません。
有難うございました。
今の自分に、30年も前に亡くなった祖母のノートに記された五戒の教え。ノートを父親が見つけて私に見せてくれた事。
今、私に伝えなければならぬ時だったのだと思います。仏様の教えに触れさせてくれてありがとう。
ハスノハで、お坊様に出会えた事に感謝します。