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過去の過ちについて思い出し苦しみます

回答数回答 1
有り難し有り難し 21

つたない文章で、まとまりもないですが聞いてください。

私の後悔は、過去に既婚者の方と不倫をしていたことです。11年前のこととなります。詳しい内容はうろ覚えな部分があります。

仕事の悩みなどを話すうち年上の方と1ヶ月ほど不倫をしてしまいました。
ある日、妊娠中の奥様が携帯メールを見て私に直接メールをしてきました。
そこからは奥様とメールや電話をして、(お相手の方は私の事は遊びだったと言ったそうです)謝罪をし、慰謝料などはお支払しておりません。
そして、お相手の方にも奥様から連絡が来たこと、奥様を大切にしてください。とお別れをしました。

その後、そのご夫婦は2人目、3人目とお子様が産まれたのを噂で聞きました。再構築されたんだと思いました。

私自身も、お相手の方と別れてから、今の夫と知り合いました。不倫をしてしまっていたのは夫は付き合ってる時に知り、軽蔑されましたが、これからしないようにとそのまま交際し、結婚しました。そして子供を授かりました。しかし、上の子を産んだ年にお相手だった方が自殺したと知りました。どうして自殺してしまったのかは分かりません。

私は、私と不倫した過去などで自殺してしまったのではないか、奥様やお子様達を不幸にしてしまった。
そして、不倫をし、他の方を不幸にしてしまった自分は幸せになって良いのかと悩みます。死にたいと思うこともあります。
他の人の不倫の話を聞いて、周りのお母さん方が、最低!などと言っているのを聞くと私自身を責められているように感じ、また後悔を繰り返しています。

当時は奥様のお気持ちを考えることもなく、あのような事をしてしまったこと深く後悔しています。あの時車に乗らなければ、あれをしてたらと。
たらればばかり繰り返し、自分が嫌になります。
過去を振り返っても取り返せないと分かっていても振り返ってしまいます。

私は幸せになって良い身分なのでしょうか。
また、子供が産まれた年にお相手の方が亡くなったため、毎年亡くなって○年か、などとふと思ってしまう時があります。
好きだとかそういう気持ちはないのですが、やはり後悔しているためかふと思い出します。

誰にも相談できないためこちらで質問いたしました。よろしくお願いいたします。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

周りを幸せにするために、自分が幸せになりましょう

質問読ませていただきました。

過去の不倫を悩み、今でもその苦しみから逃れられないのですね。
心中お察しいたします。

さて、不倫というのはそのときは燃え上がって楽しく満たされるのかもしれませんが、結局のところ誰も幸せになりません。その燃え上がった火によって、色んなものを焼き尽くしてしまうのです。
それはカスミソウさんも、ご自身の体験から理解されたでしょう。
その不倫をしたこと、周りの人を不幸にしてしまった事実というのは、残念ながら抱えていくしかないのです。過去を消すことなどできませんから。

しかし、今回相手の方がお亡くなりになられたのは、また別の問題が要因だったとうに思われます。不倫をしてしまったのが11年前とのことですから、その間にそのご夫婦間で何かがあったのかもしれません。もしくは仕事や個人的問題によって死を選んでしまったのかもしれません。
そこはあれこれ考えても、仕方のない部分なのです。

ではカスミソウさんは何をすべきか?
それは、過去に縛られて抜け出せなくなることではなく、今守るべきものを全力で守ることでしょう。それが今のあなたに出来ることです。守るべきものとは、不倫をした事実を知りながらもあなたを信じてくれたご主人であり、生まれてきてくれたお子様です。
お母さんが不幸そうにしていたら、家庭が暗くなりますし、子供の精神衛生上もよくありません。つまり、あなたの不幸せはあなただけに留まらず、周りも不幸せにしてしまうんです。
逆に考えれば、カスミソウさんが幸せになることで、ご主人もお子様も幸せになれるんですよ。明るい家庭を作り、ご主人とお子様の笑顔を大切にしてください。

つまり、自分の幸せというよりは、周りの大切な人を幸せにするために自分も幸せになれば良い!ということです。

何か少しでも参考にしてみて下さい。
必要ならばプロフィールを参照いただき、メールにてご連絡くださいね。

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質問者からのお礼

藤川様
このような内容にご回答ありがとうございます。
読んでいて涙が止まりませんでした。
今まで誰にも話せず、誰かにお相手の方の死は私のせいではない。と言って欲しかった。
過去の過ちは決して消せませんが、過去に縛られず、今ある家族を全力で守りたいと思います。貴重なお時間ありがとうございました。

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